この年度の出題傾向
2006年度の掲載解説は75問で、このうち画像診断分野の55問を臓器・主題別に集計しました。内訳では胸部・心血管16問、脳・脊髄・頭頸部9問、肝胆膵・脾7問が多く、消化管・腹膜の構成比は全年度の年別平均より3.2ポイント高い値です。IVRや撮像技術は対象臓器と重複計上せず別群とし、複合題は主題に基づく便宜分類を含みます。
臓器別の比較は画像診断分野内の割合で行い、21年度の年別構成比の平均と比較しています。複合題は主題一つに分類した当サイトの集計で、公式配点ではありません。境界が曖昧な問題は便宜的な分類を含みます。
画像診断以外の内訳:核医学15問、共通5問。
画像診断の臓器・主題別内訳を見る
| 臓器・主題 | 問題数 | 診断分野内の割合 | 年平均との差 |
|---|---|---|---|
| 脳・脊髄・頭頸部 | 9問 | 16.4% | -1.9ポイント |
| 胸部・心血管 | 16問 | 29.1% | -0.4ポイント |
| 肝胆膵・脾 | 7問 | 12.7% | +0.3ポイント |
| 消化管・腹膜 | 6問 | 10.9% | +3.2ポイント |
| 泌尿生殖・骨盤・副腎後腹膜 | 6問 | 10.9% | -2.1ポイント |
| 骨・関節・軟部 | 6問 | 10.9% | +0.9ポイント |
| 乳腺 | 2問 | 3.6% | -1.0ポイント |
| IVR・手技・画像技術・多臓器その他 | 3問 | 5.5% | +0.9ポイント |
放射線科診断専門医・2006年
分野を選び、問題番号を押すと解答・解説が表示されます。各問に分野と出題テーマ、判断のポイント、注意点、参考文献を付けています。
問題文・選択肢・図・画像・問題PDFは掲載していません。
2026年10月19日:全75問を改訂しました。解答例は非公式です。原本画像と既存解説を照合し、各問に参考文献を追記しました。問4・40・43・50・67・68・73には正答・制度の時点・画像条件の確認事項があります。
解答作成にご協力いただいたぽこん先生をはじめとする皆さまに感謝申し上げます。ご意見はページ下部のコメント欄へお寄せください。
問題番号から選ぶ
診断専門医 2006年度 問1
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問1
解答例:a(2006年の想定)
選択肢別の解説
a|適切
年の上限と5年間の総量制限の双方を満たす職業被ばく管理で、出題時の正答です。
b|適合しない
妊娠申告後の腹部表面の限度は2mSvで、提示値ではありません。実効線量と部位別等価線量を区別します。
c|適合しない
通常の職業限度だけを当てはめず、対象女性では3か月5mSvという条件を確認します。
d|当時は誤り・現行は条件付き
出題当時の水晶体年限度は150mSvです。現行は年50mSvと5年100mSvの双方で、年限度だけなら現在は整合します。
e|適合しない
一般の緊急作業限度を1Svとする記載ではありません。通常・緊急・特例の対象と時期を区別します。
判断のポイント
職業被ばくの実効線量限度は年50 mSvかつ5年100 mSvであり、両方の条件を満たす必要がある。
鑑別・注意点
現行の水晶体限度は5年100 mSvかつ年50 mSvで、dの年限度もその一部として正しい。2006年当時の年150 mSvと区別する。妊娠申告後の腹部表面限度は2 mSvで、実効線量・等価線量の対象部位と適用条件を混同しない。
参考文献
選択肢の確認に用いた追加資料
診断専門医 2006年度 問2
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問2
解答例:d
選択肢別の解説
a|適切
p53は損傷後の細胞周期停止と細胞死応答を制御し、修復の時間確保や損傷細胞排除に関わります。
b|概ね適切
リンパ系等の感受性正常細胞ではp53依存性細胞死が重要です。全ての細胞・条件で必須という意味ではありません。
c|適切
p53を介さない細胞死経路もあり、p53欠損を放射線誘発細胞死の完全欠如とはしません。
d|誤り
二本鎖切断にも非相同末端結合・相同組換え等の修復経路があります。誤修復や修復困難と修復不能を区別します。
e|概ね適切
高LET線は密な複雑損傷を生じやすく修復困難性が高まります。単純な総切断数だけで効果を説明しません。
判断のポイント
DNA二本鎖切断は修復不能ではなく、主に非相同末端結合と相同組換え等で修復される。
鑑別・注意点
修復され得ることと、常に正確に修復されることは異なる。高LET線の複雑な損傷は修復が困難になり得るが、全ての二本鎖切断が修復されないという一般化はしない。p53依存性・非依存性の応答も区別する。
診断専門医 2006年度 問3
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問3
解答例:c、d
選択肢別の解説
a|概ね適切
ヌクレオソーム単位のDNA断片化が梯子状パターンとして検出されます。陰性でも細胞死を一律除外しません。
b|概ね適切
多くの典型的経路で開始・実行カスパーゼが働きます。全ての細胞死に共通する定義ではありません。
c|誤り
p53非依存性経路もあるため、その発現上昇を全ての放射線誘発アポトーシスの必要条件にはできません。
d|誤り
ファミリーにはBCL2等の抑制側とBAX・BAK等の促進側が含まれ、全体を促進性としません。
e|適切
ATM異常によるDNA損傷応答の障害があり、高い放射線感受性に注意します。
判断のポイント
放射線誘発アポトーシスにはp53非依存性経路もある。またBCL2ファミリーには促進因子と抑制因子があり、全体を促進性とする記述は誤りである。
鑑別・注意点
BCL2自体は抗アポトーシス性で、BAX・BAK等は促進側に働く。「BCL2」と「BCL2ファミリー」を同一視しない。DNAラダーやカスパーゼ活性化も、全ての細胞死で一律に同じ所見を示すという意味ではない。
診断専門医 2006年度 問4
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問4
解答例:dを想定/旧ガイドライン原文の照合は未完了
選択肢別の解説
a|旧版原文の確認が必要
出題が参照する版での推奨として扱います。現在の全検査の診断モニタをこの画素数だけで保証しません。
b|適切
輝度・周囲照度・反射は低コントラスト検出に影響するため、読影環境を含む管理が必要です。
c|条件・追加確認が必要
表示特性と要求画質を満たす条件を要します。カラーなら無条件に代用できるという意味にはしません。
d|誤りを想定
CRT劣化では通常輝度低下が問題です。劣化で輝度が上昇するという方向が不適切です。
e|旧版原文の確認が必要
許容圧縮は画像・目的で異なります。特定の旧推奨を全検査で無害という一般論へ広げません。
判断のポイント
CRTの経年劣化では一般に輝度低下が問題となるため、輝度が高くなるという説明は適切でない。
鑑別・注意点
輝度・階調・周囲照度等を品質管理する。出題が参照するJRSガイドライン1.1版は原文を確認できておらず、後年版をその代用とはしない。JPEGの圧縮率1/10が全検査・全診断で許容されるという一般化も避ける。
診断専門医 2006年度 問5
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問5
解答例:a、d
選択肢別の解説
a|適切
両核とも非ゼロのスピンを持ち、共鳴信号を測定できます。
b|適合しない
重水素は活性ですが硫黄の提示同位体はスピン0で、両方という条件を満たしません。
c|適合しない
両核とも陽子・中性子が偶数のスピン0核で、通常のNMR対象になりません。
d|適切
炭素とフッ素の提示同位体はいずれもスピン1/2でNMR活性です。
e|適合しない
ナトリウムは活性でも酸素の提示同位体はスピン0で、組合せは成立しません。
判断のポイント
1H、31P、13C、19Fはいずれもゼロでない核スピンを持ち、NMRの対象となる。
鑑別・注意点
陽子数・中性子数がともに偶数の核種は通常スピン0で、提示された32S、12C、40Ca、16Oは対象とならない。2Hや23Na自体はNMR活性だが、組合せの両方が条件を満たす必要がある。
診断専門医 2006年度 問6
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問6
解答例:b、e
選択肢別の解説
a|適合しない
有頭骨の明瞭な骨折線より舟状骨骨折と配列異常が主です。必要ならCTで合併骨折を確認します。
b|適切
舟状骨を横切る透亮線を疑い、手根配列異常と合わせ骨折脱臼として評価します。
c|適合しない
月状骨自体の骨折を示す明瞭な所見に乏しく、周囲との位置関係を読みます。
d|条件・追加確認が必要
有頭骨の位置異常はありますが、単独脱臼名より月状骨周囲の脱臼パターンを選びます。
e|適切
月状骨と有頭骨を含む手根列の不整合が対応します。正中神経症状も確認し早急に整復評価します。
判断のポイント
舟状骨中部の骨折を疑う透亮像と手根骨の配列異常を認め、経舟状骨月状骨周囲脱臼を考える。
鑑別・注意点
側面像で橈骨・月状骨・有頭骨の配列を確認し、月状骨自体が脱臼する型と区別する。合併骨折と正中神経障害を評価し、整復・専門治療を要する損傷として扱う。
参考文献
診断専門医 2006年度 問7
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問7
解答例:d
選択肢別の解説
a|適合しない
靱帯骨化・仙腸関節炎より、多椎体の破壊性炎症と傍椎体液体病変を重視します。
b|条件・追加確認が必要
骨炎も生じますが、膿瘍様構築と進展を感染性疾患と比較します。
c|条件・追加確認が必要
透析等の背景と椎間板・終板破壊を評価しますが、今回の靱帯下・傍椎体進展では感染を優先します。
d|適切
多椎体進展と相対的椎間板温存、傍椎体膿瘍様所見が支持します。培養・病理で確定します。
e|条件・追加確認が必要
鑑別必須です。椎間板破壊の程度・膿瘍壁・分布を比較し、画像だけで病原体を決めません。
判断のポイント
連続する複数胸椎の異常信号と腹側の傍椎体膿瘍を疑う構造があり、椎間板・終板破壊が相対的に乏しいことから脊椎結核を優先する。
鑑別・注意点
椎間板が比較的保たれる所見や靱帯下進展は鑑別に役立つが特異的ではない。化膿性脊椎炎も含め培養・病理等で原因を確認し、脊柱管内進展と脊髄圧迫を評価する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問8
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問8
解答例:b
選択肢別の解説
a|適合しない
破壊性骨形成腫瘍より、小さな皮質内病変と強い反応性硬化が中心です。
b|適切
CTの小さなnidusと周囲硬化が支持します。薄切像と疼痛・NSAIDs反応を照合します。
c|適合しない
通常骨端の溶骨性病変で、この皮質骨幹部の小病変とは異なります。
d|条件・追加確認が必要
骨膿瘍も鑑別ですが、nidusの形態と臨床炎症所見を比較します。
e|適合しない
広い浸潤性骨破壊・軟部腫瘤より限局した皮質内nidusを重視します。
判断のポイント
脛骨骨幹部の限局性皮質肥厚・骨硬化とCT上の小さなnidusから、類骨骨腫を優先する。
鑑別・注意点
反応性浮腫や骨硬化の広さよりnidusの同定が重要で、薄切CTが有用である。骨膿瘍や疲労骨折等も鑑別となり、疼痛の時間帯・NSAIDsへの反応等と合わせる。
参考文献
診断専門医 2006年度 問9
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問9
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
液体性病変もT2高信号ですが、手指髄内の分葉状軟骨性構築が他候補を支持します。
b|適合しない
高齢指骨の髄内分葉性病変は皮質nidusを主体とする典型像ではありません。
c|適切
指骨髄内の分葉状高T2病変が合います。増大・破壊・痛みがあれば悪性も再評価します。
d|条件・追加確認が必要
高齢者で除外はできません。皮質破壊・軟部腫瘤と臨床経過を確認して良性候補と比較します。
e|条件・追加確認が必要
関節近傍の囊胞性病変ですが、今回の分葉状髄内腫瘍では軟骨性を優先します。
判断のポイント
小指基節骨の髄内に分葉状のT2高信号病変を認め、手指に好発する内軟骨腫を優先する。
鑑別・注意点
軟骨性腫瘍は画像と臨床経過を合わせて評価する。短管骨の軟骨肉腫は少ないが、部位だけで除外しない。皮質破壊、軟部腫瘤、増大や病変による持続痛があれば悪性も検討する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問10
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問10
解答例:c
選択肢別の解説
a|適合しない
骨系統異常ですが、びまん性硬化と頭蓋底肥厚を中心にする像とは異なります。
b|適合しない
通常は成人以降の局所性骨再構築異常で、小児期からの全身硬化・反復骨折には合いにくい病態です。
c|適切
高密度でも脆弱な骨となる吸収・再構築障害が合います。神経圧迫や造血障害も確認します。
d|適合しない
反復骨折は共通しても、一般に骨量低下側であり今回の著明な骨硬化とは異なります。
e|適合しない
短肢性体型と骨端・骨幹端の形態異常が中心で、びまん性硬化性骨脆弱性とは異なります。
判断のポイント
全身性の骨硬化、頭蓋底肥厚と大腿骨の形態異常に反復骨折を伴い、大理石骨病を考える。
鑑別・注意点
骨密度が高くても骨は脆弱で、骨折しにくいとはいえない。破骨細胞による骨吸収・リモデリング障害が背景となり、貧血や脳神経圧迫等も病型に応じ評価する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問11
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問11
解答例:b
選択肢別の解説
a|適合しない
痛風の代表指標ですが、両側仙腸関節癒合・脊椎変化との代表的関連ではありません。
b|適切
強直性脊椎炎と強い関連があります。集団差があり陰性でも除外せず、陽性だけで確定もしません。
c|適合しない
関節リウマチの指標で、今回の体軸性関節炎の代表的血清所見ではありません。
d|適合しない
今回の仙腸関節病変から高Caを直接予測しません。別の代謝評価が必要です。
e|適合しない
サルコイドーシス等で重要ですが、この癒合性仙腸関節・脊椎像の代表的関連ではありません。
判断のポイント
両側仙腸関節の関節裂隙不明瞭化と脊椎・股関節変化は強直性脊椎炎を示唆し、関連の強いHLA-B27陽性が対応する。
鑑別・注意点
HLA-B27は全例で陽性ではなく、陽性だけでも診断できない。頻度は集団によって異なるため、画像、炎症性腰痛の経過、他の関節外病変と合わせる。
選択肢の確認に用いた追加資料
診断専門医 2006年度 問12
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問12
解答例:a
選択肢別の解説
a|適切
副鼻腔から眼窩を圧排する膨張性囊胞構築が支持します。蛋白濃度で信号は変わります。
b|条件・追加確認が必要
背景に合併し得ますが、単なる粘膜炎症だけでなく閉塞性膨張病変を評価します。
c|条件・追加確認が必要
内容の濃厚化は重なります。CT高吸収・石灰化や侵襲性所見と比較します。
d|適合しない
破壊性充実浸潤腫瘤より平滑な膨張・圧排性病変を重視します。
e|適合しない
神経周囲進展等を評価する充実性悪性腫瘍より、今回の膨張性囊胞構築を優先します。
判断のポイント
左篩骨洞・前頭洞付近から眼窩へ広がる膨張性病変と骨の圧排変形を認め、粘液瘤を優先する。
鑑別・注意点
内容の蛋白濃度などによりT1・T2信号は変化する。T1高信号だけで出血とは判断せず、壁と充実部の増強、骨破壊の性状を評価する。眼窩・視神経への影響も確認する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問13
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問13
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
喉頭への進展は比較しますが、病変中心は梨状陥凹側と読みます。内視鏡で原発を確認します。
b|適合しない
扁桃・舌根側より低い部位が中心で、原発部位が異なります。
c|適切
梨状陥凹付近の増強性腫瘤が支持します。喉頭進展・節と生検を評価します。
d|適合しない
甲状腺内を中心とする腫瘤ではなく、咽頭粘膜側の病変を優先します。
e|条件・追加確認が必要
節転移の合併はあり得ますが、主病変は粘膜原発部位と連続する構築です。
判断のポイント
右梨状陥凹付近を中心とする増強性病変を認め、下咽頭癌を優先する。
鑑別・注意点
喉頭・甲状軟骨への進展を評価するが、MRIの軟骨信号変化には炎症等も重なる。病変中心を喉頭癌や中咽頭癌と区別し、内視鏡と生検で原発部位・組織型を確認する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問14
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問14
解答例:e
選択肢別の解説
a|適合しない
眼球壁の欠損・後方膨隆が代表で、水晶体後面へ続く索状構造とは異なります。
b|適合しない
この年齢と索状遺残血管の構築では代表的候補ではありません。
c|条件・追加確認が必要
白色瞳孔の重要鑑別です。腫瘤・石灰化を確認し、今回は索状構造を重視します。
d|適合しない
既知原発等の裏付けがなく、幼児の胎児性索状遺残が他候補を支持します。
e|適切
水晶体後面と視神経乳頭側を結ぶ胎児血管・線維組織の遺残が合います。黄斑に接続するという説明は避けます。
判断のポイント
水晶体後面から眼球後方へ伸びる索状構造を認め、一次硝子体過形成遺残として出題された胎児血管系遺残(PFV)を優先する。
鑑別・注意点
遺残血管・線維組織はCloquet管の走行に沿い、水晶体後面と視神経乳頭側を結ぶ。旧説明の黄斑部という解剖記載は修正する。硝子体のT1高信号は出血や蛋白性内容等を比較し、網膜芽細胞腫との鑑別も行う。
診断専門医 2006年度 問15
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問15
解答例:cを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
長管骨骨折があり重要な鑑別です。症状の遅れ、呼吸・皮膚所見とDWIの全分布を確認します。
b|条件・追加確認が必要
合併はあり得ますが、単一血腫でなく脳梁・皮髄境界の多発小病変が主です。
c|優先・確定でない
外傷機転と脳梁・皮髄境界病変が支持します。SWI等で出血を確認し脂肪塞栓と比較します。
d|条件・追加確認が必要
血管画像を要しますが、単一動脈領域に限定される梗塞より多発外傷性病変を考えます。
e|適合しない
非特異的炎症という説明より、外傷機転に対応する損傷分布を評価します。
判断のポイント
交通外傷後の意識障害に、脳梁と皮髄境界付近の多発異常信号を認め、びまん性軸索損傷を優先する。
鑑別・注意点
下肢骨折があり脂肪塞栓も重要な鑑別である。撮像名の誤記を未確認で断定せず、DWI・ADCとSWI等、発症時期・呼吸症状を合わせる。提示された二枚のみでは病変の全分布や微小出血を評価し切れない。
参考文献
選択肢の確認に用いた追加資料
診断専門医 2006年度 問16
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問16
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
脳梁を越える点は共通です。壊死・不整増強・灌流を比較し、比較的均一な増強を重視します。
b|適合しない
脳室壁由来と囊胞・石灰化を評価しますが、今回の脳梁横断性充実腫瘤では他候補を優先します。
c|適切
強く比較的均一に増強する脳梁横断性腫瘤が支持します。病理と全身検索で確認します。
d|条件・追加確認が必要
腫瘤形成性脱髄は鑑別ですが、年齢・充実増強・DWI等を比較して腫瘍を優先します。
e|適合しない
脳室内の境界明瞭な腫瘤より、実質内から脳梁へ広がる病変です。
判断のポイント
脳梁から両側へ広がる腫瘤が強く比較的均一に増強され、中枢神経系リンパ腫を優先する。
鑑別・注意点
脳梁を横断する形は膠芽腫でもみられ、形だけでは確定できない。DWI・ADC、灌流や全身検索を合わせ、病理で確認する。原発性か全身性リンパ腫の中枢浸潤かも画像単独では決めない。
診断専門医 2006年度 問17
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問17
解答例:e
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
基底核病変は重なりますが、進行性認知障害と皮質・線条体DWI分布では他候補を優先します。
b|適合しない
通常の内側側頭・島優位の炎症分布と異なり、皮質・線条体パターンを重視します。
c|適合しない
内側視床・乳頭体・中脳水道周囲が代表で、提示分布の第一候補ではありません。
d|適合しない
尾状核萎縮が代表で、今回の拡散異常を主体とする分布とは異なります。
e|適切
進行する認知障害と皮質・線条体DWI高信号が支持します。ADC・髄液検査と経過を統合します。
判断のポイント
尾状核・被殻の異常信号に大脳皮質のDWI高信号を伴い、Creutzfeldt–Jakob病を優先する。
鑑別・注意点
DWIはADC低下と対応させる。類似分布は発作、代謝異常、脳炎等でも生じるため、経過と髄液RT-QuIC等を合わせる。MRI所見だけで確定診断とはしない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問18
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問18
解答例:a
選択肢別の解説
a|適切
内頸動脈終末付近の正常描出減少と脳底部細血管網を疑います。MRA等と背景疾患を確認します。
b|条件・追加確認が必要
異常血管は共通しますが、限局nidus・流出静脈より閉塞性血管網を疑う分布です。
c|適合しない
海馬萎縮・信号異常より、今回の脳底部血管構築が主要所見です。
d|条件・追加確認が必要
症状として生じ得ますが、原因となる血管病変名を選ぶ設問です。短いめまいだけではTIA確定としません。
e|条件・追加確認が必要
もやもや症候群の背景として調べますが、全身・血清学的証拠なくSLEと確定しません。
判断のポイント
内頸動脈終末部から中大脳動脈近位部の正常な血管描出が乏しく、周囲に細い血管を認め、もやもや病を考える。
鑑別・注意点
提示されたT2強調像のflow voidだけで診断基準の全項目を満たすとはいえない。MRA・必要に応じ血管造影で狭窄と異常血管網を確認し、動脈硬化等やもやもや症候群の背景疾患を評価する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問19
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問19
解答例:a
選択肢別の解説
a|適切
中心性髄内腫瘤と極部囊胞・出血性低信号を疑う構築が支持します。病理で確認します。
b|条件・追加確認が必要
髄内腫瘍として重要ですが、偏心性・浸潤性と比較し中心性構築を重視します。
c|適合しない
通常急性発症で、長年進行する増強腫瘤・囊胞とは異なります。
d|適合しない
通常髄外神経根由来で、髄内中心性に広がる病変とは位置関係が異なります。
e|条件・追加確認が必要
出血とヘモジデリンは共通しますが、極部囊胞と充実増強腫瘤では上衣腫を優先します。
判断のポイント
上位頸髄の増強される髄内腫瘤と頭尾側の囊胞性変化から上衣腫を優先する。
鑑別・注意点
腫瘤端のT2低信号はヘモジデリンによるcap signを示唆するが、これだけで病理は確定できない。腫瘤の中心性・増強と出血所見を確認し、星細胞腫や血管芽腫等と比較する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問20
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問20
解答例:dを想定
選択肢別の解説
a|適切
腰仙部脂肪性形成異常では低位円錐と係留を伴い得るため、円錐・終糸を追います。
b|適切
係留等に関連して空洞を伴い得ます。全脊髄を評価し提示部だけで有無を決めません。
c|適切
閉鎖性形成異常の組合せを評価します。椎弓・皮膚所見も確認します。
d|関連が相対的に少ない
頭蓋頸椎部の小脳扁桃下垂が主で、提示された腰仙部脂肪性形成異常の代表的組合せとは異なります。
e|条件付き関連
開放性二分脊椎・髄膜瘤との関連が強く、全ての閉鎖性脂肪腫に随伴するわけではありません。
判断のポイント
腰仙部脊柱管内にT1高信号の脂肪性病変を認め、脊髄脂肪腫と関連する形成異常を考える。旧解答はChiari I型との関連が最も少ないとする。
鑑別・注意点
低位脊髄円錐・係留、潜在性二分脊椎や空洞症を確認する。Chiari II型は典型的には開放性二分脊椎・脊髄髄膜瘤と強く関連し、全ての閉鎖性脂肪腫に伴うわけではない。脂肪抑制像と頭蓋頸椎部の評価も合わせる。
参考文献
診断専門医 2006年度 問21
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問21
解答例:bを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
閉塞性陰影は鑑別ですが、喘息と反復性陰影・粘液栓候補からアレルギー性を優先します。
b|適切
喘息と反復性陰影が合います。CTの粘液栓・中心性拡張と真菌特異的IgE等を確認します。
c|条件・追加確認が必要
合併・画像所見としてあり得ますが、喘息背景を含む原因病態を説明する候補を優先します。
d|条件・追加確認が必要
反復する陰影だけで否定はできません。分布・感染検査と免疫学的所見を比較します。
e|条件・追加確認が必要
発熱・喀痰の原因になり得ますが、長年の喘息と反復性粘液栓候補を一回の肺炎のみで説明しません。
判断のポイント
喘息の背景と反復する肺炎様エピソードに肺門近傍の濃厚影を伴い、粘液栓を来すアレルギー性気管支肺真菌症を優先する。
鑑別・注意点
単純写真だけでは粘液栓や原因真菌は確定できない。CTで気管支拡張・粘液栓を評価し、真菌特異的IgE、総IgE、好酸球等と合わせる。喘息があればすべてABPAという判断はしない。
診断専門医 2006年度 問22
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問22
解答例:c、e(cを優先、eは鑑別)
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
局所低灌流は来しますが、気管支内粘液構造との組合せでは閉塞性気道疾患を優先します。
b|適合しない
異常体動脈流入を示す所見が必要で、限局低吸収域だけでは選びません。
c|適切
bronchoceleと末梢過膨張を疑う組合せが支持します。気管支連続性を確認します。
d|適合しない
流入動脈・流出静脈を伴う血管結節と異なり、気道と透過性変化が主です。
e|鑑別として適切
粘液栓によるair trappingを来し得ます。二つの疾患の同時合併を画像で証明した意味ではありません。
判断のポイント
左下葉に限局する透過性亢進と気管支内粘液貯留を疑う構造があり、気管支閉鎖症を優先する。喘息も粘液栓とair trappingを来し得る。
鑑別・注意点
気管支閉鎖症はbronchoceleと末梢過膨張の組合せが重要である。呼気像と気管支の連続性を確認する。二つ選ぶ設問の鑑別として喘息を挙げるのであり、画像だけで両疾患の合併を証明したものではない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問23
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問23
解答例:c
選択肢別の解説
a|適合しない
副腎由来の多血腫瘤ではなく、傍椎体の乏しい早期増強を重視します。
b|条件・追加確認が必要
傍椎体発生はあり得ますが、通常の強い血管性増強と比較して他候補を優先します。
c|適切
境界明瞭な傍椎体腫瘤と乏しい早期増強が合います。遅延増強と病理を確認します。
d|条件・追加確認が必要
蛋白性囊胞は比較しますが、傍椎体の長軸性充実構築と増強を確認します。
e|適合しない
典型的には強い増強が手掛かりで、今回の早期乏血性像は第一候補にしにくい所見です。
判断のポイント
右傍椎体の境界明瞭な腫瘤で、早期の造影効果が乏しく、神経節神経腫を優先する。
鑑別・注意点
神経節神経腫は遅延性・漸増性増強を示すことがあり、乏しい早期増強を無血流と同一視しない。縦長の形、石灰化やMRI所見を合わせ、他の神経原性腫瘍と比較し、病理で確定する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問24
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問24
解答例:b
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
小葉中心性結節も来しますが、曝露・モザイク・気道所見を比較して喀痰性細気管支炎を優先します。
b|適切
慢性咳嗽・喀痰と小葉中心性粒状影・気道壁変化が合います。副鼻腔炎・換気・感染を確認します。
c|適合しない
血行性ランダム結節より気道中心性分布を重視します。感染自体を年齢で除外はしません。
d|適合しない
上肺優位結節・不整形囊胞を主体とする像ではありません。喫煙歴も比較します。
e|適合しない
気管支血管束・胸膜沿い分布より細気管支中心性を重視します。
判断のポイント
両肺の小葉中心性粒状影と気管支壁肥厚を認め、慢性に進む咳・喀痰からびまん性汎細気管支炎を優先する。
鑑別・注意点
小葉中心性粒状影やtree-in-budは特異的ではない。副鼻腔炎、閉塞性換気障害、感染検査を合わせ、非結核性抗酸菌症や他の細気管支炎を比較する。粟粒結核のランダム分布とは区別する。
診断専門医 2006年度 問25
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問25
解答例:cを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
すりガラス・隔壁肥厚は共通します。心拡大・体液量・経過を比較して他候補を優先します。
b|条件・追加確認が必要
感染も同様の陰影を来し得ます。培養・炎症所見と慢性経過を比較します。
c|適切
斑状の肺胞性陰影と隔壁の網目状重なりが合います。BAL・抗GM-CSF抗体等で確認します。
d|適合しない
通常急性の重い呼吸不全で、以前からの慢性経過と対比します。CT模様だけでは確定しません。
e|条件・追加確認が必要
旧分類の腺癌も肺炎様陰影を来します。持続・増大と組織を比較し、crazy-pavingを特異的としません。
判断のポイント
斑状のすりガラス影と濃厚影に小葉単位の境界や隔壁肥厚が重なり、肺胞蛋白症を優先する。
鑑別・注意点
Crazy-pavingは肺胞蛋白症に特異的ではなく、肺水腫、出血、感染等でもみられる。陰影の強さと症状の差だけで確定せず、BAL所見と抗GM-CSF抗体等で病型も評価する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問26
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問26
解答例:dを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
若年成人の粒状影は来しますが、囊胞・喫煙関連分布より胸膜を含むリンパ路性候補を重視します。
b|条件・追加確認が必要
小葉中心性淡い結節も比較します。胸膜面結節や束沿い分布を追加断面で確認します。
c|適合しない
肺胞出血と腎炎が主体で、無症状の微小結節性分布の第一候補ではありません。
d|優先・分布の追加確認が必要
葉間胸膜面にも結節を疑いリンパ路性を考えます。全断面・節・全身所見で確認します。
e|条件・追加確認が必要
無症状でも否定できません。ランダム分布か気道散布かを追い感染検査と比較します。
判断のポイント
両肺の多発粒状影の一部が葉間胸膜面にもみられ、リンパ路性分布を示すサルコイドーシスを優先する。
鑑別・注意点
胸膜沿いの結節だけではランダム分布を完全には除外できない。気管支血管束・小葉間隔壁沿いの分布、リンパ節と全身所見を確認する。無症状の健診発見だけを理由に結核を否定しない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問27
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問27
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
胸膜浸潤癌は残りますが、慢性石灰化胸膜病変に接する腫瘤という背景を重視します。
b|適合しない
神経孔・神経走行由来より、慢性胸膜病変に沿う浸潤性腫瘤を疑います。
c|適切
慢性膿胸様の石灰化腔と胸壁進展腫瘤が合います。既往と組織・EBV等を確認します。
d|条件・追加確認が必要
胸壁浸潤性線維腫瘍も比較しますが、石灰化膿胸腔を背景とする病変を優先します。
e|条件・追加確認が必要
原発癌・全身分布を要します。背景胸膜変化から関連リンパ腫等を比較します。
判断のポイント
縮小した左胸郭内の石灰化を伴う慢性胸膜病変に軟部腫瘤と胸壁進展を認め、膿胸関連リンパ腫を疑う。
鑑別・注意点
既往の結核・人工気胸・慢性膿胸を確認する。慢性膿胸そのもの、慢性拡張性血腫や他の胸膜悪性腫瘍も鑑別となり、画像だけで組織型やEBV関連性は確定しない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問28
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問28
解答例:e
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
すりガラスは共通しますが、骨条件の高吸収粒状影と透析背景が石灰化を支持します。
b|条件・追加確認が必要
喫煙関連の小葉中心性陰影は比較しますが、肺内鉱質沈着を示す高吸収成分を重視します。
c|条件・追加確認が必要
すりガラスのみなら鑑別です。高吸収・慢性腎不全と感染所見を比較します。
d|条件・追加確認が必要
淡い結節は来しますが、Ca・P代謝異常に合う高吸収結節群では他候補を優先します。
e|適切
透析背景と上肺の高吸収結節・すりガラスが合います。悪性腫瘍の転移を意味する名称ではありません。
判断のポイント
透析中の患者で上肺野のすりガラス影内に骨条件でも高吸収の点状影を認め、転移性肺石灰化を優先する。
鑑別・注意点
転移性という名称は悪性腫瘍の転移を意味しない。カルシウム・リン代謝や副甲状腺機能と比較する。石灰化がCTで明瞭でない例もあり、全てのすりガラス影を石灰化と扱わない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問29
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問29
解答例:c、e(当時の想定)
選択肢別の解説
a|不適切
縦隔主要構造への浸潤を疑う場合をT2だけで表せません。当時と現行の分類を分けて確認します。
b|適合しない
主病変は肺門・縦隔側で、前胸壁までの明瞭な直接進展の証拠に乏しい像です。
c|画像上の候補
対側縦隔節を疑えばN3に相当します。腫大だけで転移確定とせず必要な病理確認を行います。
d|条件・追加確認が必要
肺門中心という位置は小細胞癌でもあり得ますが、組織型を画像のみで選べません。
e|当時の想定・条件付き
切除不能局所進行、遠隔転移なし等の条件で選択肢となります。病理・病期・全身状態で現在の治療を決めます。
判断のポイント
左肺門部腫瘤が縦隔の血管・気道へ進展し、対側縦隔リンパ節腫大も伴う。旧解説はN3と切除不能局所進行肺癌に対する化学放射線療法を想定する。
鑑別・注意点
腫大のみでリンパ節転移、肺門部という位置のみで組織型を確定しない。2006年当時と現在ではTNM・治療体系が異なる。主気管支の分岐部からの距離だけによる旧T分類を現在に適用せず、血管浸潤・病理・遠隔転移・全身状態を評価して治療を決める。
参考文献
診断専門医 2006年度 問30
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問30
解答例:e
選択肢別の解説
a|適合しない
通常は明瞭な壁を欠く低吸収域で、今回の壁を伴う不整囊胞群と異なります。
b|条件・追加確認が必要
多発囊胞は共通しますが、より均一な類円形分布と比較します。男性という理由だけでは完全除外しません。
c|適合しない
気道の分枝・連続性に沿う拡張かを追います。独立した不整囊胞群では他候補を優先します。
d|適合しない
胸膜直下の層状囊胞と線維化・容積減少を主体とする像ではありません。
e|適切
若年成人の不整形囊胞が支持します。結節・上肺優位・肋骨横隔膜角温存と喫煙歴を確認します。
判断のポイント
薄壁囊胞が多数あり一部は不整形で、肺Langerhans細胞組織球症を優先する。
鑑別・注意点
性別だけでLAMを除外しない。上中肺野優位性、肋骨横隔膜角の温存、結節の合併と喫煙歴を確認する。小葉中心性肺気腫では通常このような明瞭な囊胞壁を欠き、画像が非典型なら病理を含め評価する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問31
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問31
解答例:b、e
選択肢別の解説
a|適合しない
主に肺血流減少を読む像です。増強を来す高肺血流型疾患と区別します。
b|動脈管依存性なら適切
著明な新生児チアノーゼでは動脈管依存性肺血流を疑い維持を図ります。全Fallot例で必須とはしません。
c|適合しない
主に右室流出路狭窄による右室圧負荷を評価します。左心負荷を代表所見にしません。
d|適合しない
大動脈縮窄の肋間側副血行に関連する所見で、出生直後の提示像の特徴ではありません。
e|適切
心尖挙上と心腰部陥凹を木靴状と表現します。心エコーで解剖と血行動態を確認します。
判断のポイント
肺血管影の減少と心腰部の陥凹・心尖部挙上から、Fallot四徴症を考える。出生直後から著明なチアノーゼがある場合は動脈管依存性肺血流を評価する。
鑑別・注意点
PGE1は動脈管依存性の肺血流を維持する目的で用いる。全てのFallot四徴症に一律に持続投与が必要という意味ではなく、心エコーで肺動脈狭窄・閉鎖と血行動態を確認する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問32
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問32
解答例:b
選択肢別の解説
a|適合しない
下行大動脈のみの型ではなく、上行にも内膜フラップを認めます。
b|適切
上行大動脈に及ぶことが分類の要件です。急性合併症を評価し緊急外科診療につなぎます。
c|適合しない
偽腔に造影を認め、全体が血栓で閉鎖した型という説明に合いません。
d|適合しない
局所の壁破綻性瘤より、内膜フラップで分かれた真偽腔が主です。
e|適合しない
急性上行解離は通常緊急手術評価の対象で、一律に適応なしとはできません。
判断のポイント
上行大動脈内に内膜フラップと造影される偽腔を認め、Stanford A型大動脈解離に分類する。
鑑別・注意点
A型は上行大動脈への進展で決まり、エントリー部位の名称とは異なる。心タンポナーデ、大動脈弁逆流、冠・分枝灌流障害等を評価し、緊急の心臓血管外科診療につなぐ。
参考文献
診断専門医 2006年度 問33
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問33
解答例:eを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
大動脈形態異常は来しますが、血圧差と狭窄・側副血行等の裏付けが必要です。
b|条件・追加確認が必要
写真だけでは除外しませんが、若年者の不明熱では炎症性血管病変も優先評価します。
c|条件・追加確認が必要
縦隔陰影は鑑別です。大動脈輪郭との関係を断層画像で確認します。
d|条件・追加確認が必要
局所拡張は合併し得ますが、原因として炎症性壁病変を調べます。
e|優先・確定でない
不明熱と若年女性、大動脈輪郭異常が候補を支持します。壁画像・分枝・四肢血圧を確認します。
判断のポイント
若年女性の不明熱に胸部大動脈の輪郭異常を伴い、高安動脈炎を疑う。
鑑別・注意点
単純写真の大動脈の蛇行や突出は特異的ではない。四肢血圧差・脈拍・血管雑音を確認し、MRIやCTA等で壁肥厚、狭窄・閉塞・拡張と範囲を評価する。年齢と性別だけで確定しない。
診断専門医 2006年度 問34
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問34
解答例:b
選択肢別の解説
a|適合しない
通常流入・流出血管を伴う結節状構築で、下内側へ走る長い弧状静脈影とは異なります。
b|適切
右下肺の弧状血管影がscimitar型を疑わせます。還流先・短絡はCTAやMRIで確認します。
c|適合しない
容積減少を伴う実質濃度上昇より、血管状の弧状構造を読みます。
d|適合しない
気道内の指状影と末梢過膨張より、還流静脈を疑う連続曲線が主です。
e|適合しない
肺血流減少・木靴心を主体とする像ではなく、異常血管走行を優先します。
判断のポイント
右下肺野を下内側へ走る弧状の血管影はscimitar signを示唆し、部分肺静脈還流異常を考える。
鑑別・注意点
単純写真だけでは還流先を確定できない。CTA・MRI等で肺静脈の下大静脈への還流、右肺低形成や異常動脈を確認し、短絡量と肺高血圧を評価する。正常左房へ還流する類似陰影もある。
参考文献
診断専門医 2006年度 問35
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問35
解答例:bを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
体動脈流入は共通しますが、正常気管支と正常肺実質が保たれる型と比較します。
b|適切
肺底部異常実質と大動脈流入、気道交通不明が支持します。胸膜・静脈還流も確認します。
c|条件・追加確認が必要
独立胸膜があればこちらです。成人発見や位置だけで肺葉内外を確定しません。
d|適合しない
bronchocele・末梢過膨張が代表で、大動脈異常流入のある肺底部病変では分画症を優先します。
e|適合しない
単純囊胞だけでは大動脈性異常流入と異常肺実質の組合せを説明しません。
判断のポイント
左下葉後肺底部の腫瘤へ大動脈から流入する異常血管を疑い、正常気管支との交通も確認されないため肺葉内分画症を優先する。
鑑別・注意点
気管支鏡で交通が確認されないことだけでは分画症を確定できない。異常動脈と静脈還流、正常肺との関係をCTA等で評価する。肺葉内・外型は固有胸膜の有無で区別し、年齢だけでは決めない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問36
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問36
解答例:d
選択肢別の解説
a|適合しない
鉗子先端で把持する構造ではなく、ループによる捕捉像です。
b|適合しない
複数ワイヤの籠状部を展開して包み込む像とは異なります。
c|適合しない
巻いたカテーテルで異物の位置を変える補助手技と、提示の捕捉ループを区別します。
d|適切
ループを異物自由端に掛けて締める捕捉法です。位置・壁との関係を確認して回収します。
e|適合しない
二重ループを組み合わせる手技ではなく、提示は単一スネアでの捕捉を示します。
判断のポイント
ループ状デバイスでカテーテル片を捕捉する像であり、snare法に対応する。
鑑別・注意点
ループで異物の自由端を捕らえ、シースとともに回収する。把持鉗子やバスケットとは先端形状と捕捉方法が異なる。異物位置・血管壁との関係に応じて手技を選び、牽引による損傷にも注意する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問37
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問37
解答例:d
選択肢別の解説
a|適合しない
胸腔内の無構造な透亮域・虚脱肺より、複数の腸管様ガス構造を認めます。
b|適合しない
新生児の胸腔内腸管構築を説明せず、縦隔気腫・液体等の破裂所見とも異なります。
c|条件・追加確認が必要
多囊胞肺病変は比較しますが、腹腔との腸管連続と横隔膜・胃管を確認しヘルニアを優先します。
d|適切
左胸腔の腸管ガス群と縦隔偏位が支持します。呼吸循環と肺低形成・肺高血圧を評価します。
e|適合しない
後縦隔の胃主体の脱出より、左胸腔を広く占める多発腸管脱出を疑います。
判断のポイント
左胸腔内に多数の腸管ガス像と右方への縦隔偏位を認め、左Bochdalek型横隔膜ヘルニアを優先する。
鑑別・注意点
肺の囊胞性疾患や気胸との区別には腸管との連続性と横隔膜・胃管の位置を確認する。呼吸循環の安定化、肺低形成・肺高血圧や合併心疾患の評価を行った上で治療する。
診断専門医 2006年度 問38
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問38
解答例:b
選択肢別の解説
a|適合しない
新生児の胎便遅延と遠位狭小・口側拡張は、典型的な慢性炎症性小腸病変ではありません。
b|適切
遠位細径腸管と口側拡張が支持します。移行帯の画像だけで確定せず直腸生検を要します。
c|条件・追加確認が必要
肛門診察が必要です。胎便遅延だけで除外せず、提示の遠位狭小腸管と病理を合わせます。
d|適合しない
粘膜炎症を主体とする病態より、新生児の機能的遠位閉塞を優先します。
e|適合しない
局所炎症だけでは先天性の胎便排泄遅延と口径差を十分説明しません。
判断のポイント
新生児の腹部膨満・胎便排泄遅延に、造影上の細い遠位腸管と拡張した口側腸管の口径差を認め、Hirschsprung病を考える。
鑑別・注意点
注腸は移行帯の推定に役立つが、正常像でも除外できず確定は適切な直腸生検による。旧解説の「胎便排泄遅延だけで鎖肛を除外」「注腸ができるかで診断を決める」という推測は採用せず、肛門の診察と画像・病理を合わせる。
診断専門医 2006年度 問39
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問39
解答例:eを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
平滑境界・後方増強は合いますが、無エコー・薄い壁等を確認し単純囊胞と断定しません。
b|条件・追加確認が必要
楕円形・平滑境界の良性腫瘤として鑑別です。年齢だけで除外はしません。
c|条件・追加確認が必要
粘液成分が多い癌でも境界明瞭・後方増強を示すため、平滑だから良性とはできません。
d|条件・追加確認が必要
多様な像を示し腫瘤型もあります。石灰化や乳管との関係を確認します。
e|相対的に考えにくい
典型的には浸潤性・構築の乱れ等で、今回の平滑腫瘤は非典型です。ただし完全除外所見ではありません。
判断のポイント
比較的平滑で境界明瞭な腫瘤と後方エコー増強は、典型的な浸潤性小葉癌の浸潤性・構築の乱れを主体とする像とは合いにくい。
鑑別・注意点
小葉癌にも境界明瞭な腫瘤として現れる例があり、除外所見ではない。単純囊胞なら無エコーと薄い壁、線維腺腫なら形状・境界等を確認する。本問は最も考えにくいものを選ぶ比較で、良性を確定する設問ではない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問40
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問40
解答例:b、eを想定/微細形態の確定は保留
選択肢別の解説
a|画像上の想定
二方向を対応させ内側上部の局在を疑います。乳頭位置・撮影条件を含め確認します。
b|誤りを想定
主たる異常は石灰化の集まりで、明瞭な不整結節を主所見にはしません。
c|微細形態の確定保留
原本解像度では個々の形状を十分判別できません。多形性の確定には拡大診断像が必要です。
d|画像上支持
乳管区域を思わせる広がりを疑います。単一密集群と区域性分布を二方向で比較します。
e|誤りを想定
悪性を疑う形態・区域性なら経過観察相当の評価に留めません。日本のカテゴリーとBI-RADSを混同しません。
判断のポイント
主な異常は区域性に分布する石灰化で、辺縁不明瞭な結節を主所見とする説明は合いにくい。悪性を疑う石灰化ならカテゴリー3という評価も適切でない。
鑑別・注意点
原本PDFでも個々の石灰化の形状を十分に判別しにくく、多形性やカテゴリー5と断定しない。形態と分布を拡大像で評価し、日本の判定とACR BI-RADSのカテゴリーを混同しない。選択肢の数を合わせるために画像所見を作らない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問41
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問41
解答例:dを優先
選択肢別の解説
a|適合しない
辺縁結節状増強と求心性充填より、液状中心と輪状増強を疑います。
b|条件・追加確認が必要
壊死性癌も鑑別ですが、動脈濃染・washoutと背景肝を比較します。
c|条件・追加確認が必要
輪状増強は重なります。遅延線維性増強・胆管変化と炎症・培養を比較します。
d|適切
液状中心と二重輪状様増強が支持します。炎症・血液培養と必要な穿刺で確認します。
e|適合しない
通常の動脈相均一濃染・中心瘢痕とは異なり、液状壊死様構築を優先します。
判断のポイント
肝右葉に内部の造影不良域と周囲の輪状増強を認め、double target様の形態から肝膿瘍を優先する。
鑑別・注意点
輪状増強は腫瘍でもみられる。発熱、炎症反応、血液培養やDWI等と比較する。末梢胆管拡張がないことだけで胆管癌を除外せず、必要に応じ穿刺・培養等で診断する。
参考文献
選択肢の確認に用いた追加資料
診断専門医 2006年度 問42
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問42
解答例:c
選択肢別の解説
a|適合しない
新たな門脈大循環短絡は脳症を悪化させ得るため、既存短絡性脳症の閉鎖目的と逆になります。
b|条件・追加確認が必要
内視鏡的静脈瘤治療であり、提示された大きな短絡の閉鎖を直接目的とする選択ではありません。
c|適切
適切な短絡経路と肝予備能があれば閉鎖治療候補です。誘因・内科治療を評価し門脈圧上昇にも注意します。
d|適合しない
食道静脈瘤の結紮法で、大きな門脈大循環短絡を閉鎖する主手技ではありません。
e|条件・追加確認が必要
経皮的順行性塞栓も経路次第で選択されますが、本例の想定は逆行性短絡閉鎖です。
判断のポイント
肝硬変に失見当識や振戦があり、胃周囲静脈瘤と門脈大循環短絡が疑われる。短絡閉鎖を目的とするBRTOが選択肢となる。
鑑別・注意点
肝性脳症の全例で最初にBRTOを行う意味ではない。誘因の治療・内科治療を行い、短絡経路と肝予備能を評価して適応を決める。短絡閉鎖後は門脈圧上昇による腹水・他部位静脈瘤等にも注意する。
診断専門医 2006年度 問43
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問43
解答例:aを候補/確定解答は保留
選択肢別の解説
a|候補・確定保留
回腸分枝からの出血を疑います。遺残卵黄動脈・責任腸管を連続相や選択造影で確認する必要があります。
b|条件・追加確認が必要
拡張した血管網と早期静脈描出があれば支持します。提示静止像だけでは短絡を証明しません。
c|適合しない
広い大腸粘膜病変・血管変化より、局所小腸出血候補を優先します。
d|条件・追加確認が必要
腫瘍血管・狭窄や大腸局在を確認します。血管像だけで癌性出血としません。
e|適合しない
直腸領域の病変を想定する病態で、今回疑う回腸分枝とは位置が異なります。
判断のポイント
回腸側の分枝からの造影剤漏出を疑い、Meckel憩室出血が候補となる。
鑑別・注意点
提示された二枚だけでは責任腸管と卵黄腸管動脈遺残を十分に同定できない。右下腹部の出血という位置だけでは確定できず、連続造影相・超選択的造影で血管走行と漏出の変化を確認する。旧解説の推測を正解と断定しない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問44
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問44
解答例:c、dを想定
選択肢別の解説
a|適合しない
コイル位置・形状の変化だけでは別部位の新たな瘤発生を示しません。
b|適合しない
外傷歴の裏付けがなく、経時的なコイル塊圧縮をまず評価します。
c|疑うが造影確認が必要
圧縮後に再灌流を伴い得ますが、単純写真は血流を直接示さずCTA等で確認します。
d|適切
コイル塊が経時的に圧縮・変形する所見が合います。撮影方向差も確認します。
e|条件・追加確認が必要
血管外・末梢への位置移動を要します。単なる塊の圧縮と逸脱を同じ意味にしません。
判断のポイント
経年的にコイル塊が圧縮・変形しており、coil compactionとそれに伴う瘤の再開通を疑う。
鑑別・注意点
単純写真はコイルの形状変化を示すが、瘤内血流そのものは証明しない。再開通は造影CT・MRA・血管造影等で確認する。撮影方向の違いによる見え方も確認し、コイル逸脱と区別する。
診断専門医 2006年度 問45
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問45
解答例:bを優先
選択肢別の解説
a|画像上支持
左胃動脈側から外側区域へ続く枝を疑います。選択造影で肝内走行を確認します。
b|誤りを優先
後区域への一部の枝は総肝動脈近位側からと読み、胃十二指腸動脈起始とする位置関係に合いにくい像です。
c|画像上の候補
近位枝と背側膵動脈側の共通起始を疑います。重なりがあり多方向・選択造影で確認します。
d|画像上支持
固有肝動脈側から前区域へ進む枝を追います。肝内灌流域まで確認します。
e|画像上支持
胃小彎方向へ戻る細枝を疑います。非肝血流の管理に関わり起始を選択造影で確認します。
判断のポイント
右肝動脈後区域へ向かう一部の枝は、総肝動脈の近位側から分岐する像として読む。胃十二指腸動脈からの分岐とする説明が合いにくい。
鑑別・注意点
重なった一方向の造影だけでは細い区域枝の全走行は決めにくい。総肝・固有肝・胃十二指腸動脈を区別し、選択造影や多方向像・CT血管画像で確認する。一般的な変異分類の文献は本画像の全分枝を証明する資料ではない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問46
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問46
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
肝腫瘤として残りますが、胆囊床を中心とする連続浸潤と増強を重視します。
b|条件・追加確認が必要
膿瘍・炎症も鑑別で、培養・炎症所見と胆囊壁構築を比較します。
c|適切
正常胆囊が明瞭でなく肝へ連続する腫瘤が支持します。炎症性類似病変とも比較し病理を確認します。
d|条件・追加確認が必要
肝原発からの二次浸潤も残ります。病変中心と胆管・胆囊壁の連続を評価します。
e|適合しない
多房性囊胞と増強隔壁・結節より、胆囊部中心の浸潤性充実病変が主です。
判断のポイント
胆囊床付近から肝内へ連続する不整腫瘤を認め、正常胆囊が明瞭でないため、肝浸潤を伴う胆囊癌を優先する。
鑑別・注意点
胆囊が見えないという所見だけで癌と確定しない。胆囊壁・胆管との連続性、血管・リンパ節・遠隔病変を評価し、黄色肉芽腫性胆囊炎や肝原発腫瘍も比較する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問47
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問47
解答例:a
選択肢別の解説
a|適切
膵頭部囊胞と壁在結節・膵管拡張が合います。MRCP・EUSで交通と結節を確認します。
b|条件・追加確認が必要
膵癌も黄疸を来しますが、主な囊胞内構築と主膵管との関係がIPMNを支持します。
c|条件・追加確認が必要
石灰化・不整膵管等を比較し、増強結節と閉塞性黄疸を炎症のみで説明しません。
d|適合しない
通常体尾部に多い卵巣様間質を持つ病変で、頭部の膵管関連囊胞では他候補を優先します。
e|適合しない
胆囊原発病変より、膵頭部・膵管中心の構築を読みます。
判断のポイント
膵頭部の囊胞性病変に増強する壁在結節を疑い、主膵管・胆管拡張も伴うためIPMNを優先する。
鑑別・注意点
閉塞性黄疸や増強結節は高リスク所見として評価するが、画像だけで浸潤癌とは確定できない。MRCP・EUS等で膵管との交通、結節の大きさと増強を確認し、適応は年齢・全身状態も合わせて決める。
診断専門医 2006年度 問48
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問48
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
若年女性の体尾部囊胞性腫瘍として比較しますが、充実性低濃染腫瘤と被膜・変性を評価します。
b|条件・追加確認が必要
微小囊胞・中心瘢痕等を確認します。年齢と充実性構築から他候補を優先します。
c|適切
若年女性の境界明瞭な膵腫瘤が合います。出血・被膜を確認し、低悪性度腫瘍として扱います。
d|適合しない
浸潤性の膵管閉塞・血管浸潤より境界明瞭な膨張性病変を重視します。
e|適合しない
膵管との交通・粘液性拡張を主体とする構築ではありません。交通はMRCP等で確認します。
判断のポイント
膵尾部に境界明瞭で比較的乏血性の腫瘤を認め、若年女性という背景と合わせSPNを優先する。
鑑別・注意点
出血・壊死による充実囊胞性構造や被膜が手掛かりだが、小型充実性など非典型像もある。若年女性という情報だけでは確定せず、MCN等を比較する。SPNは低悪性度の腫瘍であり、単純に良性と扱わない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問49
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問49
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
多血性は共通しますが、腫瘍充実部より血管集簇と早期静脈還流を重視します。
b|適合しない
大型充実性腫瘍の構築より、短絡血管そのものを疑う像です。
c|適切
動脈性血管集簇と早期の門脈系還流が支持します。短絡・門脈圧亢進を評価します。
d|適合しない
被膜性出血変性腫瘍より、多数の血管・早期流出が主です。
e|条件・追加確認が必要
多血性隔壁を持つ微小囊胞性病変も比較しますが、直接短絡を示す早期流出を重視します。
判断のポイント
膵尾部に動脈と同程度に濃染する血管性病変と、早期から造影される脾静脈を認め、膵動静脈奇形を優先する。
鑑別・注意点
多数の流入・流出血管と早期門脈系描出の組合せが重要で、単なる多血性腫瘍とは区別する。門脈圧亢進や出血を評価し、必要に応じドプラUS・血管造影等で短絡を確認する。T2像の低信号だけでflow voidとは断定しない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問50
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問50
解答例:cを想定/静脈開存の確定は保留
選択肢別の解説
a|支持する
膵尾部の造影不良を疑い壊死を考えます。適切な時相と造影前後で評価します。
b|支持する
膵周囲から前腎傍腔へ広がる液体濃度を認めます。筋膜との位置関係を追います。
c|誤りの想定・確定保留
旧解答は静脈開存を想定しますが、全長をこの枚数で追えません。連続門脈相で閉塞の有無を確認します。
d|画像上支持
後腹膜筋膜を越える液体進展を疑います。腎筋膜の前後を連続断面で確認します。
e|旧分類として確認
出題時のCT分類による高度病変の想定です。現行日本CT GradeやAtlanta重症度へ同じ数字で置換しません。
判断のポイント
膵の造影不良と後腹膜腔への液体貯留があり、急性壊死性膵炎を考える。旧解答は脾静脈閉塞の記載を誤りとする。
鑑別・注意点
提示像だけでは脾門部から門脈合流部までの静脈開存を十分に追跡できず、連続する門脈相等で確認する。旧CT Grade Vと現在の日本の造影CT Grade、改訂Atlanta分類は別体系であり、そのまま置き換えない。
診断専門医 2006年度 問51
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問51
解答例:b、c
選択肢別の解説
a|適合しない
脂肪を主体とする軟部腫瘍ではなく、腹膜腔の液体・粘液様貯留が主です。
b|適切
肝表scallopingと粘液様腹水が支持します。虫垂等の原発と腹膜病理を確認します。
c|鑑別として適切
腹膜播種に伴う複雑腹水も候補です。粘液性病変と原発・組織を比較します。
d|適合しない
単なる門脈圧亢進性腹水より、臓器表面圧痕と複雑な内部構築が目立ちます。
e|条件・追加確認が必要
腹膜腫瘍は残りますが、充実性播種結節より粘液性貯留を優先します。GIST特定には病理を要します。
判断のポイント
肝表のscallopingと腹膜腔の低吸収病変から腹膜偽粘液腫を優先し、癌性腹膜炎も鑑別に挙げる。
鑑別・注意点
粘液性物質による臓器圧排、隔壁、石灰化や腹膜結節を評価し、虫垂などの原発巣を検索する。Scallopingは単独で病理を確定する所見ではなく、USの網目状像だけで原発部位・悪性度を決めない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問52
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問52
解答例:a、e
選択肢別の解説
a|適切
閉鎖孔部へ嵌入する腸管と口側拡張が合います。虚血・穿孔徴候も確認します。
b|適合しない
大腿血管内側の大腿輪へ出る経路ではなく、閉鎖孔の筋間へ脱出する像です。
c|適合しない
典型は痩せた高齢女性で、男性優位という記述ではありません。
d|適合しない
嵌頓と絞扼で緊急手術を要し得る病態です。まれにしか手術しないと扱いません。
e|適切
閉鎖神経刺激で大腿内側等へ痛みが放散します。徴候がなくても除外しません。
判断のポイント
左閉鎖孔付近へ嵌入する腸管と口側小腸拡張から、閉鎖孔ヘルニアによる小腸閉塞を考える。閉鎖神経の圧迫で大腿内側などへの放散痛を生じ得る。
鑑別・注意点
高齢女性に多い。Howship–Romberg徴候がなくても除外せず、腸管虚血・嵌頓を評価する。大腿ヘルニアとは脱出経路が異なり、閉鎖孔ヘルニアを手術がまれな病態と扱わない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問53
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問53
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
機械的閉塞はありますが、壁造影低下・腹水があれば単純性と安心できません。
b|適合しない
びまん性運動低下だけより、局所小腸拡張と虚血を疑う造影変化を重視します。
c|適切
壁造影低下を疑う閉塞腸管と腹水が支持します。閉鎖係蹄・血管を追い緊急外科評価します。
d|適合しない
大腸の責任狭窄・口側大腸拡張を主体とせず、小腸閉塞像を読みます。
e|条件・追加確認が必要
虚血後に合併し得ますが、提示像だけで遊離ガスや壁穿孔を確定しません。
判断のポイント
拡張小腸の壁造影が乏しく腹水を伴い、血流障害を伴う絞扼性小腸閉塞を疑う。
鑑別・注意点
造影前後を比較して壁造影低下を確認し、閉鎖係蹄、腸間膜血管と移行部を評価する。単独の陰性所見で虚血・壊死を除外しない。緊急外科評価を要する病態として、症状と全身状態も合わせる。
選択肢の確認に用いた追加資料
診断専門医 2006年度 問54
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問54
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
壁肥厚性腫瘍は比較しますが、強い狭窄より瘤状内腔拡張がリンパ腫を支持します。
b|適合しない
盲端憩室と周囲炎症の病変より、広い腫瘤性壁肥厚と拡張が主です。
c|適切
腫瘤状壁肥厚に内腔の瘤状拡張を伴う像が合います。生検と全身評価で型・病期を確認します。
d|適合しない
血管性腫瘍の静脈石・多血性構築より、浸潤性壁肥厚と瘤状拡張を重視します。
e|適合しない
大腸粘膜の連続性炎症を主体とする疾患で、今回の局所小腸腫瘤とは異なります。
判断のポイント
限局した小腸の壁肥厚と増強に内腔の瘤状拡張を伴い、小腸悪性リンパ腫を優先する。
鑑別・注意点
Aneurysmal dilatationは神経叢や筋層への浸潤に関連する所見だが、全例で生じるわけではない。腺癌等に多い狭窄性病変との比較に役立ち、組織型や病期は生検・全身評価で確認する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問55
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問55
解答例:c
選択肢別の解説
a|適合しない
後天性囊胞腎は合いますが、腫瘤に明瞭な肉眼的脂肪の証拠はなくRCCを疑います。
b|適合しない
遺伝性腫大多囊胞腎より透析性萎縮・多発小囊胞が合い、腫瘤も脂肪性と確定しません。
c|適切
長期透析の多発囊胞と増強充実性腫瘤が対応します。RCCの病理亜型までは画像確定しません。
d|適合しない
RCCは候補ですが背景は遺伝性腫大腎より後天性囊胞性変化を優先します。
e|適合しない
両腎の透析性多発囊胞を単一多房性腫瘍では説明せず、充実腫瘤もRCCを疑います。
判断のポイント
長期透析患者の萎縮した両腎に多発囊胞を認め、後天性囊胞性腎疾患を考える。右腎の増強される充実性腫瘤は腎細胞癌を疑う。
鑑別・注意点
遺伝性多発性囊胞腎とは背景と腎サイズ等を比較する。透析腎には複数のRCC組織型があり、画像だけで後天性囊胞腎関連RCCという病理亜型を確定しない。出血性囊胞との区別は真の増強で評価する。
診断専門医 2006年度 問56
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問56
解答例:c
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
腎実質癌も集合系浸潤しますが、腎盂内腫瘤・陰影欠損を中心とする像を重視します。
b|適合しない
高吸収結石より増強軟部病変を疑います。石灰化と造影剤を単純像で区別します。
c|適切
血尿と腎盂陰影欠損・軟部腫瘤が合います。細胞診・尿路全体と必要な組織を確認します。
d|条件・追加確認が必要
既知原発・全身分布を要します。腎盂中心性原発尿路上皮病変を優先します。
e|適合しない
瘢痕・萎縮・腎杯変形より、増強腫瘤による腎盂内占拠が主です。
判断のポイント
腎盂内の軟部濃度病変と排泄性造影での陰影欠損に腎実質への進展を伴い、腎盂尿路上皮癌を優先する。
鑑別・注意点
血塊や炎症性病変等も陰影欠損を来すため、増強・壁との連続性を確認する。尿細胞診、尿路の多発病変検索と必要な内視鏡・組織診断を合わせ、画像だけで浸潤深度を完全には決めない。
診断専門医 2006年度 問57
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問57
解答例:dを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
多様な信号を取り得ますが、脂質性信号変化とT2高信号の組合せでは淡明型を優先します。
b|適合しない
髄質中心の浸潤性病変が代表で、今回の皮質性腫瘤パターンとは合いにくい候補です。
c|条件・追加確認が必要
chemical shift低下例もあります。一般的な低T2・低増強との比較を要し、脂質だけで除外しません。
d|適切
T2高信号と細胞内脂質を疑う信号変化が支持します。増強も合わせ病理で型を確認します。
e|適合しない
高悪性度の肉腫様成分を画像信号だけで診断できません。提示所見からの第一候補ではありません。
判断のポイント
左腎腫瘤はT2高信号を示し、opposed-phaseでの信号低下を疑う。細胞内脂質を含み得る淡明細胞型RCCを優先する。
鑑別・注意点
信号低下は肉眼的脂肪の証明とは異なり、脂肪を含むから良性AMLとは判断しない。乳頭状RCC等にも信号低下の例があり、T2・増強様式と合わせて評価し、病理亜型は組織で確認する。
診断専門医 2006年度 問58
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問58
解答例:b
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
下垂体性ACTH過剰でも両側腫大しますが、大結節性構築とホルモン評価で比較します。
b|適切
Cushing徴候と両側大結節性副腎腫大・集積が合います。現在のPBMAH概念と機能検査を補足します。
c|適合しない
通常小結節性で副腎サイズが正常に近い例もあり、提示の大結節性腫大とは異なります。
d|適合しない
両側副腎腫大は来しますが、皮質ホルモン過剰と皮質製剤集積を主に説明しません。
e|条件・追加確認が必要
機能性癌はあり得ますが、両側対称性の大結節群では過形成を優先し侵襲所見も確認します。
判断のポイント
Cushing症候群の身体所見に両側副腎の結節性腫大と両側性アドステロール集積を伴い、旧称AIMAHを優先する。
鑑別・注意点
現在はPBMAHなどの名称が用いられる。ACTH・コルチゾール分泌評価を合わせ、両側画像のみで機能診断を完結しない。副腎内ACTHなど局所調節も知られ、旧称のACTH非依存性だけを病態の全てとしない。
診断専門医 2006年度 問59
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問59
解答例:cを優先
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
通常後正中の局限性囊胞です。頭側へ広がる多房性病変とは形・範囲を比較します。
b|条件・追加確認が必要
精囊との直接連続と同側腎・精路異常を要します。多房性広範病変では他候補を優先します。
c|適切
多房性液体病変の広がりが合います。現在はリンパ管奇形と呼び、発生母地は臓器関係から確認します。
d|適合しない
脂肪・石灰化・充実部より、薄い隔壁の液体性病変が主です。
e|適合しない
神経走行の充実増強腫瘤より多房性液体構築が主体です。
判断のポイント
骨盤内から頭側へ伸びる多房性の液体信号病変を認め、リンパ管腫として出題されたリンパ管奇形を優先する。
鑑別・注意点
薄い隔壁を持つ囊胞はリンパ管奇形の手掛かりだが、画像だけで腸間膜由来と確定しない。膀胱・精囊・腸管との位置関係、出血や充実性結節を確認し、他の骨盤囊胞を比較する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問60
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問60
解答例:b、e
選択肢別の解説
a|適合しない
ホルモン療法は症状抑制に役立ちますが、癒着・線維化まで容易に根治するとはいえません。
b|適切
深部病変と卵巣内膜症性囊胞は併存し得ます。卵巣を別に評価します。
c|適合しない
後腟円蓋の牽引と低信号性組織は癒着を疑わせ、癒着なしという断定に合いません。
d|適合しない
悪性化リスクは病変型や背景で異なり、放置すれば高率という一律説明は不適切です。
e|適切
周期性疼痛・月経困難を来し得ます。症状の程度だけで深達度を決めません。
判断のポイント
後腟円蓋の挙上・子宮後面の低信号病変から、線維化と癒着を伴う深部子宮内膜症を考える。卵巣内膜症性囊胞の合併や月経困難症が対応する。
鑑別・注意点
低信号病変では腺筋症等との連続性も評価する。全てが容易にホルモン療法で完治する、あるいは放置で高率に悪性化するという説明は適切でない。Douglas窩癒着の範囲は複数断面で確認する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問61
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問61
解答例:c、e
選択肢別の解説
a|適合しない
酸素需要に比べ血流が余る状態で、低CBF・高OEFの代償像と逆です。
b|条件・追加確認が必要
生存低灌流組織という関連はありますが、慢性閉塞の提示像を急性ペナンブラと同一視しません。
c|適切
血流低下を酸素抽出増加で代償する状態が対応します。酸素消費と定量値も確認します。
d|適合しない
再灌流後の血流増加でなく、低灌流と抽出亢進を読む像です。
e|適切
灌流圧低下への血管拡張によるCBV増加を疑います。左右差と定量値を照合します。
判断のポイント
右半球後部にCBF低下とOEF上昇があり、酸素消費は相対的に保たれている。CBV増加を伴い、血管拡張と貧困灌流に対応する。
鑑別・注意点
OEF上昇は血流低下を酸素抽出増加で代償する状態を示す。慢性閉塞例の血行力学的障害と、急性期の時間依存性ペナンブラを同一視しない。定量値・対側の状態と臨床経過を合わせる。
診断専門医 2006年度 問62
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問62
解答例:b
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
側頭頭頂・後部帯状回低下が代表です。今回の幻視・運動徴候と後頭低下ではDLBを優先します。
b|適切
幻視・パーキンソニズムと後頭葉血流低下が合います。症状経過と他の指標を統合します。
c|条件・追加確認が必要
体軸性固縮・転倒等は比較しますが、今回の臨床と後頭優位低下では他候補を優先します。
d|適合しない
前頭・前側頭主体の低下と行動言語症候を代表とし、提示分布とは異なります。
e|適合しない
橋小脳・自律神経徴候を中心とする病態で、幻視を伴う認知症と後頭低下の第一候補ではありません。
判断のポイント
認知症と幻視・パーキンソニズムに、後頭葉優位の血流低下を伴い、レビー小体型認知症を優先する。
鑑別・注意点
後頭葉血流低下は補助所見であり、単独では確定しない。症状の時間関係、認知変動、REM睡眠行動異常、DATやMIBG等を適応に応じ合わせる。SPECTとFDG PETの指標を同一の測定量として扱わない。
診断専門医 2006年度 問63
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問63
解答例:c、d
選択肢別の解説
a|低下あり
側頭連合皮質の低下を認め、温存部を選ぶ条件に合いません。
b|低下あり
頭頂連合皮質の低下が目立ち、Alzheimer型の分布を支持します。
c|相対的温存
後頭皮質は側頭頭頂に比し保たれています。将来も低下しないという意味ではありません。
d|相対的温存
後部帯状回と異なり、前部の明瞭な低下を主体としません。統計正規化の影響も確認します。
e|低下あり
後方内側皮質の低下に対応します。前後の帯状回を取り違えません。
判断のポイント
側頭頭頂葉と後部帯状回の集積低下に対し、後頭葉・前部帯状回は相対的に保たれ、Alzheimer病に典型的な分布を示す。
鑑別・注意点
集積低下が見られない部位を選ぶ設問であり、低下部位との取り違えに注意する。統計画像は参照集団、正規化、萎縮の影響を受ける。FDG分布のみで病理診断を確定せず、症状・構造画像等と合わせる。
参考文献
診断専門医 2006年度 問64
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問64
解答例:b
選択肢別の解説
a|適合しない
中隔主体の高集積より心尖部の強調が目立ち、形態を心エコー等で確認します。
b|適切
心尖部優位の相対的集積が合います。心筋量・部分容積効果も関わり画像のみで肥厚確定とはしません。
c|条件・追加確認が必要
虚血の合併は可能ですが、典型的可逆性前壁中隔欠損より心尖高集積を主所見とします。
d|条件・追加確認が必要
均衡虚血等は灌流像だけで完全除外しませんが、今回の特徴的心尖構築を優先します。
e|適合しない
発作時以外の灌流だけでは診断できず、提示の形態的集積特徴を直接説明しません。
判断のポイント
心尖部に相対的に強い集積を認め、心尖部肥大型心筋症を優先する。
鑑別・注意点
肥厚による部分容積効果や心筋量も集積に影響する。Tl集積のみで肥厚を確定せず、心エコー・心臓MRIで形態を確認する。肥大型心筋症でも虚血・冠動脈疾患を合併し得るため、負荷時変化と症状を合わせる。
診断専門医 2006年度 問65
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問65
解答例:d
選択肢別の解説
a|支持する
前壁・中隔から心尖の時間的集積変化が主で、該当領域を評価します。
b|あり得る
下壁の軽い低下は横隔膜等の減弱と比較し、固定欠損を直ちに梗塞としません。
c|示唆するが証明ではない
逆再分布は再灌流後にみられ得ます。冠開存自体は血管評価で確認します。
d|誤り
逆再分布でも生存心筋と機能回復があり得ます。回復不能の確定所見にはできません。
e|あり得る
代謝障害は血流回復後も残り得て、BMIPP低下が想定されます。実測して評価します。
判断のポイント
前壁・中隔・心尖部の集積が遅延像で相対的に低下する逆再分布を認める。逆再分布を理由に機能は回復しないと断定する記述が不適切である。
鑑別・注意点
逆再分布は再灌流後の生存心筋にもみられる。必ず完全回復する所見でもなく、壁運動、初期集積やBMIPPとの不一致等を合わせて評価する。下壁の低集積では横隔膜減衰も比較し、見かけの欠損と区別する。
診断専門医 2006年度 問66
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問66
解答例:c、d
選択肢別の解説
a|条件付き適切
取り込みに干渉し得ます。処方医と休薬可否・期間を調整し、自己中断を勧めません。
b|適切
提示H/Mは早期1.12・後期0.96と低値です。装置・コリメータと施設基準を照合します。
c|誤り
肝には生理的集積があり、肝が描出されるだけで異常ではありません。
d|誤り
早期から心筋集積が乏しく、早期正常・後期だけ低下という説明に合いません。
e|支持するが確定ではない
症状と交感神経機能低下が合います。薬剤・糖尿病・心疾患等も比較します。
判断のポイント
心筋集積は早期・後期とも低く、心縦隔比も低値である。肝集積を異常とする記述と、早期心筋集積は正常とする記述が誤りとなる。
鑑別・注意点
肝集積は生理的にみられる。H/M比の正常範囲はコリメータ等に依存し、一律2を全施設に適用しない。薬剤、糖尿病、心疾患等の影響を確認し、休薬は処方医と調整する。集積低下だけでParkinson病と確定しない。
診断専門医 2006年度 問67
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問67
解答例:bを優先/aとの確定鑑別は保留
選択肢別の解説
a|除外できない
ヨウ素集積性の肺・骨転移を来し得ます。集積だけで濾胞型と確定区別できません。
b|優先・病理確認が必要
血行性骨転移とヨウ素摂取能が合います。分布のみで乳頭型を除外せず原発病理を確認します。
c|適合しない
C細胞由来で、通常のヨウ素摂取性分化癌治療像の説明には合いません。
d|適合しない
一般にヨウ素摂取能を失うため、この集積性転移像の代表型ではありません。
e|適合しない
甲状腺濾胞細胞のヨウ素摂取機能を持つ転移病変としては説明しません。
判断のポイント
ヨウ素内用療法後の肺・骨等への集積は、ヨウ素摂取能を持つ分化型甲状腺癌転移と整合する。血行性骨転移の背景から濾胞癌を優先する。
鑑別・注意点
乳頭癌もヨウ素集積性の肺・骨転移を来し得る。集積分布や内用療法の実施だけでは乳頭癌と濾胞癌を確定鑑別できず、原発巣の病理を確認する。旧解説の組織型の推測を確定解答として扱わない。
診断専門医 2006年度 問68
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問68
解答例:dを候補/転移部位の確定は保留
選択肢別の解説
a|適合しない
心集積は再発除外の指標ではなく、異常局所集積と解剖を評価します。
b|適合しない
提示像で明瞭な多発肺野局所集積を主所見としません。断層画像で確認します。
c|条件・追加確認が必要
局在の重なりは残りますが、明瞭な骨格に沿う病変を平面像だけで確定しません。
d|候補・局在確定保留
肝右葉尾側付近の局所集積を疑います。生理的肝・副腎病変との重なりをSPECT/CT等で確認します。
e|適合しない
甲状腺髄様癌等の臨床・遺伝学的評価を要し、MIBG分布だけで症候群を診断しません。
判断のポイント
肝右葉尾側付近に局所的なMIBG集積を認め、肝転移が候補となる。
鑑別・注意点
肝は生理的に集積し、平面像では副腎原発巣・局所再発との重なりもある。SPECT/CTやCT・MRIで局在を確認する。MIBGだけでMEN2Aを診断できず、心集積の有無だけで再発も否定できない。
診断専門医 2006年度 問69
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問69
解答例:b、e
選択肢別の解説
a|適合しない
骨製剤肺集積は石灰化等でも生じ、間質性肺炎を直接証明しません。CTと代謝を確認します。
b|適切
透析背景と関節周囲の骨外集積が異所性石灰化を支持します。単純写真等で対応を確認します。
c|条件・追加確認が必要
遊離過テクネチウム酸は原因の一つですが、透析性胃石灰化でも集積します。標識と甲状腺・唾液腺を確認します。
d|適合しない
骨頭の局所欠損・修復反応を要します。広い骨外集積だけから骨頭壊死を診断しません。
e|疑う
前胸部の限局欠損は金属デバイスによる減弱が候補です。装着歴・単純写真で確認します。
判断のポイント
関節近傍と肺などへの骨外集積は異所性石灰化を示唆する。右前胸部の局所的欠損はペースメーカー等の金属デバイスによる減衰を疑う。
鑑別・注意点
胃集積は遊離過テクネチウム酸だけでなく転移性石灰化でも生じる。甲状腺・唾液腺集積、標識状態とCTを合わせて判定する。肺集積を直ちに間質性肺炎とせず、デバイスも単純写真等で確認する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問70
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問70
解答例:dを優先
選択肢別の解説
a|支持する
肋骨の限局集積群は骨折を考えます。形と分布・外傷歴を転移と比較します。
b|背景として整合
骨密度低値と脆弱性骨折に合います。骨シンチ自体が骨密度を測る検査ではありません。
c|支持する
椎体の横走する集積等は圧迫骨折に合います。CT・MRIと時期を確認します。
d|相対的に合いにくい
局所脆弱性骨折の分布を優先しますが、Ca・P・PTHなしで併存を完全否定しません。
e|支持する
仙骨の不全骨折に合う集積を疑います。H型が完全でなくてもあり得、CT・MRIで確認します。
判断のポイント
肋骨・椎体・仙骨の集積分布から脆弱性骨折を考え、骨密度低値という背景と合わせる。旧解答は副甲状腺機能亢進症を最も合いにくいものとする。
鑑別・注意点
骨シンチは骨密度を測る検査ではなく、骨粗鬆症の確定には骨密度や臨床評価を用いる。副甲状腺機能亢進症の合併も画像だけでは除外できず、Ca・P・PTHを確認する。仙骨集積も転移と比較する。
参考文献
診断専門医 2006年度 問71
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問71
解答例:d、e
選択肢別の解説
a|適合しない
単純囊胞は機能性肝細胞を欠き、通常肝胆道製剤の保持部になりません。
b|適合しない
膿瘍は通常欠損側となり、肝細胞性製剤の遅延保持を代表所見としません。
c|適合しない
通常機能性肝細胞を持たず欠損側です。周囲肝との重なりを区別します。
d|一部で適切
分化した一部のHCCは取り込み・排泄異常による保持を示します。全例陽性ではありません。
e|適切
機能性肝細胞と胆汁排泄の遅れで保持し得ます。陽性だけで良性確定とせず断層画像を合わせます。
判断のポイント
肝腫瘤部に肝胆道製剤の集積・遅延保持を認め、機能を有する肝細胞由来病変としてFNHと一部の肝細胞癌が候補になる。
鑑別・注意点
陽性集積だけで良性FNHとは確定できず、全てのHCCに集積するわけでもない。肝胆道シンチとMRI肝細胞相は別の検査である。ダイナミックCT・MRI、背景肝と必要な病理診断を合わせる。
診断専門医 2006年度 問72
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問72
解答例:b、cを優先
選択肢別の解説
a|確定できない
遅延像の陽性だけでは断続性を証明しません。早期連続像での出現・増加も評価します。
b|優先・局在留保
早期下腹部からの出現と後の腸管移動が下部小腸を疑わせます。初出位置の連続追跡を要します。
c|支持する
早期連続像から淡い局所増加を疑います。遅延像だけを読まないことが重要です。
d|適合しない
遅延した結腸内移動は上流出血でも生じ、別の結腸出血を証明しません。
e|条件・追加確認が必要
臨床次第で検討しますが、提示局在から上部を必須の責任部位とはできません。
判断のポイント
早期連続像から下腹部の淡い異常集積が出現し、遅延像で腸管内へ移動するため、下部小腸出血を優先する。
鑑別・注意点
遅延像で大腸に集積があっても大腸原発の出血を意味しない。初めて現れる位置、増強と移動を連続像で追い、必要に応じSPECT/CT等で局在する。静止像だけで回腸や出血の持続性を断定しない。
診断専門医 2006年度 問73
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問73
解答例:eを候補/二つ目の解答は保留
選択肢別の解説
a|条件・追加確認が必要
骨盤集積だけで卵巣癌とはしません。卵巣局在・腫瘤と月経周期を確認します。
b|確定保留
生理的集積と確認できれば候補ですが、前面投影だけで全身異常なしを断定できません。
c|適合しない
明らかな肝内局所異常の根拠に乏しく、既往だけで肝転移を追加しません。
d|条件・追加確認が必要
骨盤の重なりは解剖画像で確認します。二つ選ぶ条件に合わせて骨転移を作りません。
e|候補・二つ目保留
閉経前の卵巣生理集積はあり得ます。CT・断層と周期を照合し、尿管・腸管・病変と区別します。
判断のポイント
骨盤右側の結節状集積は卵巣の生理的集積が候補となる。月経周期に伴う卵巣集積は閉経前女性にみられる。
鑑別・注意点
平面の前面投影だけでは卵巣・尿管・腸管・骨病変の位置関係を確定できない。断層像・CTと月経周期を照合する。乳癌既往だけで卵巣癌とせず、二つ選ぶ条件を満たすために骨転移や異常なしを追加しない。
参考文献
診断専門医 2006年度 問74
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問74
解答例:b、c
選択肢別の解説
a|言い過ぎ
診断情報として役立ちますが炎症と重なる限界があります。全く有用でないという一般化はしません。
b|あり得る
高血糖は腫瘍と脳のFDG集積に影響します。脳低集積だけで推定せず投与前血糖等を確認します。
c|画像上支持
膵尾部病変部に淡い集積を疑います。低集積で悪性を否定しません。
d|適合しない
SUVは炎症・悪性で重なり、血糖や撮像にも依存するため単一値で的確に確定できません。
e|適合しない
脳低集積を尿排泄亢進で直接説明せず、血糖・薬剤・撮像条件等を評価します。
判断のポイント
膵尾部の造影不良部に淡いFDG集積を疑う。脳集積も低く、高血糖による腫瘍集積低下の可能性を検討する。
鑑別・注意点
脳集積低下だけで高血糖と診断せず、投与前血糖、インスリン・絶食条件と撮像を確認する。SUVは炎症と腫瘍で重なり、血糖等の影響も受けるため単一値で的確に良悪性を確定できない。淡い集積でも膵癌を除外しない。
診断専門医 2006年度 問75
問題は学会HPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。学会HPへのログインが必要です。
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.1~40
- 学会HPで問題を開く2006年 第15回2次試験問題診断・核医学問題P.41~72
- この年度は複数のファイルに分かれて公開されています。
- 日本医学放射線学会 専門医試験のご案内(公開ページ)
- 会員ページの試験問題一覧(会員専用)会員ページのご利用には学会会員としてのログインが必要です。ログインの有効期限が切れている場合は、ログインしたあとでもう一度このリンクを開いてください。
解答を表示しますか?
問75
解答例:a、e(2006年の分類を想定)
選択肢別の解説
a|画像上支持
右肺の強い局所集積が既知原発巣と対応します。融合CTで局在を確認します。
b|適合しない
強いFDGだけで病理分化度は決められません。高分化型は低集積の場合もあります。
c|条件・追加確認が必要
腎・尿路等と重なり、明らかな副腎局在病変の証拠に乏しい像です。断層で確認します。
d|適合しない
鎖骨上節を転移と仮定すればN3となり、局所II期には収まりません。
e|2006年の想定・現行は別評価
鎖骨上節を含むN3・M0を仮定した旧病期です。現行ではT等を含め病期群を決め、FDGだけで節転移を確定しません。
判断のポイント
右肺の原発巣に相当する強い集積と、縦隔・右鎖骨上リンパ節の集積を認める。全て転移と仮定するとN3で、旧分類の局所進行病期を想定する。
鑑別・注意点
FDG集積だけではリンパ節転移や分化度は確定できない。原発径と浸潤範囲・遠隔転移を評価し、治療方針に関わるリンパ節は適切に確認する。N3だから現在も一律IIIBとはいえず、現行TNMではT等も合わせて病期群を決める。
参考文献
コメント