2023年に実際に専門医試験を受けられて合格されたペンネーム

  • Sonic先生
  • パグパグ先生
  • 松茸先生

の先生方に解答作成を手伝っていただきました。ありがとうございました。

解答ここはこうじゃないかなどございましたら、一番下のコメント欄に記載いただければ幸いです。

 

1,

正解:d

左島回に拡散強調像高信号、内側を含む左側頭葉にFLAIR像高信号が認められる。ステロイド投与歴からも単純ヘルペス脳炎。免疫力低下に伴うHSV再活性化による。

 

2,

正解:a

両側(右<左)側頭葉白質のT2WI高信号域で神経梅毒や辺縁系脳炎が鑑別にあがり、経過の長い病歴からは神経梅毒を疑います。

 

3,

正解:c

神経節膠腫の半数は10-30歳で、側頭葉が7割以上を占めます。嚢胞を伴うこともあります。年齢とてんかんからは限局性皮質過形成が鑑別にあがりますが、石灰化はないです。

 

4,

正解:c

T2強調像では両側中大脳動脈が描出不鮮明、FLAIR像では脳溝に沿う高信号が認められる(ivy sign)。過換気により誘発される症状とあわせてもやもや病。

 

5,

正解:e

脳底部脳槽で大脳半球、脳幹の脳表、小脳脳溝に沿ったT2WI低信号域があり、T2*WIでより明瞭になっています。脳表ヘモジデリン沈着症と思われます。

 

6,

正解:?

割問でした。neuro専門の先生に聞いてみたところ、どれも非典型的で選びきれないとおっしゃっていました。

 

7,

正解:a

鞍上部からトルコ鞍内にT1強調像で脳幹と等信号、T2強調像高信号の腫瘤あり。造影T1強調像では均一に造影される。dural tail signも認められ髄膜種。

 

8,

正解:

 

9,

正解:e

若年の後鼻孔にある多血性腫瘍で若年性血管線維腫となります。局在が重要です(過去問を解くまで知りませんでした)。翼口蓋窩への進展や翼状突起基部の破壊を伴うことがあります。

 

10,

正解:e

右側の眼窩外側壁、頬骨、上顎洞前壁・後外側壁に骨折あり。左顔面骨に骨折はみられず頬骨上顎複合体骨折。
a,b,c 上顎骨のほぼ下半分が骨折したものをLe Fort Ⅰ型骨折、上顎骨が鼻骨複合体を含めて骨折したものをLe Fort Ⅱ型骨折、頬骨を含め顔面中央部が全体として頭蓋骨と離断される骨折をLe Fort Ⅲ型骨折という。

 

11,

正解:c

頚部食道から左方に突出する、airを含む結節状の軟部濃度ありZenker憩室(咽頭食道憩室)。
d 若年発症で小児期の反復する頚部膿瘍や化膿性甲状腺炎を繰り返し、その度に切開排膿術を受けていることが多い。90%以上は左側発生。

 

12,

正解:e

上腕骨の頭側に石灰化を認め、棘上筋腱の石灰沈着性腱炎を疑います。

 

13,

正解:d

CTで骨幹端部に点状で集族した石灰化があり、STIR:高信号を示しています。軟骨成分と考えられます。巨細胞腫だと石灰化はないでしょうし、内部信号は不均一で、T2WIは低信号を示すことが多いです。

 

14,

正解:a

距骨後方に三角骨(副骨の一つ)あり、周囲の液貯留もみられる。つま先立ちなど足の甲を伸ばした状態で、三角骨が脛骨と踵骨に挟まれて痛みが生じることを三角骨障害という。

 

15,

正解:b

両側大腿骨と脛骨に左右対称性の分布で斑状、地図状の異常信号を認めます。辺縁はT2WIで高信号や低信号を呈しており、内部は大部分が低信号で、一部高信号です。病歴(ステロイド内服?)も合わせて骨壊死(骨梗塞)を疑います。

 

16,

正解:e

尺骨が橈骨よりも長く(positive ulnar variance)、月状骨の尺骨と衝突する部位に浮腫があります。尺骨と月状骨の慢性的な衝突を尺骨突き上げ症候群といいます。TFCCの損傷もきたします。Kienbock病は月状骨が全体的に壊死し、好発は若年成人の手を酷使する人でnegative ulnar varianceの人に多いそうです。Preiser病は舟状骨が壊死する病態です。骨端症は時々でますね。パワフルガイドにまとまっています。

 

17,

正解:d

両肺に斑状のすりガラス影が多発しており過敏性肺炎。2020ATS/JRS/ALATガイドラインで採用された非線維性・線維性分類と組み合わせると、急性過敏性肺炎はすべて非線維性過敏性肺炎。慢性過敏性肺炎は非線維性過敏性肺炎と線維性過敏性肺炎の両病型が存在する。

 

18,

正解:b

右肺下葉背側にconsolidation、すりガラスを認めます。温泉施設の病歴もあわせてレジオネラ肺炎を疑います。

 

19,

正解:b

胸膜側優位に境界明瞭な浸潤影が多発しており、小葉間隔壁肥厚もあります。右肺動脈に血栓があります(Dダイマー上昇しています)。血栓を合併する肺炎となればCOVID-19ですね。

 

20,

正解:d

胸腔ドレナージにより右胸水は減少しているが、右肺優位にすりガラス影、小葉間隔壁肥厚が顕在化している。再膨張性肺水腫。片側発生が圧倒的に多いが、両側発生の臨床報告も散見される(ARDS/ALIと同様、肺に集積した好中球が活性化され、組織障害性因子を放出し血管内皮障害・組織損傷を起こすと考えられているが一元的な説明は困難)。

 

21,

正解:e

右肺中葉の中枢性気管支拡張・粘液栓、無気肺あり。好酸球増多、血清IgE上昇もありアレルギー性気管支肺アスペルギルス症。

 

22,

正解:e

両肺上葉優位に小葉中心性のすりガラス影を認め、骨条件で一部高吸収です。異所性肺石灰化症を疑います。

 

23,

正解:b

骨髄移植歴があり、慢性の経過といったら閉塞性細気管支炎(BO)です。気管支拡張、モザイクパターンがあり、呼気時にモザイクパターンが明瞭になっています。

 

24,

正解:d

両肺に多発する境界不明瞭な小葉中心性結節、右肺の薄壁嚢胞あり。縦隔・両側腋下リンパ節も目立ち多中心性Castleman病。

 

25,

正解:d

胸部造影CTで前縦隔に軟部影を認め、内部に石灰化があり、成熟奇形腫を疑います。

 

26,

正解:d

既往からはMEN 1型があると考えられます。ちなみに尿路結石、胃・十二指腸潰瘍はよくある症状みたいです。MEN 1型で合併するのは胸腺カルチノイドです。
多発性内分泌腫瘍症1型―疫学,診断,遺伝医療
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesjsts/30/2/30_98/_pdf/-char/ja
胸腺カルチノイドを契機として発見された多発性内分泌腫瘍(MEN)1型の1症例https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacsurg/34/2/34_121/_pdf/-char/ja

 

27,

正解:e

縦隔から左胸腔方向に広がる増強効果のない腫瘤あり。T2強調像高信号で、薄い隔壁を多数伴う腫瘤でリンパ管腫。既存構造に鋳型状に広がったり、これらを包み込むような形態を呈するのが特徴的。

 

28,

正解:b

左冠動脈が右バルサルバ洞から分岐しています。

 

29,

正解:b,c

低濃度プラークがあり不安定プラークです。ポジティブリモデリングがあります。ナプキンリングサインもありますかね。

 

30,

正解:c

中隔主体に左室内膜下に遅延造影あり。右室壁にもびまん性の遅延造影が認められる。T1 mapでnative T1値は短縮している。
*組織ごとの T1値(Native T1)は、細胞成分と間質の両者からの水分含有で決定され、心筋線維化、心筋浮腫、アミロイド沈着が強いと延長し、心筋の脂肪成分、鉄沈着により短縮する。
a,d,e Native T1は延長する。
b 右室心筋の脂肪沈着を示す画像が提示されていない。
c 鉄沈着によると思われるnative T1値短縮があり正解。遅延造影については、陽性率が低く、特徴的な分布様式も見出されていない。

 

31,

正解:d

左室心基部~中部主体のびまん性肥厚あり、左室流出路狭窄も認められる。肥大型心筋症。
a 収縮期僧帽弁前方運動により弁尖運動に歪みが生じる結果発生する可能性がある。
b 不均一な心肥大に基づく左室拡張能低下を基本病態とする。
d 成人症例は二次性の機能的TRが殆どで原因として①肺高血圧症、②左→右シャントによる右室・右房拡大、③慢性心房細動による右房の著明な拡大、④不整脈源性右室心筋症がある。
e 心筋中層主体の遅延造影がみられる。

 

32,

正解: d?

左室短軸像で遅延造影で前壁〜中隔に全層から外膜側優位に造影効果を認め、前壁中隔に脂肪抑制T2WI高信号を認めます。心サルコイドーシスを疑います。

 

33,

正解:e

頭を抱えましたが、右乳頭の陰影が濃くなっており可能性が最も高いと言われるとPaget病なんだろうなと考えました。非浸潤性なのか?と悩みましたが、区域性が保たれている感じがしたので良しとしました。Paget病に併存する乳がんの20-40%は非浸潤癌だそうです。

 

34,

正解:e

左乳房に早期から強く造影される結節あり。BRCA1遺伝子変異あり遺伝性乳癌卵巣癌症候群が疑われる。ルミナールA乳癌よりトリプルネガティブ乳癌の可能性がより高い。
*BRCA1またはBRCA2遺伝子の病的変異は遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)に認められる。
*BRCA1/2に病的バリアントを保持する乳癌の特徴として、BRCA1病的バリアント保持者のうち75.8%がトリプルネガティブタイプの乳癌(triple-negative breast cancer:TNBC)で、21.2%がLuminal タイプ、HER2 タイプが2%、BRCA2病的バリアント保持者では、TNBC は18.6%、Luminal タイプは64.4%と報告がある。

 

35,

正解:e

マンモグラフィで高濃度腫瘤があり、辺縁は微細鋸歯状から一部境界不明瞭でしょうか。エコーでは分葉状の低エコー腫瘤で辺縁に高エコーがあり、後方エコーは減弱しています。あまり深く考えずに浸潤性乳管癌なのかなと思いました。

 

36,

正解:a c

S10に病変があり肺分画症はよし。嚢胞病変もあるので先天性肺気道奇形もよいでしょう。両者は合併します。

 

37,

正解: a

頚部左傍正中に増強効果のない腫瘤あり。気管、甲状腺は右方に圧迫されている。腫瘤はairを含んでおり梨状窩瘻。
b 超音波ではonion skin appearanceが特徴的。
c 正中頚嚢胞。舌骨、甲状軟骨付近のほぼ正中に位置する。
d 側頚部、多くは胸鎖乳突筋の裏面にある。

 

38,

正解:c

両側視床の左右対称性のT2WI高信号域で、側頭葉内側や脳幹も左右対称性に高信号に見えます。急性壊死性脳症を疑います。

 

39,

正解:a

造影効果がなく、DWI:高信号を示すので肝膿瘍。

 

40,

正解:e

肝S4に単純CTで高吸収の腫瘤あり。増強効果はないと思われ前腸性嚢胞。内部のムチンを反映して通常の嚢胞より高吸収を呈する。

 

41,

正解:b

肝S4背側に脂肪沈着あり、Third inflow(静脈還流異常)による限局性脂肪肝と思われる。部位からは右胃静脈流入部の脂肪沈着疑い。
*流入血の違いによるホルモンや栄養分などの濃度の差が関与していると考えられる。

 

42,

正解:e

若年女性の肝左葉に低吸収腫瘤があり、冠状断ではやや分葉状で内部に淡い隔壁構造が見られます。ただの肝嚢胞は答えにならなさそうという思いもあり、eを選択しました。

 

43,

正解:d

移植歴や肝の不均一な染まりからSOS(類洞閉塞症候群)と考えられます。ということがわからなくても、肝臓に障害をきたしていれば胆嚢壁は浮腫状に肥厚するでしょう。

 

44,

正解:b

肝、左腎に嚢胞が多発しており常染色体優性多発性嚢胞腎。肝嚢胞は約80%の患者にみられるが肝機能障害を引き起こすことはまれ。

 

45,

正解:c, d?

胆嚢頸部に短い経過で出現した高吸収域があり、セフトリアキソンによる偽胆石を疑います。a, b, cで迷い、肝内結石を合併した例は見たことがなかったのでaかcに絞りました。入院が長く抗生剤を使う高齢者で多いのかなと思い、cにしましたが、ネットで検索してみると小児での報告例が多いようで自信ありません。。

 

46,

正解:d e

嚢胞内に出血のような高濃度域があり、造影効果は認めません。ANCてことだと思います。4週間待機して、WONの時期にドレナージをすることが推奨されています。

 

47,

正解:a,e

*コンセンサスに基づく肝細胞癌治療アルゴリズム2015*によるとChild-Pugh A、脈管浸潤なし、単発の乏血性早期肝癌に対しては厳重観察または局所療法が選択される。1~3個、3cm以下の(典型的)肝細胞癌であれば肝切除または局所療法が選択される。(*日本肝臓学会編:肝癌全体の治療アルゴリズム,肝癌診療マニュアル.第3版,医学書院,東京,2015, 146.)
b 小型の肝細胞癌(5cm以下)に対しては小範囲の系統的切除あるいは部分切除、大型の肝細胞癌に対しては2区域以上の拡大切除(片肝切除を含む)が選択される点からも誤り。
c 早期濃染がないため責任血管を同定困難と思われる。

 

48,

正解:e?

左水腎症があり、腎実質が菲薄化しており、慢性経過が示唆されます。cやeで迷いましたが撮像範囲に粗大な結石はなく、CTで左上部尿管周囲の軟部影が目立つため、eを選びました。

 

49,

正解:a b

両側副腎腫大で高血圧もきたすものということだと思います。

 

50,

正解:a

膀胱頂部に上前方に突出する不整形腫瘤あり。増強効果を伴っており尿膜管癌疑い。組織学的には腺癌の頻度が90%と最も高く、粘液性腺癌がそのうち70%を占める。

 

51,

正解:d

前立腺移行域11〜1時方向にT2強調像で境界不鮮明な中等度低信号域が認められる。拡散制限を伴っており前立腺癌疑い。
a,e 腫大リンパ節、肥大結節はみられない。
b 中心域は前立腺底部背側寄りにあるため誤り。
c 中間部と思われる。
d 前線維筋間質と前立腺の間の両側にprostatic venous plexus (anterior venous plexus of Santorini)と思われるT2強調像高信号あり。

 

52,

正解:d

子宮体部筋層内の境界明瞭な腫瘤でT2WIで不均一な軽度高〜低信号、T1WIで辺縁優位に高信号です。筋腫の赤色変性が疑われ、病歴とも合致します。

 

53,

正解:b c

T2WI:顕著に高信号で、拡散制限を認めません。a,d,eはこんなに高信号にならないでしょう。内膜間質肉腫は筋層内腫瘤を形成することが多く、充実成分と嚢胞成分が混在します。

 

54,

正解:e

骨盤内左傍正中に、T1強調像で骨格筋と等信号、T2・拡散強調像高信号の腫瘤あり。脂肪成分ははっきりとしない。卵巣由来の嚢胞性腫瘤と思われ、壁が薄く検診発見であることからも成熟嚢胞性奇形腫。
b 厚い壁を伴うことが多く、腫瘤内に液面形成またはガスがみられることもある。
c 甲状腺コロイドがT1強調像低~軽度高信号、T2強調像低信号を呈する。

 

55,

正解:b

結腸脾弯曲での腸重積が疑われる所見で、単純CTですが先進部に腫瘤があるように見えます。選択肢の中では大腸癌が最も疑われるかと思います。

 

56,

正解:c

C、Dで割れました。漏出性腹水は腹膜自体に病変がなく低蛋白血症や門脈圧亢進症により血中の水分が腹腔内に漏出したもの、滲出性腹水は腹膜の血管透過性亢進やリンパ流の鬱滞等により、蛋白質や細胞成分を多く含んだ血漿成分が腹腔内に滲出したものだそうです。今回は炎症に伴う腹水であり滲出性腹水のようです。

 

57,

正解:b

B-RTOで側副排血路が見られてもその血流が少なく流れも遅い場合は、ゆっくり時間をかけて硬化剤を少量ずつ注入する(Stepwise injection法)ことで側副排血路は閉塞し硬化剤が静脈瘤内に停滞することも多い。これで閉塞しない場合はDown grade法(側副排血路が分岐するよりもさらに深くバルーンカテーテルを進める)を試みるが、対応困難であればマイクロカテーテルを用いた側副排血路の塞栓を行う。

 

58,

正解:a,b

右腎の小径腎癌で一部外側に膨隆しています。部分切除のほか、凍結療法も適応になるかと思います。肝右葉下縁に近接しているのが気になりましたが、hydro-dissectionを行えばできるかなと推測しました。

 

59,

正解:e

両腎に脂肪濃度腫瘤(AML)があります。腫瘍径4cm以上か動脈瘤径5mm以上が適応です。EO(オルダミン)を使うのは静脈瘤や静脈奇形に対してです。AMLではコイル、マイクロスフィア、エタノール、スポンジなど使います。

 

60,

正解:d

2019年65問の類題。基底核、視床、脳梁、小脳への集積が少なく123I-iomazenil SPECT。

 

61,

正解:b

拡散強調像で右中大脳動脈穿通枝領域の梗塞あり、MRAでは右中大脳動脈M1近位での閉塞を認める。アセタゾラミド負荷脳血流SPECTで右中大脳動脈領域の血流増加が乏しく、脳循環予備能は低下していると思われる。左小脳半球にremote effectに伴う血流低下を認める。

 

62,

正解:b

2019年の66番と全く同じ問題 2019年放射線科診断専門医試験解答例 | 【非公式】放射線科専門医・診断専門医試験 解答例
自分は本番は脳血流SPECTで自分は左右非対称かなと思いeを選んでしまいました(過去問解いた時も同じ間違いをしていました…)。

 

63,

正解:b

前壁、側壁に虚血があります。下後壁は安静時に集積が低下していますが、アーチファクト?

 

64,

正解:a

99mTc-PYP(ピロリン酸)を用いた心筋障害シンチで心筋へのびまん性集積ありATTR心アミロイドーシス疑い。
b 心/対側肺野(heart-to-contralateral)比。
c 99mTc標識心筋血流製剤はTetrofosminとMIBI。
d 370~740MBq。
e 1時間後が推奨。3時間後は適宜選択可。

 

65,

正解:e?

dとeで迷い、本番は閉塞型のパターンが改善していると思いdを選びました。ただ死体腎移植ということを考慮すると移植時から急性腎障害の状態で移植され、その軽快過程を見ているのであれば尿路の通過よりも急性尿細管壊死の改善のほうが合致する気がします。

 

66,

正解:b

リンパシンチグラフィです。Dermal back flowが左下腿(Type4)にあり、左鼠径リンパ節の描出がありません。

 

67,

正解:e

99mTcO4-(99mTc-pertechnetate)を用いた唾液腺シンチグラフィで唾液腺への集積低下を認める。甲状腺への生理的集積がみられる。
e クエン酸などの唾液分泌刺激物を口腔内投与する。

 

68,

正解:a

肋軟骨部での数珠状集積から骨軟化症を疑いました。その他にも全身に異常集積が複数ありますが、不全骨折でしょうか。

 

69,

正解:e

甲状腺腫にはMIBIは集積するので、SPECT/CTは有用です。

 

70,

正解:c

十二指腸に動脈相で強い増強効果と中心部の造影不良を伴う腫瘤あり。ソマトスタチン受容体シンチで集積はみられず、low gradeの神経内分泌腫瘍は除外され消化管間質腫瘍(GIST)。造影不良域は中心壊死と思われる。

 

71,

正解:a

プラナー前面像で両肺へのびまん性集積あり肺転移と思われる。膀胱に生理的集積を認める。造影CTでは右外側咽頭後リンパ節(Rouviereリンパ節)の腫大と石灰化があり転移と思われる。甲状腺床にも石灰化を伴う残存腫瘍が認められる。

 

72,

正解:e

メトホルミンの内服で便中へのFDG排泄があるようです(恥ずかしながら知りませんでした)。

 

73,

正解:d

回腸の拡張と壁肥厚(スムーズ)と強い集積があり、悪性リンパ腫が最も考えられます。

 

74,

正解:c,e

側頭動脈、大動脈とその主要分枝へのFDG集積から巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)、大転子の腱付着部、坐骨結節、棘間靭帯への集積からリウマチ性多発筋痛症が疑われる。
巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)は通常50歳以上に発症し、リウマチ性多発筋痛症が約50%に併発する。

 

75,

正解:e

腹部大動脈周囲の軟部腫瘤でFDG-PET/CTで集積に乏しいです。a, bで迷い、IgG4にしては他臓器の所見に乏しいなと思い、bを選びましたが、aを選んだ人の方が多かったようです。

その後、はじめましてのPET/CT(メジカルビュー社)P74に今回の症例と全く同じ画像の掲載があり、集積の低い悪性リンパ腫であることが判明。リンパ形質細胞性リンパ腫の症例でした。

  • リンパ形質細胞性リンパ腫(lymphoplasmacytic lymphoma:LPL)
  • 慢性リンパ性白血病(chroniclymphocytic leukemia:CLL)/small lymphocytic lymphoma)SLL)
  • 結節型でない辺縁帯リンパ腫(marginal zone lymphoma)
  • MALT lymphoma
  • 菌状息肉腫

などではFDG集積が見られない場合があり、non-FDG-avidリンパ腫と呼ばれる。

non-FDG-avidリンパ腫の場合は、形態的に明らかにリンパ腫が疑われるものの集積が低い場合に鑑別に挙げ、従来のCTや生検を組み合わせて判断する必要がある。とのことです・・・(^_^;

参考文献:はじめましてのPET/CT(メジカルビュー社)P74-5

76,

正解:b

水と脂肪が混ざり合っていると消し合います。副腎腺腫や臓器の縁取りが黒くなるのはそのためです。

 

77,

正解:a

b 123I
c 131I
d 対消滅
e 137Cs

 

78,

正解:

 

79,

正解:d

使用目的は添付文書に記載されている通りです。使用するか否かは個人の裁量だと思います。責任者の要件は「日本医学放射線学会に認定された放射線診断専門医」です。
使用開始前に研修をします。
人工知能技術を活用した 放射線画像診断補助ソフトウェアの 臨床使用に関する管理指針
http://www.radiology.jp/content/files/20220107.pdf

 

80,

正解:d

a,c 物理的安全対策
b 人的安全対策
e 技術的安全対策