この回の出題傾向
この回の公開選択式は100問で、内訳は総論40問、脳神経20問、循環器20問、腫瘍20問です。
同じ公開100問形式の他回と大区分の問題数は同じです。公開セット全体の内訳であり、受験時の60問の内訳とは異なります。
代表的なテーマは治療に用いるβマイナス線放出核種、酸素抽出代償と血管予備能枯渇、下壁の可逆性欠損と責任冠領域、糖含有点滴・インスリン作用による筋集積です。問題数の差は難易度の差を示すものではありません。
学会公開100問の公式大区分。実際の受験問題数60問とは区別する。 比較は同じ公開形式の他回に限り、主題の重複計上はしていません。
核医学専門医試験・第6回(2009年)
問題は日本核医学会のHPを別タブで開いて確認しながら取り組んでください。問題文・選択肢・画像は掲載していません。
問題番号を押すと、出題テーマ・解答例・各選択肢の判定理由・根拠資料を確認できます。非公式の解答例です。未確定の項目は理由を明記しています。
解答候補として掲載:総論・問6、総論・問12、総論・問13、総論・問16、総論・問22、総論・問23、総論・問33、総論・問34、総論・問36、総論・問37、総論・問40、脳神経核医学・問3、脳神経核医学・問4、脳神経核医学・問7、脳神経核医学・問8、脳神経核医学・問9、脳神経核医学・問11、脳神経核医学・問14、脳神経核医学・問15、脳神経核医学・問20、循環器核医学・問1、循環器核医学・問5、循環器核医学・問6、循環器核医学・問10、循環器核医学・問14、腫瘍核医学・問1、腫瘍核医学・問4、腫瘍核医学・問6、腫瘍核医学・問8、腫瘍核医学・問9、腫瘍核医学・問12、腫瘍核医学・問15、腫瘍核医学・問16、腫瘍核医学・問17、腫瘍核医学・問18、腫瘍核医学・問19、腫瘍核医学・問20。解答未確定:総論・問30、腫瘍核医学・問13。各項目に理由を記載しています。
総論・問1
解答例:e
考え方
In111は電子捕獲核種、C12は安定核種です。元素名だけでなく質量数を確認します。
各選択肢の解説
- a:誤り — F18は陽電子核種なので非放出核種の組へ含めません。In111のみが該当します。
- b:誤り — O15は陽電子核種であり、電子捕獲のIn111との対は条件を満たしません。
- c:誤り — O15とGa68はいずれも陽電子を放出し、除外対象ではありません。
- d:誤り — In111は電子捕獲ですがGa68は陽電子放出です。
- e:正しい — In111は電子捕獲、C12は安定核種で、ともに陽電子を放出しません。
根拠・参考文献
- IAEA・Nuclear Medicine Physics: A Handbook for Teachers and Students:核壊変と生成核種の基礎。全核種の評価済み核データそのものではない。
総論・問2
解答例:e
考え方
Tc99mは約6時間、Ga67は約3.3日、Xe133は約5.2日です。
各選択肢の解説
- a:誤り — O15は約二分、C11は約二十分なので最初の二核種が逆です。
- b:誤り — F18約百十分の後はY90約六十四時間、Sr89約五十日となり、後二者が逆です。
- c:誤り — Tl201約三日、I131約八日、Cr51約二十八日の順で、提示の向きと逆です。
- d:誤り — Kr81mは約十三秒、I123は約十三時間、In111は約六十七時間なので後二者が逆です。
- e:正しい — Tc99m約六時間、Ga67約七十八時間、Xe133約百二十六時間の順に長くなります。
根拠・参考文献
- IAEA・Nuclear Medicine Physics: A Handbook for Teachers and Students:核医学核種の壊変と時間尺度の背景。核定数表は追加確認対象。
総論・問3
解答例:b
考え方
骨疼痛緩和、抗体標的治療、ヨウ素治療のβ線放出核種を選びます。
各選択肢の解説
- a:誤り — Sr89とY90はβマイナス線治療核種ですがIn111は主に電子捕獲による診断核種です。
- b:正しい — Sr89の骨疼痛、Y90の抗体治療、I131の甲状腺等でβマイナス線を利用します。
- c:誤り — Sr89/I131は治療用ですがI123は主に診断核種で、治療のβ線源ではありません。
- d:誤り — Y90は治療用ですがIn111とI123は標準のβ線治療用ではありません。
- e:誤り — I131は該当してもIn111とI123が治療β線源の条件に当たりません。
根拠・参考文献
- 厚労省・RI投与患者退出指針(2010改正):Sr89・Y90・I131治療と退出管理。
総論・問4
解答例:d
考え方
ほかの構造が同じならリング径が広がると立体角が減ります。高放射能では偶発と不感時間損失が増えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 偶発は無関係な光子の対で画像雑音となります。
- b:誤り — 散乱率は被写体・窓等に依存し計数上昇だけで減りません。
- c:誤り — 単独計数の増加により偶発も増えます。
- d:正しい — 一定の軸長等では検出器の見込み角が小さくなります。
- e:誤り — 高率ほど不感時間の損失が問題です。
根拠・参考文献
- IAEA・Nuclear Medicine Resources Manual, 2020 Edition:PET検出器配置・計数性能の基礎。
総論・問5
解答例:c
考え方
画像平滑化と再構成、減弱補正は別工程です。
各選択肢の解説
- a:誤り — Rampは逆投影の低周波側の過重を補う再構成フィルタです。低周波ノイズ除去専用という対応が不適切で、Butterworthの高周波抑制は妥当です。
- b:誤り — Rampの用途が違い、Changも部分容積補正ではなく均一減弱体を仮定した減弱補正です。
- c:正しい — Butterworthは高周波雑音を抑え、OSEMはFBP特有の放射状筋状影を軽減できます。
- d:誤り — OSEMの利点は妥当ですがFBPそのものは散乱光子の混入を取り除く手法ではありません。
- e:誤り — FBPと散乱補正、Changと部分容積補正の両対応が違います。散乱・減弱・分解能補正は分けます。
根拠・参考文献
- IAEA・核医学定量のガイダンス:再構成・散乱減弱補正と分解能の区別。
総論・問6
解答例:e(出題時想定)
出題時想定e・原文の担体蛋白をハプテンと呼ぶ括弧は用語上誤り
考え方
古典的RIAは標識抗原と試料抗原の競合を利用します。小分子を担体へ結合すると免疫原性が増しますが、担体蛋白をハプテンと呼ぶのは逆です。
各選択肢の解説
- a:誤り — 標識抗体を基本とするのはIRMAとの混同で、受容体反応は免疫反応ではありません。
- b:誤り — 分離精度は合いますが前二項の定義が違います。
- c:誤り — 分離と担体の趣旨は合っても標識抗体を古典RIAの基本としません。
- d:誤り — 競合と担体は合いますが受容体測定を狭義RIAへ含めません。
- e:正しい — 競合・担体結合・結合/遊離分離を選ぶ意図です。原文のハプテン括弧は用語上誤りです。
根拠・参考文献
- IAEA-TECDOC-1001・RIA/IRMAの原理:p25〜26の標識抗原競合、B/F分離精度とIRMAの標識抗体、p48のハプテンと担体蛋白の結合を本文で確認。
総論・問7
解答例:b
考え方
HMPAOは新鮮な溶出液とジェネレータ履歴が重要です。標識操作はキット固有の手順に従います。
各選択肢の解説
- a:誤り — HMPAOの溶出履歴とECDの安定性は妥当ですが、MIBIは室温放置だけでなく規定の加熱を要します。
- b:正しい — HMPAOにはTc99等の影響を減らす先行溶出と新鮮な溶出液が重要で、ECDは調製後の安定性が高い製剤です。
- c:誤り — HMPAOの溶出時刻は妥当ですが、調製済MDPへ溶出液を足すだけでは標識品質を保証できません。
- d:誤り — ECDの安定性は妥当ですが、MIBI加熱省略と調製MDPへの追加は製剤別標識手順に反します。
- e:誤り — HMPAOの新鮮溶出液は妥当ですが、MIBI加熱省略とMDPへの追加調製が不適切です。
根拠・参考文献
- 4学会・放射性医薬品取扱GL第3.1版:HMPAOで24時間内の先行溶出と2時間内溶出液、製剤別調製記録。後年版での確認。
総論・問8
解答例:b
考え方
骨薬は骨塩表面へ結合し、TlはK類似体として細胞輸送を受けます。MIBIはP糖蛋白による排出の影響を受けます。
各選択肢の解説
- a:誤り — MDPは骨塩表面への化学吸着で、NaKポンプが主機序ではありません。Gaのトランスフェリン結合は妥当です。
- b:正しい — MDPをNaKポンプ、Tlを単純な受動輸送へ当てる二項が誤りです。骨塩結合とK類似輸送を区別します。
- c:誤り — Gaの運搬にトランスフェリンが、MIBIの排出にはP糖蛋白が関係し、両対応は妥当です。
- d:誤り — MIBIのP糖蛋白排出とFDGの糖代謝の対応は妥当なので、誤りの組ではありません。
- e:誤り — Tlの単純な受動輸送は違いますが、FDGの糖輸送・リン酸化は妥当です。
根拠・参考文献
- PMDA・クエン酸ガリウム67Ga添付文書:Gaのトランスフェリン結合。
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:Tlの能動的な細胞輸送とMIBI保持。
- EANM・骨シンチGL:骨塩への骨製剤集積。
総論・問9
解答例:c
考え方
FDGはリン酸化後に保持され、癌専用の薬ではありません。血糖と保温など生理的条件も確認します。
各選択肢の解説
- a:誤り — FDGは尿排泄されますが、細胞内でリン酸化保持され、褐色脂肪も取り込むので後二項が違います。
- b:誤り — 尿排泄と高血糖の競合は妥当ですが、細胞へ入ってすぐ排出される説明は保持機序と逆です。
- c:正しい — 尿路への排泄、炎症細胞の糖利用、高血糖での競合という三現象を選びます。
- d:誤り — 炎症細胞の集積は妥当ですが、速やかな細胞外排出と褐色脂肪非集積の二項が違います。
- e:誤り — 炎症集積と高血糖の影響は妥当ですが、褐色脂肪も生理的に取り込むため組全体は不成立です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:FDGの保持・生理集積と血糖管理。
総論・問10
解答例:e
考え方
Mo/TcとSr/Rbは親娘壊変を利用して娘核種を溶出します。
各選択肢の解説
- a:誤り — Ga67とIn111は通常サイクロトロンで製造し、提示の二つは一般的ジェネレータ供給核種ではありません。
- b:誤り — Rb82はSr82から溶出しますがGa67は通常加速器製造です。
- c:誤り — In111とTl201は通常加速器製造でありジェネレータの代表ではありません。
- d:誤り — Tc99mはMo99由来ですがTl201は通常加速器製造です。
- e:正しい — Mo99からTc99m、Sr82からRb82を得る親娘核種の組です。
根拠・参考文献
- IAEA・Nuclear Medicine Physics: A Handbook for Teachers and Students:Mo99/Tc99m、Sr82/Rb82のジェネレータ供給。
総論・問11
解答例:d
考え方
MIBGの神経内分泌腫瘍への保持とI131のβ線を組み合わせます。
各選択肢の解説
- a:誤り — F18の診断画像を主用途とします。
- b:誤り — MAG3は腎機能診断用です。
- c:誤り — IMPは主に脳血流診断用です。
- d:正しい — 集積のある神経内分泌腫瘍の内用療法に用います。国内承認時期と旧研究治療を区別します。
- e:誤り — Tlは主に診断用です。
根拠・参考文献
- PMDA・MIBG申請資料:I131-MIBGの集積機序と治療。2021承認資料は試験当時の承認を意味しない。
総論・問12
解答例:a(出題時想定)
出題時想定a・C11/F18の放出分岐比を含む線量率定数の厳密比較に留保
考え方
C11は一時間で約三半減期です。遮蔽の積み重ねと距離減衰は指数・逆二乗で扱います。
各選択肢の解説
- a:正しい — C11は約二十分なので一時間で約三半減期、残存は約八分の一です。光子遮蔽で高密度材が有利という趣旨も妥当です。
- b:誤り — C11の減衰は妥当ですが、点線源からの線量率は距離の三乗ではなく二乗に逆比例します。
- c:未確定 — 光子遮蔽の趣旨は妥当です。同じ放射能でも線量率定数には陽電子分岐比等の差があるので、C11/F18の厳密比較は評価済み核データが必要です。
- d:誤り — 十半価層で二の十乗分の一、約千分の一です。十分の一という計算は誤りです。
- e:誤り — 十半価層の指数減衰と点線源の逆二乗則の両方を取り違えています。
根拠・参考文献
- IAEA・Nuclear Medicine Resources Manual, 2020 Edition:核種減衰・光子遮蔽の物理。概説資料として参照する。設問に用いる個別の数式・数値の直接記載は未照合。
総論・問13
解答例:d(出題時想定)
出題時想定d・当時の法的GMP適用原典の全照合なし
考え方
供給元の品質保証に加え、調製した施設が標識品質と製造管理を担います。2009年時点の院内製造と現行GMP制度を混同しません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 病院調製の品質管理は合いますが薬局方を一律除外しません。
- b:誤り — 市販薬は合いますが薬局方除外と全院内施設の法的GMP義務を一括しません。
- c:誤り — 薬局方除外と一律のGMP義務という断定が不適切です。
- d:正しい — 供給製剤の試験、院内調製の確認、各製造施設の管理基準を選びます。
- e:誤り — 院内管理は合いますが制度・薬剤を指定せずGMP法的義務を一律に述べません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・院内製造FDG診療ガイドライン第2版(2005年10月):2005年の院内FDG品質・製造基準。
- 4学会・放射性医薬品取扱GL第3.1版:院内Tc調製と品質管理。2009年の全法的GMP適用範囲を直接示すものではない。
総論・問14
解答例:b
考え方
治療薬も処方と施設条件が必要です。強いβ線源では低原子番号材を内側に置き制動放射を抑えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 処方は合いますが有効期限は薬剤ごとに違います。
- b:正しい — 処方指示と非放射性の操作練習が安全に必要です。
- c:誤り — 製剤別期限と使用室の条件を無視しています。
- d:誤り — 一般診察室での投与と、β線源を直接高Z材へ置く操作が不適切です。
- e:誤り — 予行練習は合っても内側アクリル等を省く遮蔽は不適切です。
根拠・参考文献
- 4学会・放射性医薬品取扱GL第3.1版:処方に基づく調製・治療薬調製と安全管理。
総論・問15
解答例:b
考え方
作業を中断して汚染を局限し、汚染物は所定のRI廃棄物として分離します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 隔離と吸収紙での回収は妥当ですが、作業完了を優先して汚染対応を遅らせると拡大します。
- b:正しい — 汚染範囲の隔離、吸収材での回収、汚染物を所定のRI廃棄物として分離する組です。
- c:誤り — 隔離と分離は妥当です。除染の目的は被ばく・拡大防止であり、減衰して場所が分からなくなる前という説明ではありません。
- d:誤り — 吸収回収は妥当ですが作業続行は拡大リスクを増やし、除染時期も残留量・核種・安全性で判断します。
- e:誤り — 汚染物の分離は妥当ですが、作業完了待ちと減衰による場所消失を基準とする対応が不適切です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会等・放射性医薬品取扱GL第3.3版:汚染時の範囲特定・拡大防止と廃棄物管理。
総論・問16
解答例:e(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:ガラス対フィルムの感度数値比較原著未取得
考え方
Gyは単位質量当たりの吸収エネルギーで、線質の生物効果を含める量ではありません。
各選択肢の解説
- a:誤り — Gyは単位質量当たりの吸収エネルギーで線質荷重を含めません。GMは気体電離で検出します。アクリルを内側に置くβ線遮蔽は妥当です。
- b:誤り — Gyは線質の生物効果を含む量ではなく、GMも固体蛍光ではなく気体電離です。α線の単位吸収線量当たり生物作用が大きい点は妥当です。
- c:誤り — ガラス線量計とα線の作用は妥当ですが、線質荷重を吸収線量Gyそのものへ含める点が違います。
- d:誤り — アクリルと鉛の組合せ・ガラス線量計は妥当ですが、GMはガスの電離・増幅を利用します。
- e:正しい — 低Z内層で制動放射を抑えるβ防護、ガラス線量計の検出特性、αの大きな生物効果を選びます。
根拠・参考文献
- IAEA・Nuclear Medicine Resources Manual, 2020 Edition:検出器の物理原理。
- 日本核医学会等・放射性医薬品取扱GL第3.3版:線質と外部防護の基礎。ガラス対フィルム感度の数値比較は別資料が必要。
総論・問17
解答例:e
考え方
臓器内の均一分布などを仮定し積算放射能とS値から算出します。人体モデルは日本人男性に限定されません。
各選択肢の解説
- a:誤り — MIRDの標準モデルは日本人男性限定ではなく年齢・性別等を持ち、α・β・光子の放出を線量計算に含められます。距離が交差照射へ影響する点は概ね妥当です。
- b:誤り — 投与放射能は必要ですが、標準モデルを日本人男性だけとする点とα・β線を計算対象外にする点が違います。
- c:誤り — 臓器平均の均一分布仮定と投与放射能は妥当ですが、対象体格を日本人男性へ限定しません。
- d:誤り — 距離依存と臓器平均分布の仮定は妥当ですが、MIRDはα・β線のエネルギー付与にも用います。
- e:正しい — 交差照射の幾何、臓器平均の分布、投与放射能からの積算量を選びます。距離だけの単調則ではありません。
根拠・参考文献
- MIRDcalc・開発元ユーザーマニュアル:TIACとS値、標準人体モデルの線量学。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問15:MIRDの標準人体と放出線
総論・問18
解答例:d
考え方
投与量・線量率に加え個別の積算線量評価があります。測定線量率による一律基準は全治療核種へ同じように規定されていません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 公衆は年1mSv、介護者は一件5mSvという抑制基準で、いずれもこの問の誤りではありません。
- b:誤り — 公衆年1mSvと退出記録二年保存は、確認した通知で妥当です。
- c:誤り — 介護者一件5mSvは妥当ですが、個別積算線量の第三方式を除外する点が違います。
- d:正しい — 投与量・線量率に加え個別積算線量方式があり、一律の線量率表はI131が対象で三核種全部ではありません。
- e:誤り — 三核種すべての線量率規定という説明は違いますが、退出記録二年保存は妥当です。
根拠・参考文献
- 厚労省・RI投与患者退出指針(2010改正):三方式、公衆年1mSv・介護者一件5mSv、線量率表の対象核種。2010改正は試験後。
総論・問19
解答例:a
考え方
実効線量と部位の等価線量を区別します。眼水晶体の限度はその後改正されました。
各選択肢の解説
- a:正しい — 実効線量100mSv/五年と対象女子5mSv/三月が妥当です。五年限度には別途年50mSvの上限もあります。
- b:誤り — 五年実効線量は妥当ですが、妊娠と分かった後の腹部表面は2mSvで、提示値と違います。
- c:誤り — 女子の三月限度は妥当ですが、当時の水晶体は年150mSvです。現行の引下げ後基準とも別です。
- d:誤り — 当時の水晶体150mSv/年と皮膚500mSv/年を逆にしています。
- e:誤り — 皮膚は500mSv/年、妊娠中腹部表面は2mSvで、いずれの提示値も違います。
根拠・参考文献
- 厚労省・電離放射線障害防止規則:従事者線量限度の制度。現行水晶体限度の変更を試験当時へ遡及しない。
総論・問20
解答例:d
考え方
診療用RI使用室や治療病室からの退出は医療法施行規則と関連通知に基づきます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 製剤の承認・品質の体系です。
- b:誤り — 医師の資格・業務の法律です。
- c:誤り — 技師の資格・業務の法律です。
- d:正しい — 診療施設の放射線安全管理と患者退出を規定します。
- e:誤り — 労働者防護は扱いますが患者退出の直接の根拠とは異なります。
根拠・参考文献
- 厚労省・RI投与患者退出指針(2010改正):医療法施行規則30条の15に基づく退出通知。
総論・問21
解答例:d
考え方
Iomazenilは中枢ベンゾジアゼピン受容体をみる薬で、リンパ腫の代表的診断薬ではありません。
各選択肢の解説
- a:正しい — アミロイド沈着の評価へ用います。
- b:正しい — Tlは脳腫瘍診断に用いられます。
- c:正しい — 炎症・発作に伴う血流異常を評価し得ます。単独でウイルスを同定しません。
- d:誤り — リンパ腫を受容体結合薬で代表する対応が違います。
- e:正しい — 虚血性血流異常を評価します。
根拠・参考文献
- 7学会・アミロイドPET適正使用GL第4版:PiB等によるアミロイド沈着評価。
- PMDA・塩化タリウム添付文書:脳腫瘍の診断適応。
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:脳血流・受容体薬の臨床用途。
総論・問22
解答例:c(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:成人変性・CCDを全比較する直接原著未照合
考え方
閉塞性血管病では供給圧が、変性疾患や遠隔効果では神経活動が主要な要因です。
各選択肢の解説
- a:誤り — 皮質基底核変性は主に神経変性の影響です。
- b:誤り — 内頸閉塞はまず灌流圧低下を考えます。完成梗塞では脱落もあります。
- c:正しい — 末梢灌流圧の低下と側副血行の限界が関係します。
- d:誤り — ADの代表は神経変性・シナプス機能低下です。
- e:誤り — CCDは入力遮断による遠隔機能抑制で、初めから細胞脱落を必要としません。
根拠・参考文献
- IAEA・核医学定量のガイダンス:機能画像の血流・代謝の区別。CCD全機序の直接原著は別途必要。
総論・問23
解答例:e(候補)
解答候補・小児年齢別正常データの直接照合が必要
考え方
正常の血流薬分布には薬剤差・年齢差があり、成人の一つの正常像を全小児へ適用しません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 通常は内側後頭葉が高く、海馬が上回るとしません。
- b:誤り — 内側後頭皮質は比較的高集積です。
- c:誤り — 白質は灰白質より低血流です。
- d:誤り — 前頭血流が加齢で一律増加する関係ではありません。
- e:正しい — 発達過程の相対分布を問う想定です。ただし小児を全年齢一括には扱いません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:年齢依存の正常脳血流分布。原文の全年齢区分の直接比較は未確認。
総論・問24
解答例:c
考え方
Tc薬も虚血・梗塞診断の有用性が確立しています。投与量、肝背景、再分布の違いから検査手順は異なります。
各選択肢の解説
- a:正しい — Tcは短寿命で多いMBqを用います。
- b:正しい — Tc血流薬では肝胆道背景に注意します。
- c:誤り — 診断有用性は概ね同等とする比較データがあり、Tlだけ高いとはしません。
- d:正しい — 再分布が乏しいので負荷・安静に別投与します。特殊な二核種法は別です。
- e:正しい — Tlは早く撮り、Tcでは通常肝背景の低下を待ちます。機種・負荷法で変わります。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:Tc/Tl比較、同等の診断価値・投与量・再分布と撮像時期。
総論・問25
解答例:e
考え方
FDGは生きた細胞の糖代謝をみるもので、壊死組織への特異的集積薬ではありません。
各選択肢の解説
- a:正しい — TlはK類似体として血流・細胞保持を反映します。
- b:正しい — Tc脂溶性陽イオンの血流分布を評価します。
- c:正しい — 分枝脂肪酸類似体による代謝評価です。
- d:正しい — 交感神経終末の取り込み・保持を評価します。
- e:誤り — 炎症細胞も取り込むため急性梗塞部が光ることはあっても壊死そのものを標的にしません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:各心臓核医学薬の機能評価対象。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問23:心筋薬の評価対象
総論・問26
解答例:c
考え方
冠血管拡張による予備能差を利用します。脳・腎の負荷薬を混同しません。
各選択肢の解説
- a:誤り — ジピリダモールは合いますがアセタゾラミドは主に脳予備能です。
- b:誤り — 脳負荷薬と利尿薬の組は心筋負荷に当たりません。
- c:正しい — アデノシン作用を直接または間接に増強する薬です。
- d:誤り — アデノシンは合いますがACE阻害薬は主に腎血管性高血圧評価です。
- e:誤り — ACE阻害薬と利尿薬は代表的冠血管拡張負荷ではありません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:心筋血流の血管拡張薬負荷。
総論・問27
解答例:a
考え方
移動・消失する腸管集積は生理的内容物を支持します。一方、遅延増強や持続だけで癌と断定できません。
各選択肢の解説
- a:正しい — 時間で位置が変わるびまん性腸管集積は生理的要因を支持します。
- b:誤り — 持続する局所集積は精査が必要ですが良性病変でもあります。
- c:誤り — 炎症でも遅延増強し得ます。
- d:誤り — 小型・低代謝の肺癌は遅延でも見えない場合があります。
- e:誤り — 膵炎も遅延増強し得て癌特異的ではありません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:FDGの生理的・炎症性分布と偽陰性。
総論・問28
解答例:d
考え方
高分化・粘液性・尿排泄臓器などの条件でFDG感度が下がります。
各選択肢の解説
- a:誤り — 肺旧分類と高分化HCCは低集積となり得ますが、上顎癌は一般に糖代謝が高い対象です。
- b:誤り — 上顎癌と多くの悪性リンパ腫は高集積で、低集積の代表的三疾患にはなりません。
- c:誤り — 腎細胞癌は感度が限定されますが、上顎癌と多くのリンパ腫は高集積なので組全体は違います。
- d:正しい — 旧肺胞上皮癌の一部、高分化HCC、腎細胞癌は組織性質と尿路背景等から低集積になり得ます。
- e:誤り — 肝・腎は該当しますが、多くのリンパ腫は高集積です。低集積の病型があることは別の例外です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:組織型・分化によるFDG偽陰性の注意。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問27:高分化肝癌のFDG低集積
- 第2回(2005年)総論・問29:肺組織型とFDG集積
総論・問29
解答例:b
考え方
Gaの腺組織・肝の正常分布を病変と区別します。撮像時期で尿路や腸管背景は変わります。
各選択肢の解説
- a:誤り — 唾液腺と肝は合っても心筋は通常高集積臓器ではありません。
- b:正しい — 唾液腺・肝・涙腺は生理的集積です。
- c:誤り — 腺組織は合いますが通常の遅延Gaで膀胱を代表正常高集積臓器としません。
- d:誤り — 肝は合っても心筋と膀胱の組が違います。
- e:誤り — 涙腺以外の二項が標準的遅延正常像と合いません。
根拠・参考文献
- PMDA・クエン酸ガリウム67Ga添付文書:正常肝分布と尿・胆道への時間依存排泄。涙腺等の全正常部位は別資料も必要。
総論・問30
解答例:未確定
未確定・2009年PET/CT算定通知未取得、eが候補だが確定しない
考え方
本問は2009年の算定条件です。臨床有用性と保険適用を区別し、現在の広い適用から逆算して正答を作りません。
各選択肢の解説
- a:未確定 — 乳癌再発と脳腫瘍再発について当年度のPET/CT算定通知照合が必要です。
- b:未確定 — 疾患名だけでなく診断目的ごとの当年度要件を確認しないと選べません。
- c:未確定 — 乳癌再発の扱いを含め当年度通知が必要です。
- d:未確定 — 脳腫瘍のPET単独とPET/CTの区別を原典で確認する必要があります。
- e:未確定 — 肺・膵・黒色腫が出題上の候補ですが当年度通知の原文未確認です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・院内製造FDG診療ガイドライン第2版(2005年10月):FDG診療GLは保険の当年度算定通知そのものではない。
総論・問31
解答例:b
考え方
粒子の気道沈着と、可溶性薬剤の肺胞上皮移行を分けます。
各選択肢の解説
- a:誤り — ガスとの違いと乱流沈着は妥当ですが、DTPAは肺胞からの吸収があり上皮透過性を主にみます。
- b:正しい — ガスと異なる粒子沈着、乱流での局所沈着増加、TcによるSPECT収集を選びます。
- c:誤り — ガスとの差とSPECTは妥当ですが、HSA粒子の保持は上皮透過性より粘液線毛輸送に適します。
- d:誤り — 乱流は妥当ですがDTPAを粘液輸送、HSAを上皮透過性へ当てる二つの薬剤機能が逆です。
- e:誤り — SPECTは可能ですが、可溶性DTPAの上皮吸収と保持されるHSA粒子の粘液輸送を取り違えています。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・呼吸器核医学診療GL第2版:エアロゾル分布と肺上皮透過性・粘液線毛クリアランス。
総論・問32
解答例:c
考え方
肺血流検査は慢性血栓塞栓性肺高血圧のスクリーニングでも重要です。
各選択肢の解説
- a:正しい — 必要性と線量を評価し妊娠中にも適応となり得ます。
- b:正しい — 切除予定領域の機能割合から術後予測に使います。
- c:誤り — 慢性血栓塞栓の欠損評価は重要で意義が小さいとはいえません。
- d:正しい — 全身分布などから短絡率を推定します。
- e:正しい — 区域間境界を縁取る集積低下帯は、微小腫瘍塞栓症や癌性リンパ管症などで生じます。正常血流を残すstripe signとは別です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・呼吸器核医学診療GL第2版:GL第15項でsegmental contour signを区域間境界の集積低下帯と定義し、微小腫瘍塞栓等を列挙。第16項で慢性血栓塞栓症への有用性を本文確認。
総論・問33
解答例:a(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:HSA-Dの蛋白漏出直接原著未確認
考え方
アルブミン漏出と腎皮質保持を選び、胃粘膜・胆道・肝受容体を混同しません。
各選択肢の解説
- a:正しい — 標識アルブミンが腸管へ漏れる蛋白漏出と、DMSAの腎皮質保持による瘢痕検出の組です。原文HASはHSAの表記を確認します。
- b:誤り — 蛋白漏出は妥当ですがGSAはアシアロ糖蛋白受容体を介する肝機能薬で、胆道排泄をみる体質性黄疸用ではありません。
- c:誤り — DMSAは妥当ですがMeckelの異所性胃粘膜には過テクネチウム酸を用い、胆道薬PMTではありません。
- d:誤り — PMTは胆道排泄、DTPAは主に糸球体濾過をみる薬で、Meckel・門脈短絡との対応は違います。
- e:誤り — DTPAの腎排泄とGSAの肝受容体結合を、門脈大循環短絡と胆道排泄障害へ取り違えています。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:腎皮質・異所性胃粘膜等の機能薬の用途。蛋白漏出HSA-Dの直接原著は追加確認対象。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問32:腎瘢痕と蛋白漏出の薬剤
総論・問34
解答例:c(候補)
解答候補・唾液腺病変の一次文献補強が必要
考え方
唾液腺上皮が取り込む腫瘍と急性炎症では高集積となり得ます。嚢胞や機能低下は欠損を考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — Warthinは合いますが貯留嚢胞は通常機能細胞を欠きます。
- b:誤り — 嚢胞と自己免疫性機能低下を高集積の代表としません。
- c:正しい — Tc保持を示す腫瘍と急性炎症の組です。炎症の病期で分布は変わります。
- d:誤り — 炎症は合いますが多形腺腫は通常欠損です。
- e:誤り — 多形腺腫とSjogrenの機能低下は高集積の代表ではありません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:唾液腺機能検査の背景。各腫瘍・炎症病期の直接原著は未取得。
関連する過去問
- 第2回(2005年)腫瘍核医学・問8:唾液分泌刺激と耳下腺腫瘍
総論・問35
解答例:e
考え方
骨製剤は尿路へ排泄され、通常は腎・膀胱も見えます。骨格だけが強い場合は別途評価します。
各選択肢の解説
- a:正しい — 成人の代表的投与範囲です。体格・装置・現行添付文書で調整します。
- b:正しい — 骨背景比の改善を待つ通常の遅延撮像です。
- c:正しい — Tcの光子に合う低エネルギー用を用います。
- d:正しい — 骨形成が盛んな部位に強く集積します。
- e:誤り — 通常は腎尿路が描出され、非描出を正常と一般化できません。
根拠・参考文献
- EANM・骨シンチGL:骨製剤の腎排泄、撮像と正常集積。
総論・問36
解答例:e(出題時想定)
出題時想定e・2009年全製剤の保険通知未照合
考え方
臨床研究で用いられることと承認・保険適用は異なります。神経芽腫など特定の原疾患適応も一般の骨軟部腫瘍と区別します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 骨製剤とTlは当時の標準用途に含まれる想定です。
- b:誤り — 骨製剤は合いますがMIBGの一般骨軟部腫瘍適応は別です。
- c:誤り — TlとGaは当時の腫瘍診断に用いられました。
- d:誤り — MIBIは候補ですがGaを非適応とする組ではありません。
- e:正しい — MIBIとMIBGを一般骨軟部腫瘍の承認適応外とする出題意図です。
根拠・参考文献
- PMDA・塩化タリウム添付文書:Tlの骨軟部腫瘍診断適応。
- PMDA・クエン酸ガリウム67Ga添付文書:Gaの悪性腫瘍診断適応。2009年の全保険通知は未照合。
総論・問37
解答例:a(出題時想定)
出題時想定a・髄様癌の良好集積が多いという一般化は不適切
考え方
ノルアドレナリン輸送系を持つ腫瘍で取り込みを期待します。髄様癌では集積率に幅があり、良好集積が多数とは限りません。
各選択肢の解説
- a:正しい — PPGLと一部髄様癌が候補です。髄様癌は非集積例も多くあります。
- b:誤り — PPGLは合いますが自己免疫性甲状腺刺激はMIBG標的ではありません。
- c:誤り — 髄様癌は候補でも副甲状腺腺腫は通常MIBI等です。
- d:誤り — 副甲状腺と皮質腺腫はMIBGの代表標的ではありません。
- e:誤り — 皮質と甲状腺ホルモン産生を交感神経輸送と取り違えています。
根拠・参考文献
- PMDA・MIBG申請資料:MIBGの輸送・保持機序とPPGL。髄様癌多数例の集積率を直接支持する資料ではない。
総論・問38
解答例:e
考え方
TlはK類似の細胞膜輸送、MIBIは膜電位とミトコンドリア保持が中心です。
各選択肢の解説
- a:誤り — ヨウ素のホルモン合成経路とMIBGの類似性は妥当です。
- b:誤り — ヨウ素は合ってもMIBIをNaKポンプに直接対応させません。
- c:誤り — MIBGと皮質コレステロールの対応は妥当です。
- d:誤り — 皮質薬は合いますがTlの主機序をミトコンドリアとしません。
- e:正しい — TlとMIBIの主要な保持機序を入れ替えています。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:血流薬TlとMIBIの細胞保持。
- PMDA・アドステロール添付文書:コレステロール類似体の副腎皮質集積。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問10:TlとFDG等の集積機序
総論・問39
解答例:b
考え方
骨形成反応がある疼痛性骨転移を対象にし、血球・腎機能と他治療を考慮します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 鎮痛薬や局所照射等との病態別選択で一律第一選択ではありません。
- b:正しい — 骨製剤が集まらない病変ではSrの標的集積も期待しにくいです。
- c:誤り — 骨髄腫を集積だけで適応とせず、骨髄抑制リスクも評価します。
- d:誤り — 退出基準が設けられています。
- e:誤り — 再投与は骨髄回復等を確認し、少なくとも三か月程度の間隔を要する扱いです。
根拠・参考文献
- 厚労省・RI投与患者退出指針(2010改正):Sr89の治療と退出基準。
- EANM・骨シンチGL:造骨反応の集積原理。再投与間隔の旧製品添付文書は追加確認対象。
- 厚労省・2009年メタストロン安全性資料:固形癌の骨シンチ陽性疼痛性転移、2MBq/kg最大141MBq、再投与三月以上を当時資料で確認。
総論・問40
解答例:b(出題時想定)
出題時想定b・国際的な液剤の存在を否定しない
考え方
国内の標準製剤はカプセルで、分化癌でもヨウ素制限を行います。退室は単なる経過日数ではなく退出基準で判断します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 水分摂取は妥当ですが剤形と制限不要が違います。
- b:正しい — カプセル剤形、ヨウ素制限、退出基準との違いを誤りとして選ぶ意図です。国際的には液剤も存在します。
- c:誤り — 八日待機は誤りですが副作用の全てを一般化して否定する組ではありません。
- d:誤り — 水分指導は妥当なので誤りの組へ含めません。
- e:誤り — 水分は妥当で、退室日数だけが不適切です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・ヨウ素内用療法GL第6版:カプセル治療、ヨウ素制限・水分摂取・副作用と退出管理。
脳神経核医学・問1
解答例:a
考え方
原本の術後MRIでは右側頭部の血流・血液量が局所的に増えています。術前虚血からの単なる正常化と過灌流を区別します。
各選択肢の解説
- a:正しい — 術後の吻合周囲の血流増加を説明します。
- b:誤り — 術前OEF上昇の病態で、術後の強い血流増加そのものではありません。
- c:誤り — 他領域の拡張に伴う流量減少をいうため向きが違います。
- d:誤り — 遠隔部の機能抑制で、局所増加と違います。
- e:誤り — 不可逆障害を免れた危険組織の概念で、提示術後変化の名称ではありません。
根拠・参考文献
- Fujimuraほか・もやもや術後の過灌流定量(2015):もやもや再血行再建後の局所血流増加と過灌流。原著抄録を開いて確認。
脳神経核医学・問2
解答例:b
考え方
発作時は迅速に調製・投与し初期分布を保持するTc薬が使いやすく、iomazenilは中枢性受容体薬です。
各選択肢の解説
- a:誤り — IMPは時間変化や投与準備の面で発作時の第一候補ではありません。迅速投与できるHMPAOの緊急血流評価は妥当です。
- b:正しい — 発作時は初期分布を保持するTc薬を選び、iomazenilの標的は末梢性でなく中枢性ベンゾジアゼピン受容体です。
- c:誤り — HMPAOでの緊急血流評価とPiBでのアミロイド沈着評価は妥当です。
- d:誤り — PiBはアミロイド、FDGは糖利用を評価するため両対応は妥当です。
- e:誤り — FDGの糖代謝は妥当ですが、iomazenilを末梢性受容体薬とする点が違います。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:発作時Tc薬の投与と保持。
- 製造販売元・ベンゾダインIF:中枢性ベンゾジアゼピン受容体への結合。
脳神経核医学・問3
解答例:d(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:数値指定負荷の全生理条件を直接原著で照合せず
考え方
正常の自己調節域内では圧上昇だけでは大きく変わりません。高CO2と貧血では血流増加を期待します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 自己調節域の圧変化と軽い酸素分圧低下は通常大きな増加を来しません。
- b:誤り — 圧だけの変化と軽度低体温は増加条件ではありません。
- c:誤り — CO2は合いますがこの程度の酸素低下は強い刺激になりません。
- d:正しい — CO2による拡張と、酸素運搬低下への血流代償を選びます。
- e:誤り — 貧血は合いますが低体温では代謝・血流は減る方向です。
根拠・参考文献
- IAEA・核医学定量のガイダンス:血流定量の生理学的背景。各数値条件の直接負荷試験は追加照合対象。
脳神経核医学・問4
解答例:d(候補)
解答候補・左皮質安静32の正常閾値と視床局所の判読に留保
考え方
原本の右小脳は低血流ですが、負荷で約23から35へ増加します。左大脳も約32から48へ増加し、低い安静値と予備能低下は同義ではありません。
各選択肢の解説
- a:誤り — CCDは原画像に合い、誤りの組へ含めません。
- b:誤り — CCDは合い、視床の局所変化は皮質とは分けて判読します。
- c:誤り — CCDを誤りとする点が合いません。
- d:正しい — 皮質安静値を病的低下とし、左皮質と右小脳の反応を低下とする組が出題上の誤りと考えます。
- e:誤り — 左皮質・小脳の反応低下は違いますが視床はラクナ病変を含め別評価です。
根拠・参考文献
- Ogasawaraほか・CEA前予備能と術後過灌流(2003):安静流量と血管予備能を分ける原理。原図数値は当該患者本人。
脳神経核医学・問5
解答例:c
考え方
灌流圧が下がり血管拡張で補えなくなるとOEFが上昇し、代謝を支えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 血流低下は妥当ですが予備能維持の説明が違います。
- b:誤り — 血流低下と代償性血液量増加は起こり得ます。
- c:正しい — 予備能維持と、代謝低下を必須とする二項が不適切です。
- d:誤り — 代謝低下の一般化は違いますがOEF上昇は定義の中心です。
- e:誤り — OEFと血液量の増加は代償と整合します。
根拠・参考文献
- Baronほか・Misery perfusion(1981):O15 PETで低血流に対するOEF増加・比較的保持された代謝。
関連する過去問
- 第2回(2005年)脳神経核医学・問9:OEF増加と血行動態
脳神経核医学・問6
解答例:e
考え方
原本の右側は負荷後に流量が下がり盗血を示します。血行再建後の過灌流リスクも高く周術期監視が重要です。
各選択肢の解説
- a:誤り — 盗血は合っても適応なし・血行力学関与なしの断定が違います。
- b:誤り — 血圧管理は合いますが前二項を否定しません。
- c:誤り — 過灌流と血圧は合いますが治療適応を一律否定しません。
- d:誤り — 盗血と過灌流は合っても血行力学の関与を否定できません。
- e:正しい — 盗血、再建後過灌流、慎重な血圧管理という対応です。血行再建の方法・時期は症候と解剖等で決めます。
根拠・参考文献
- Ogasawaraほか・CEA前予備能と術後過灌流(2003):CEA前の予備能低下による術後過灌流リスクの原著。
脳神経核医学・問7
解答例:b(候補)
解答候補・個別神経疾患の原著補強が必要
考え方
DLB・純粋自律神経不全・特発性RBDは心臓交感神経の低下を共有し得ます。MSAは主に中枢側障害で比較的保たれることが多いです。
各選択肢の解説
- a:誤り — 前二項は合ってもMSAを代表的低下例に加えません。例外はあります。
- b:正しい — Lewy小体病の連続性を示す三疾患の組です。
- c:誤り — DLB/RBDは合いますがAD単独は通常保持です。
- d:誤り — 純粋自律神経不全は合ってもMSAとADを同列にしません。
- e:誤り — RBD以外の二項は典型的な低下対象ではありません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:心MIBGの神経変性疾患での用途。RBD/PAF各比較原著の全文は未取得。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問20:DLBと心MIBG
脳神経核医学・問8
解答例:e(候補)
解答候補(症例画像の独自判読、公式正答未確認)
考え方
原本の矢状断は中脳萎縮を示し、血流は前頭優位に低下します。早期転倒と垂直性眼球運動障害を合わせPSPを考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 典型PDより早期転倒・眼球運動障害が目立ちます。
- b:誤り — 幻視や後頭低下主体より中脳・眼球運動所見が強いです。
- c:誤り — 著明な非対称失行などCBDの所見よりPSPの組です。
- d:誤り — 小脳・橋・自律神経主体より眼球運動と中脳が合います。
- e:正しい — 臨床と中脳萎縮・前頭機能低下が整合します。画像のみの確定ではありません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:脳血流画像の基礎。成人PSPの診断基準の直接原典は追加確認対象。
- MDS PSP臨床診断基準(2017):垂直眼球運動障害と早期転倒の診断的意義、画像所見は補助。原著本文の該当部分を確認。2009年試験後の基準による補足。
脳神経核医学・問9
解答例:a(出題時想定)
出題時想定a・入力関数の変化と実際の流量変化の区別に注意
考え方
H2Oは短寿命で高い抽出を持ち、短い動態収集を反復できます。入力関数を血圧自己調節と同じ概念にしません。
各選択肢の解説
- a:正しい — O15は約二分で、一時間連続収集は通常の血流測定と合いません。水は高抽出でECDより低いとする点も違い、入力関数と自己調節の説明も不適切です。
- b:誤り — 入力関数の説明と収集時間は不適切ですが、コンパートメント仮定が推定血流に影響する点は妥当です。
- c:誤り — 短寿命を利用した反復賦活測定とモデル依存性は妥当なので、誤りの組へ含めません。
- d:誤り — 長い収集と低抽出は違いますが、短寿命O15水の同日反復は可能です。
- e:誤り — 低抽出は違いますが、反復測定とモデルでの推定値変化は妥当です。
根拠・参考文献
- IAEA・核医学定量のガイダンス:入力関数とコンパートメント定量。H2O自己調節に関する原文は解釈が曖昧。
脳神経核医学・問10
解答例:d
考え方
MIBGは心交感神経、InDTPAは髄液循環であり、脳幹神経核や白質変性を直接標的にしません。
各選択肢の解説
- a:誤り — ADの皮質アミロイドとHuntington線条体機能低下は対応します。
- b:誤り — ADは妥当で、CJDも小脳機能異常を呈する場合があります。
- c:誤り — Huntingtonは合ってもMIBGの縫線核指定が違います。
- d:正しい — MIBGの標的とInDTPAの検査対象の二項が違います。
- e:誤り — InDTPAは違いますがCJDで小脳異常がないとはしません。
根拠・参考文献
- 7学会・アミロイドPET適正使用GL第4版:ADのアミロイド評価。
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:心MIBGの標的。
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:InDTPA髄液循環検査と脳機能検査の用途。
脳神経核医学・問11
解答例:c(出題時想定)
出題時想定c・症状・服薬に関する原文の推測は確認不能
考え方
原本は後方連合野優位の低代謝が進行するAD型です。画像だけから服薬歴や症状の細部は確定できません。
各選択肢の解説
- a:誤り — AD型の後方低下をFTDとする点が違います。症状と服薬の推測も断定しません。
- b:誤り — FTDと典型DLBの症状を画像だけで付ける点が違います。
- c:正しい — FTD判定、PiBを代謝低下と同じ向きに扱う点、典型DLBの症状指定が不適切です。
- d:誤り — PiBの説明は違いますが症状進行の可能性はあり得ます。服薬は不明です。
- e:誤り — 幻視・運動症状の必然性はなく、服薬して無効だったとも画像だけで分かりません。
根拠・参考文献
- 7学会・アミロイドPET適正使用GL第4版:アミロイド蓄積とFDGの神経機能低下は別指標。
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:認知症代謝パターンの背景。
脳神経核医学・問12
解答例:e
考え方
血流SPECTは灌流障害・発作・認知症の機能分布に使います。星細胞腫の診断には形態やアミノ酸PET等がより直接的です。
各選択肢の解説
- a:本問では選ばない — 後方低灌流パターンが鑑別を助けます。
- b:本問では選ばない — 発作時と間欠期の差を評価できます。
- c:本問では選ばない — 安静血流と予備能を評価します。
- d:本問では選ばない — 虚血範囲や血行動態を評価します。
- e:正しい — 血流だけでは腫瘍の性質や再発を十分に区別しにくく、候補中で有用性が相対的に低い対象です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:脳血流薬の各臨床用途。腫瘍の完全非適応を意味しない。
脳神経核医学・問13
解答例:e
考え方
原文はI123とMIBIの組合せ自体が不適切です。AD/DLB鑑別の心臓検査ならI123-MIBGを考えます。
各選択肢の解説
- a:本問では選ばない — アミノ酸取り込みは再発病変の評価に用います。
- b:本問では選ばない — 後方対前頭側頭の代謝分布が鑑別を助けます。
- c:本問では選ばない — 薬剤負荷の血流予備能を測ります。酸素代謝まで直接測るわけではありません。
- d:本問では選ばない — 発作時に投与しその時の灌流状態を保持します。
- e:正しい — 核種・化合物名を取り違え、示した製剤は適切な検査薬ではありません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:Tc99m-MIBIとI123-MIBGの評価対象・標識核種。
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:発作時ECDの用途。
脳神経核医学・問14
解答例:a(出題時想定)
出題時想定a・MCIへの薬効を一般化した肢には留保
考え方
原本は後部帯状回・頭頂連合野の低代謝を示しADの背景を疑います。MCIと診断するには生活機能を確認し、donepezilの長期予防効果を確立済みとはしません。
各選択肢の解説
- a:正しい — AD型分布と進展リスクを選ぶ意図ですが、MCI全員へのdonepezil効果の保証ではありません。
- b:誤り — AD型分布と進展可能性は合っても変性の可能性が低いとはしません。
- c:誤り — 分布は合いますが心交感神経障害と変性否定が違います。
- d:誤り — 薬効の一般化はできず、AD型に典型的心MIBG低下を必須としません。
- e:誤り — 変性否定と心交感神経の推測は画像に合いません。
根拠・参考文献
- Petersenほか・MCIに対するdonepezil無作為試験(2005):MCI769例RCTで三年全体のAD進展抑制は有意でなく、初年度のみ差。抄録を開いて確認。
- 7学会・アミロイドPET適正使用GL第4版:神経機能とアミロイドを分けた診断。
脳神経核医学・問15
解答例:a(出題時想定)
出題時想定a・2009年算定原典未照合
考え方
当時の保険適用を問う問題です。脳FDGも減弱補正と安定した取り込み時間が重要で、SUVは常に必須ではありません。
各選択肢の解説
- a:正しい — 2009年の出題意図です。現行の適用をこの文から判断しません。
- b:誤り — 頭蓋内も減弱の影響を受け補正が必要です。
- c:誤り — 高悪性度で高集積となる傾向はあり、全く無相関ではありません。
- d:誤り — 通常は代謝取り込みを待って撮像し五分開始を標準としません。
- e:誤り — 焦点の相対的低代謝や他検査との統合も可能でSUV必須ではありません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:FDG撮像条件と定量・補正。2009年の認知症保険通知を直接確認する資料ではない。
脳神経核医学・問16
解答例:b
考え方
原本MRAは初日の左MCA描出不良が二週後に改善し、梗塞部は高灌流です。全脳正規化の相対低下を別の梗塞と誤認しません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 血管支配に沿う梗塞と再開通がありMELASを第一にしません。
- b:正しい — 二週後の血管描出改善が再開通を支持します。
- c:誤り — 再灌流部はむしろ相対的高灌流です。
- d:誤り — 強い局所増加で全脳平均が変わり、他部位が相対的に低く出る場合があります。
- e:誤り — 早期の血管画像に明瞭な豊富な側副血行を示す所見はなく、この断定はできません。
根拠・参考文献
- IAEA・核医学定量のガイダンス:正規化と相対指標の解釈。症例の再開通判読は原本MRAとの比較。
脳神経核医学・問17
解答例:c
考え方
原本は側頭葉内側優位のT2変化とHMPAO高集積です。急性発熱と意識・行動変化を合わせHSV脳炎を考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 単一血管域の亜急性梗塞だけでは臨床と辺縁系分布を説明しにくいです。
- b:誤り — 非HSVの辺縁系脳炎も鑑別ですが原本と急性熱性経過ではHSVを優先します。
- c:正しい — 側頭葉内側の炎症性変化と過灌流が整合します。髄液PCR等で確認します。
- d:誤り — 急性の高熱と局所過灌流は典型CJDと合いません。
- e:誤り — 血管域外病変はあり得ますが臨床の感染性経過と辺縁系分布が優先です。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:脳炎・発作に伴う血流変化。HSVの確定診断をSPECT単独で行う資料ではない。
脳神経核医学・問18
解答例:a
考え方
酸素供給を増やせない分を抽出率で補い、代謝を維持する血行動態です。
各選択肢の解説
- a:正しい — 低血流、比較的保持された代謝、抽出率増加という対応です。
- b:誤り — 血流と代謝は合っても抽出率は増加方向です。
- c:誤り — 流量低下以外の代謝・抽出の方向が違います。
- d:誤り — 代謝維持と低下を同時の必須条件にはしません。
- e:誤り — OEFは増加しますが代謝低下やOEF低下は定義の組ではありません。
根拠・参考文献
- Baronほか・Misery perfusion(1981):低血流に対する酸素抽出代償をPETで示した原著。
関連する過去問
- 第2回(2005年)脳神経核医学・問9:血流・代謝・OEF
脳神経核医学・問19
解答例:c
考え方
間欠期の低代謝・受容体低下と、発作時の血流増加を区別します。
各選択肢の解説
- a:誤り — FDGは合いますがDAT薬と発作時受容体増加を標準所見にしません。
- b:誤り — FDGとiomazenil低下は合いますがDATを焦点の標準指標としません。
- c:正しい — 間欠期低代謝、発作時高灌流、間欠期受容体低下の組です。
- d:誤り — HMPAOは合ってもDATと受容体の時期の説明が違います。
- e:誤り — 血流・間欠期受容体は合いますが発作時受容体増加を同列の標準所見にしません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・小児核医学検査GL:発作時/間欠期の血流・FDG検査。
- 製造販売元・ベンゾダインIF:てんかん焦点の中枢受容体機能評価。
関連する過去問
- 第2回(2005年)脳神経核医学・問19:iomazenilとてんかん
脳神経核医学・問20
解答例:a(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:個別解析法の原著を全て開いて照合していない
考え方
FDGの捕捉、可逆受容体結合、血流分布の統計比較に合う方法を選びます。
各選択肢の解説
- a:正しい — 不可逆捕捉を近似するFDGにPatlak、ECDの標準脳比較にeZIS、可逆受容体結合にLoganという対応です。
- b:誤り — FDG/PatlakとECD/eZISは妥当ですが、自由拡散して洗い出される水を微小球の固定捕捉法としません。
- c:誤り — FDG/Patlakは妥当ですがDATは主に線条体結合を評価し、O15水は微小球の固定捕捉ではありません。
- d:誤り — ECD/eZISと可逆結合/Loganは妥当ですが、βCITの線条体定量へ皮質表面投影を代表法としません。
- e:誤り — flumazenil/Loganは妥当ですが、DATの皮質表面投影と水の微小球法が標準の組合せではありません。
根拠・参考文献
- IAEA・核医学定量のガイダンス:Patlak/Loganの動態解析と血流・相対統計画像の区別。全個別手法の原著は未照合。
循環器核医学・問1
解答例:a(出題時想定)
出題時想定a・全薬剤の2009年以前報告の網羅確認は未完
考え方
褐色脂肪は血流・ミトコンドリア・交感神経が豊富で複数薬剤が集積します。報告がないという歴史的否定は調査範囲を限定します。
各選択肢の解説
- a:正しい — 血液プール薬は本問で褐色脂肪集積薬として選ばれない想定です。報告が世界に皆無と証明したものではありません。
- b:本問では選ばない — ミトコンドリア膜電位に関連して集積が報告されています。
- c:本問では選ばない — Tc脂溶性陽イオンとして集積が報告された薬です。
- d:本問では選ばない — 交感神経活動と関係する取り込みがあります。
- e:本問では選ばない — 寒冷などで活性化し糖利用が増えます。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:各心臓トレーサの標的機序。褐色脂肪の全既報を確認する資料ではない。
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:褐色脂肪への生理的FDG集積。
循環器核医学・問2
解答例:c
考え方
酢酸のクリアランスは主に酸化代謝、パルミチン酸は脂肪酸動態を評価します。
各選択肢の解説
- a:誤り — アンモニアは血流ですが、酢酸のクリアランスは主にTCA回路等を介した酸化代謝に関係します。
- b:誤り — アンモニアの血流とFDGの糖利用は妥当なので誤りの組ではありません。
- c:正しい — 酢酸を脂肪酸代謝、パルミチン酸を酸素代謝へ対応させる点が逆です。酢酸は酸化代謝、長鎖脂肪酸は脂肪酸動態をみます。
- d:誤り — パルミチン酸の酸素代謝という指定は違いますがHEDの交感神経評価は妥当です。
- e:誤り — HEDは神経取り込み、FDGは糖利用を評価し、両対応は妥当です。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:心臓PET薬の測定対象。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問14:心臓PET薬剤の機能
循環器核医学・問3
解答例:b
考え方
運動と強心薬は仕事量を増やします。血管拡張薬は主に冠予備能差をつくります。
各選択肢の解説
- a:誤り — 運動は合ってもアデノシンは主に供給側の負荷です。
- b:正しい — 運動とβ刺激による心仕事量増加の組です。
- c:誤り — 両者は主に血管拡張薬です。
- d:誤り — ATPと間接アデノシン作用は主に供給側を変えます。
- e:誤り — ドブタミンは合いますがジピリダモールは主に拡張です。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:需要負荷と血管拡張負荷の機序。
循環器核医学・問4
解答例:e
考え方
原本ではTl血流は比較的保持される一方、心尖部を含む広いBMIPP低下があります。急性心不全から早く改善した経過も合わせたこつぼ型を考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 単一冠領域の固定欠損というより広い代謝障害です。
- b:誤り — 複数梗塞とするより血流保持と急性改善がたこつぼに合います。
- c:誤り — 慢性びまん性拡大の所見より急性の広い代謝障害が主体です。
- d:誤り — 心尖部が高集積となる肥大パターンとは違います。
- e:正しい — 冠支配を越える代謝障害と急性の可逆性経過が整合します。冠疾患除外と機能回復確認が必要です。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:BMIPPの脂肪酸利用障害とたこつぼ型の評価。
循環器核医学・問5
解答例:a(候補)
解答候補・冠優位型と原図の境界領域に留保
考え方
原本短軸像では下壁側の負荷時低下が安静で改善します。一般的な冠支配では右冠領域虚血を考えます。
各選択肢の解説
- a:正しい — 下壁の可逆性低下を最もよく説明します。
- b:誤り — 主に側壁の欠損なら考えますが本像の主座と違います。
- c:誤り — 前壁・中隔主体ではありません。
- d:誤り — 限局した高位前側壁主体ではありません。
- e:誤り — 大きな固定欠損を伴うという確証は乏しく虚血が主体です。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:心筋負荷・安静血流の可逆性と冠領域。症例判読は原図。
循環器核医学・問6
解答例:e(候補)
解答候補・肥大心の解析誤差はアルゴリズム依存
考え方
時間分割を増やすと一フレームのカウントは減ります。術後中隔では動きと厚み増加が一致しない場合があります。
各選択肢の解説
- a:誤り — 時間分割だけで画質改善とせず、肥大壁に伴う内腔推定誤差も単純な容積過小としません。
- b:誤り — Tcの有利さは合いますが分割数と肥大心容積の二項が不適切です。
- c:誤り — 術後とTcは合いますが一律の画質改善が違います。
- d:誤り — 不整脈と術後は合っても肥大心の容積過小評価を一般化しません。
- e:正しい — ゲート不整合による機能誤差、術後中隔の乖離、高計数のTc製剤を選ぶ組です。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:同期SPECTの収集・機能評価の限界。肥大心の容積偏りの直接原著は追加照合。
- Yamaguchiほか・心筋肥大におけるQGSのEF過小評価(2013):肥大例では収縮末期内腔の過大評価とEF過小評価を報告。試験後の研究による原理補足であり当時正答の証明ではない。抄録を根担当確認。
循環器核医学・問7
解答例:b
考え方
一過性に低下しても回復する組織と、不可逆の強い欠損を区別します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 収縮反応とstunningは合いますが強い安静欠損は生存性を積極支持しません。
- b:正しい — 収縮予備能、負荷後一過性機能低下、血流回復を選びます。
- c:誤り — 収縮反応と再分布は合っても肺集積は局所生存性の直接指標ではありません。
- d:誤り — 一過性機能低下以外は局所陽性指標ではありません。
- e:誤り — 再分布は合いますが強い固定欠損と肺集積は直接の生存性陽性ではありません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:血流再分布と機能変化による生存性評価。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問1:stunningと生存性
- 第2回(2005年)循環器核医学・問6:代謝・収縮予備能
循環器核医学・問8
解答例:e
考え方
原本は前壁中隔の負荷Tl低下が再注入後に改善し、BMIPPの障害が残ります。残存心筋に虚血後の脂肪酸利用障害を考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 側壁・下壁を主座とする二項が原図と合いません。
- b:誤り — 前壁虚血は合いますが側壁と下壁の指定が違います。
- c:誤り — 前壁の二項は合っても側壁のミスマッチという指定が違います。
- d:誤り — 生存性と代謝障害は合いますが下壁逆ミスマッチを支持しません。
- e:正しい — 前壁中隔の代謝障害と可逆性虚血、残存心筋の組です。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:BMIPPと血流薬のミスマッチ、再分布と生存性。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問7:血流とBMIPPの乖離
循環器核医学・問9
解答例:a
考え方
肺集積、一過性内腔拡大、広い可逆性欠損は広範虚血や機能障害を示唆します。
各選択肢の解説
- a:正しい — 左室機能不全・内膜下虚血・広い危険心筋を示す組です。
- b:誤り — 肺と内腔は合ってもEF増加は一般に機能予備能を示します。
- c:誤り — 肺は合いますが逆再分布とEF増加を主要不良所見へまとめません。
- d:誤り — 内腔と広い再分布は合いますが逆再分布は原因が多様です。
- e:誤り — 広い再分布以外の二項は代表的高リスクの組ではありません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:肺集積・一過性内腔拡大と虚血範囲による予後評価。
循環器核医学・問10
解答例:d(候補)
解答候補・印刷心電図のST計測と虚血範囲の定量値はない
考え方
原本では十分な心拍増加があり、前壁・中隔側の可逆性欠損を認めます。前胸部誘導の変化と合わせLAD病変を疑います。
各選択肢の解説
- a:誤り — 心電図と画像は合いますが負荷不足という指定が違います。
- b:誤り — 心電図は合いますが負荷不足・予後の断定が合いません。
- c:誤り — 冠領域は合いますが負荷不足と必ず重症という二項が不適切です。
- d:正しい — 前胸部ST変化、前壁の可逆低下、LAD狭窄疑いが整合します。
- e:誤り — 前壁とLADは合いますが画像だけで重症・予後不良と一律には決めません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:負荷心電図と心筋灌流による虚血診断。
循環器核医学・問11
解答例:c
考え方
正常の構造・減弱と薬剤固有の分布差が病変に見える場合があります。
各選択肢の解説
- a:誤り — MIBGの下壁低下は正常でもみられますが、アンモニアPETで側壁増加を代表的正常分布とはしません。
- b:誤り — アンモニア側壁増加とMIBI乳頭筋付着部低下の二つは、よくある正常分布として適切でありません。
- c:正しい — 心MIBGの下壁低下と筋量の乏しい膜様部の低集積は、正常でもみられる代表所見です。
- d:誤り — Tlの膜様部低下は妥当ですが、tetrofosminの心尖部は薄さ・部分容積で低く見えることがあり、高集積が代表ではありません。
- e:誤り — 心尖部高集積と乳頭筋付着部低下はいずれも一般的正常所見としての方向が違います。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:薬剤別正常分布と壁厚・部分容積の影響。
循環器核医学・問12
解答例:c
考え方
原本には左室壁を描くびまん性PYP集積があります。心アミロイドーシスを疑い、現行ではAL除外などを含めて診断します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 通常心筋がこのように強く描かれる像ではありません。
- b:誤り — 肥大だけで骨製剤の強いびまん性保持を説明しません。
- c:正しい — びまん性心筋集積はATTRを含むアミロイド沈着を支持します。PYPだけで全病型を確定しません。
- d:誤り — 糖尿病自体をこのPYP分布の原因とはしません。
- e:誤り — CD36欠損は主にBMIPP取り込みに関係します。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:PYPによるアミロイド評価。現行のATTR非生検診断条件は後年の基準。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問9:PYPと心アミロイド
循環器核医学・問13
解答例:b
考え方
Tlは投与MBqが少なくても長い半減期等により被ばくが大きく、Tcは同期機能像へ向きます。
各選択肢の解説
- a:誤り — Tlの通常線量が多い点は妥当ですが、同期撮像には光子・計数条件でTc製剤が有利です。
- b:正しい — 通常投与でのTlの線量の多さと、両薬剤が壊死細胞に保持されにくい点を選びます。混在する残存心筋は別です。
- c:誤り — 同期収集はTcが有利で、Tcでも残存取り込みから生存性を評価できるため両項が違います。
- d:誤り — Tcで生存性評価不能とはせず、高流量での抽出・直線性も一般にTlが有利です。
- e:誤り — 壊死細胞の低保持は妥当ですが、高血流に対するTcの抽出は頭打ちとなりTlより直線的とはしません。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:Tc/Tlの被ばく・抽出・同期収集と生存性比較。
循環器核医学・問14
解答例:b(候補)
解答候補・後側壁瘢痕とCRT原著の追加確認が必要
考え方
原本では心尖部のMIBI保持が乏しく、MIBGとの分布差もあります。CRTの刺激部位の瘢痕と神経機能指標を分けます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 心尖の低保持と刺激予定領域の瘢痕の重要性は妥当ですが、MIBIとMIBGには部位ごとの分布差があります。
- b:正しい — 心尖生存性低下、後側壁残存心筋がCRT反応へ関与すること、MIBGの予後指標を選びます。
- c:誤り — 心尖所見と予後指標は妥当ですが、心MIBGの洗い出しを全身交感神経活動そのものの測定とはしません。
- d:誤り — 後側壁の瘢痕は重要ですが、分布差の否定と心洗い出しを全身指標とする説明が違います。
- e:誤り — MIBGによる予後評価は妥当ですが、MIBIとのミスマッチを否定し、心指標を全身活動へ一般化する点が違います。
根拠・参考文献
- Matsuoほか・心不全のMIBG予後評価原著(2003):MIBGのH/M・洗い出しによる心不全予後評価。
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:CRTでの残存心筋と灌流評価。個別の後側壁瘢痕研究の全文は未取得。
循環器核医学・問15
解答例:b
考え方
肝の高い背景と再構成、横隔膜の減弱、運動後の位置変化はそれぞれ別のアーチファクトです。
各選択肢の解説
- a:誤り — 肝背景は合いますが若い女性では乳房による前壁低下が代表です。
- b:正しい — 肝近傍再構成の下壁欠損と腹臥位での下壁減弱軽減を選びます。
- c:誤り — 女性の部位指定と、拡大で一画素カウント増加という説明が違います。
- d:誤り — 拡大で一画素の実空間面積が減り、上方移動は運動後で起こりやすいです。
- e:誤り — 腹臥位は合いますが薬剤負荷のほうが移動しやすいという説明が違います。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:肝背景・減弱、upward creepと腹臥位収集。
循環器核医学・問16
解答例:d
考え方
心筋交感神経機能が障害されると保持が低下し、洗い出しが高くなります。後期H/Mは予後に有用ですが初期指標を無価値と一括しません。
各選択肢の解説
- a:誤り — HCM洗い出し低下と初期像が全く予後を反映しないという二項が違います。
- b:誤り — HCM/PDの洗い出しを低下方向としません。
- c:誤り — DCM後期所見は合いますが初期の予後価値を一律否定しません。
- d:正しい — DCM後期低下・洗い出し増加とPDの心集積低下を選びます。
- e:誤り — PD低下は合いますが洗い出しの方向が違います。
根拠・参考文献
- Matsuoほか・心不全のMIBG予後評価原著(2003):低いH/Mと予後。
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:心不全・PDのMIBG分布と保持。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問11:MIBGの疾患別所見
循環器核医学・問17
解答例:b
考え方
左脚ブロック・ペーシングでは血管拡張薬負荷が優先されます。カフェインはアデノシン受容体へ拮抗します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 左脚は合いますがQT延長へ一律アデノシン推奨とはしません。
- b:正しい — 左脚時の薬剤負荷と、アデノシン前のカフェイン回避です。
- c:誤り — QTとペーシングの一般的推奨が違います。
- d:誤り — ペーシングでは運動より薬剤、アデノシンは非常に短作用です。
- e:誤り — カフェインは合いますがアデノシンのほうが長作用という説明が逆です。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:左脚/ペーシングでの負荷法、短作用アデノシンとカフェイン。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問5:負荷法の選択
循環器核医学・問18
解答例:a
考え方
脂肪酸輸送の欠損はBMIPPに、極小内腔の部分容積は機能計測に影響します。
各選択肢の解説
- a:正しい — 典型的BMIPP無集積と小心臓でのEF過大を選びます。CD36でも例外的保持の報告はあります。
- b:誤り — BMIPPは合いますが右室も心プール・初回循環法等で評価できます。
- c:誤り — 小内腔は合いますがPDでMIBI無集積とはしません。
- d:誤り — PDの薬剤と安静収集不要という二項が違います。
- e:誤り — 安静像の機能情報と右室評価の可能性を否定しません。
根拠・参考文献
- Fukuchiほか・CD36欠損のBMIPPとFDG(1999):CD36欠損例のBMIPP欠如。
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:小心臓機能誤差と心プール評価。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問3:CD36とBMIPP
循環器核医学・問19
解答例:c
考え方
原本は前壁・下壁側の負荷欠損が安静で改善し、負荷時の内腔も大きく見えます。相対濃度から絶対血流比は決まりません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 可逆性のある前下壁病変で側壁梗塞という指定が違います。
- b:誤り — 側壁固定障害と生存性否定が合いません。
- c:正しい — LAD/RCA領域の可逆低下と負荷時拡大の組です。
- d:誤り — 拡大は合いますが相対画像の明るさを絶対血流半分へ置換しません。
- e:誤り — 絶対血流比と血行再建適応なしの両断定が違います。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:可逆欠損・TIDと血行再建検討。
- IAEA・核医学定量のガイダンス:相対分布と絶対流量の区別。
関連する過去問
- 第2回(2005年)循環器核医学・問10:Tl再分布と負荷所見
循環器核医学・問20
解答例:d
考え方
原本では負荷時内腔が大きく、複数領域の低下が遅延像で改善します。広範な残存虚血心筋を考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 負荷時拡大を認め一枝だけの説明は弱いです。
- b:誤り — 拡大なし・固定梗塞という組は原像と合いません。
- c:誤り — 多枝は合いますが一枝を同時に選びません。
- d:正しい — 多枝病変を疑い、冠動脈精査と血行再建を検討する組です。適応確定には全身状態等が必要です。
- e:誤り — 血行再建の検討は妥当ですが、遅延で改善する欠損を主に完成した梗塞とする説明が原像と合いません。薬物治療は虚血でも併用します。
根拠・参考文献
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:TID・広範囲再分布とリスク評価。
腫瘍核医学・問1
解答例:b(候補)
解答例b・IF全文の再取得確認が必要/直接根拠の確認範囲に限界:ゼヴァリンIF取得制限のため全文未照合
考え方
In111像で非標的の異常分布を除外してからY90を投与します。リツキシマブは規定の前投与として使います。
各選択肢の解説
- a:誤り — In111での分布確認と異常な骨髄集積への注意は妥当ですが、腫瘍への強い集積だけでは治療不適応としません。
- b:正しい — 治療前の非標的分布確認、危険な骨髄集積による除外、遅発性骨髄抑制への注意を選びます。
- c:誤り — 分布確認と骨髄毒性は妥当ですが、リツキシマブは二週休薬ではなく規定量を前投与します。
- d:誤り — 骨髄への注意は妥当ですが、腫瘍高集積を除外理由にし、リツキシマブを単に中止する点が違います。
- e:誤り — 骨髄抑制は妥当ですが、腫瘍高集積による除外と前投与抗体の単純中止は治療手順に合いません。
根拠・参考文献
- 4学会・放射性医薬品取扱GL第3.1版:Y90標識抗体の治療・調製の位置付け。
- 製造販売元・ゼヴァリンIF:製剤別治療スケジュールの参照先。IFは取得制限で全文未確認。
腫瘍核医学・問2
解答例:b
考え方
原本の治療前胸部病変は治療後に消失し、冬季像の鎖骨上・傍椎体の集積は脂肪に一致します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 初回胸部は病変ですが治療後鎖骨上は脂肪で、増悪とは読みません。
- b:正しい — 初回病巣とその後の代謝改善を選び、褐色脂肪だけを理由に追加治療しません。
- c:誤り — 鎖骨上・傍椎体はいずれも脂肪分布で神経幹浸潤とはしません。
- d:誤り — 生理的褐色脂肪を新しい病変とすると増悪を誤診します。
- e:誤り — 増悪の肢と追加治療不要の肢は整合せず、原像は改善を支持します。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:褐色脂肪への生理集積、治療効果評価の偽陽性注意。
腫瘍核医学・問3
解答例:c
考え方
原本造影CTには腎の濃染結節がありPETでは目立ちません。腎細胞癌のFDG偽陰性を考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — 肝細胞癌も低分化などではFDGを取り込み、陽性だけで否定しません。
- b:誤り — 血管腫をFDG高集積の代表とする説明は不適切です。
- c:正しい — 造影される腎腫瘤と低いFDG感度が整合します。
- d:誤り — 下腹部の集積は遅延で同じ焦点が再現されず、腸管活動・尿路移動等を考えます。
- e:誤り — 脾のFDG低集積だけで肝硬変を否定しません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:腎細胞癌・HCCの集積差と腸管・尿路偽陽性。
腫瘍核医学・問4
解答例:a(候補)
解答候補・原本SPECTの焦点位置同定に留保
考え方
原本では傍大動脈病変は両薬剤で描出され、肝右後区域はMIBGで目立ちます。FDG陰性だけで転移を除外しません。
各選択肢の解説
- a:正しい — 傍大動脈の両薬剤集積と肝のMIBG焦点を選ぶ読みです。
- b:誤り — 傍大動脈は合いますが椎体MIBG焦点を確証しません。
- c:誤り — 傍大動脈は合ってもFDG陰性による転移否定と椎体の指定が違います。
- d:誤り — FDGと肝MIBGは合ってもFDG陰性で肝転移を否定する点が違います。
- e:誤り — 肝MIBGは合いますがFDGだけの否定と椎体焦点の指定を支持しません。
根拠・参考文献
- PMDA・MIBG申請資料:PPGLのMIBG保持と個別の集積差。
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:陰性FDGで腫瘍を一律除外できない限界。
腫瘍核医学・問5
解答例:b
考え方
原本は骨格筋へのびまん性集積が目立ち、腫瘍評価に不適切な代謝条件を疑います。血糖正常だけで適切と判断しません。
各選択肢の解説
- a:正しい — 採血時点・結果と投与時の代謝条件を再点検します。
- b:誤り — 異常な分布のまま胃病変の確実な評価ができたと報告するのが不適切です。
- c:正しい — 検査の制約と再評価の必要を依頼医に伝えます。
- d:正しい — 糖入り輸液でインスリンが分泌され筋取り込みが増え得ます。
- e:正しい — インスリン等の使用時刻も含め確認します。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:絶食・糖含有輸液・インスリンと筋FDG分布。
腫瘍核医学・問6
解答例:d(候補)
解答例d・Ca相互作用とflareの旧添付文書視覚再確認が必要/直接根拠の確認範囲に限界:Ca休薬と疼痛flareの当時添付文書の当該欄を画像再照合できず
考え方
骨集積のある疼痛性転移を選び、Ca製剤の影響、骨髄回復と疼痛flareを考慮します。体重換算だけで上限を超えません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 骨シンチ陰性部位はSr89の標的集積を期待しにくく、1.5か月後の再投与も規定の三か月以上に達していません。
- b:誤り — 集積欠如も不適切で、国内の最大141MBqを超える量も不適切です。
- c:誤り — Caへの注意は合っても再投与は少なくとも三月以上です。
- d:正しい — Ca製剤を休薬する配慮と、一時的疼痛増強への説明・対処を選びます。
- e:誤り — flare対応は合っても体重換算後に製剤の上限を適用します。
根拠・参考文献
- 厚労省・メタストロン2009年安全性資料:2009年資料で2MBq/kg、最大141MBq、再投与三月以上と骨シンチ陽性を確認。Ca休薬・flare欄は旧添付文書の文字化けにより直接再確認が必要。
腫瘍核医学・問7
解答例:c
考え方
原本は横隔膜をまたぐ病変と脾の強い集積を示します。脾はリンパ組織であり、脾病変だけで直ちにIV期にはしません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 病変は上下にあり片側限定のII期ではありません。
- b:誤り — 上下の節と脾浸潤は旧分類ではIIISが候補で、他の節外臓器なしにIV期とはしません。
- c:正しい — 唾液腺の淡い対称取り込みは生理的に見られます。
- d:誤り — 感染性炎症で脾の反応性集積が増える場合があります。
- e:誤り — GCSFは骨髄だけでなく脾の集積も増やし得ます。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:リンパ腫病期と脾・骨髄の反応性FDG集積。
腫瘍核医学・問8
解答例:d(出題時想定)
出題時想定d・Gaによる膵癌との鑑別を断定しない、直接AIP研究未取得
考え方
膵のびまん性FDGと膵外の腺・肺門病変はIgG4関連疾患を考える手掛かりです。Gaも炎症に集積しステロイドで変わります。
各選択肢の解説
- a:誤り — びまん性は合ってもFDG陽性自体では膵癌と区別できません。
- b:誤り — FDGだけの鑑別とステロイド無影響が違います。
- c:誤り — 腺病変は合いますがFDGだけの鑑別と治療無影響が違います。
- d:正しい — びまん性FDG、Gaの全身炎症分布による鑑別補助、唾液腺病変を選ぶ意図です。Ga単独で癌を除外しません。
- e:誤り — Gaの参考所見はあり得ますが治療で集積が変わらないという説明が違います。
根拠・参考文献
- PMDA・クエン酸ガリウム67Ga添付文書:Gaは炎症へ集積し得る。AIP対膵癌の診断能を直接証明する資料ではない。
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:炎症性FDG集積の偽陽性。
腫瘍核医学・問9
解答例:a(候補)
解答候補・印刷像の微小焦点と溶骨性病変の除外には限界
考え方
原本拡大像では転移を積極的に示す明瞭な多発性骨焦点を認めません。高Caは液性因子でも生じ、骨シンチ陰性で溶骨病変を完全除外しません。
各選択肢の解説
- a:正しい — 明瞭な転移性骨形成の焦点が乏しいという画像判断です。
- b:誤り — 腎が見え全身一様な骨優位superscanでもなく、びまん性転移を断定しません。
- c:誤り — 連続肋骨に並ぶ骨折パターンを確証しません。
- d:誤り — 単発の特定肋骨転移だけとする根拠を原図に認めません。
- e:誤り — 四肢長管骨皮質沿いの対称性線状集積が目立つ像ではありません。
根拠・参考文献
- EANM・骨シンチGL:骨形成反応をみる検査で、溶骨性転移の偽陰性と形態照合が必要。
腫瘍核医学・問10
解答例:a
考え方
腎細胞癌、旧肺胞上皮癌の一部、高分化HCCはFDG感度が低い代表です。
各選択肢の解説
- a:正しい — 尿排泄と組織分化の影響を受ける三疾患です。
- b:誤り — 腎・肺旧分類は合っても未分化甲状腺癌は通常高集積です。
- c:誤り — 腎は合っても扁平上皮癌と未分化癌は一般に高代謝です。
- d:誤り — 肺旧分類と肝は合っても扁平上皮癌が違います。
- e:誤り — 肝は合っても残る二項を低集積の代表としません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:組織差・分化とFDG偽陰性。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問27:FDG低集積の高分化肝癌
腫瘍核医学・問11
解答例:c
考え方
同じ元素でも核種が違えば診断・治療の用途は変わります。
各選択肢の解説
- a:誤り — I131は妥当ですが治療骨疼痛薬はSr89でSr85ではありません。
- b:誤り — I131とI131-MIBGは治療用途があります。
- c:正しい — Srの質量数とI123を治療に使う点が不適切です。
- d:誤り — I123は違いますがY90抗体は治療です。
- e:誤り — Y90抗体とI131-MIBGはいずれも内用療法です。
根拠・参考文献
- 厚労省・メタストロン2009年安全性資料:骨疼痛治療の核種はSr89。
- 日本核医学会・ヨウ素内用療法GL第6版:I131による甲状腺内用療法。
- PMDA・MIBG申請資料:I131-MIBG治療。
腫瘍核医学・問12
解答例:c(候補)
解答候補・原本の低カウントと前処置詳細に留保
考え方
原本の背面像は片側の皮質集積が優位で対側が乏しい像です。ACTH抑制を伴うコルチゾール自律分泌を考えます。
各選択肢の解説
- a:誤り — PAでも片側集積はあり得ますが、無抑制標準像の対側低下ではコルチゾール系を優先します。
- b:誤り — PAと髄質腫瘍の組より皮質自律分泌の候補です。
- c:正しい — 顕性又は軽度の自律性コルチゾール産生を考える組です。ホルモンで区別します。
- d:誤り — 軽度自律性は合っても転移自体は通常皮質薬を取り込みません。
- e:誤り — 転移・髄質腫瘍を皮質集積亢進の代表としません。
根拠・参考文献
- PMDA・アドステロール添付文書:皮質コレステロール集積、腺腫と正常/過形成の抑制反応。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問36:副腎皮質薬の用途
腫瘍核医学・問13
解答例:未確定
未確定・原本PDFの設問画像2枠が白紙
考え方
配布PDFではこの設問の全身骨像とCTの枠内が白紙です。胃の骨製剤集積と粘液性腫瘍を問う意図は考えられますが、腹水・骨病変の判読ができず正答を確定しません。
各選択肢の解説
- a:未確定 — 成人の左上腹部集積だけでは腫瘍型を特定できず、原像もありません。
- b:未確定 — 腹水の有無は元の全身像・CTが欠けるため判定できません。
- c:未確定 — 肋骨の局所所見が欠けるため判断できません。
- d:未確定 — 飲尿という原因を示す検査歴・原像がなく断定できません。
- e:未確定 — 粘液性胃癌の石灰化部が骨製剤を取り込むことはありますが、当該症例との対応を確認できません。
根拠・参考文献
- EANM・骨シンチGL:骨外集積では石灰化・軟部病変等を形態と照合するという背景。白紙画像を復元する根拠ではない。
腫瘍核医学・問14
解答例:d
考え方
500/700は約1/√2なので三時間が半減期の半分、半減期は約六時間です。
各選択肢の解説
- a:誤り — I123の約十三時間では減衰が遅過ぎます。
- b:誤り — I131は約八日で減衰が遅過ぎます。
- c:誤り — F18は約百十分なので三時間でさらに大きく減ります。
- d:正しい — Tc99mの約六時間が計算と一致し、副甲状腺検査にも用います。
- e:誤り — Tl201は約三日で減衰が遅過ぎます。
根拠・参考文献
- IAEA・Nuclear Medicine Resources Manual, 2020 Edition:指数減衰と半減期の核医学物理。概説資料として参照する。設問に用いる個別の数式・数値の直接記載は未照合。
腫瘍核医学・問15
解答例:b(候補)
解答候補・旧I131診断製剤の用量/血圧対策原文未確認
考え方
原本は左腎上部の嚢胞性腫瘤に集積し、膀胱排泄も示します。投与量・撮像時期は旧I131-MIBGの条件を示唆します。
各選択肢の解説
- a:誤り — 撮像条件と排泄は合っても薬剤はコルチゾールではなくノルアドレナリン類似体です。
- b:正しい — 旧I131条件、尿排泄、嚢胞性変化を伴う褐色細胞腫を選ぶ意図です。嚢胞変性は特異的ではありません。
- c:誤り — 時期と形態は合ってもα遮断薬準備を全診断投与へ一律に要求する肢は旧添付文書確認が必要です。
- d:誤り — 尿排泄は合いますが皮質ホルモン類似体という説明が違います。
- e:誤り — 形態は候補でも皮質ホルモン類似体が違い、血圧対策の具体要件は製剤別です。
根拠・参考文献
- PMDA・MIBG申請資料:MIBGの神経輸送・排泄と血圧への注意。診断用旧I131製剤の全要件を示す資料ではない。
腫瘍核医学・問16
解答例:c(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:RET/MEN2直接GL取得不可
考え方
原本は甲状腺結節と副腎病変を示し、CEA上昇から髄様癌とMEN2を検討します。正常Caでカルシトニン測定を省略しません。
各選択肢の解説
- a:誤り — 悪性を低いとする点は不適切ですが粘膜神経腫評価と家族/RET確認は妥当です。
- b:誤り — 悪性軽視とCaからの検査省略は不適切でも粘膜神経腫の評価は妥当です。
- c:正しい — 結節の軽視、MEN否定、Ca正常だけで内分泌精査省略という三項が不適切です。
- d:誤り — 粘膜神経腫とRETは妥当なので誤りの組に含めません。
- e:誤り — RET評価は妥当であり、残る二項の断定は不適切です。
根拠・参考文献
- PMDA・MIBG申請資料:神経内分泌腫瘍・PPGLの評価背景。RET/MEN2診療の直接GLは追加確認対象。
腫瘍核医学・問17
解答例:b(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:Pgp非基質は検索収録抄録のみ、本文ページ取得制限
考え方
主要な保持機序としてMIBGはノルアドレナリン輸送系です。P糖蛋白の基質かを調べた研究では基質ではないと結論されています。
各選択肢の解説
- a:正しい — FDGのリン酸化保持に関与する酵素です。
- b:誤り — P糖蛋白の基質という対応を否定する細胞研究があり、MIBIとの混同を避けます。
- c:正しい — K類似イオンの取り込み・保持に関わります。
- d:正しい — Gaは血中で結合し病変へ運ばれます。
- e:正しい — SSTR結合を利用するペプチド薬です。
根拠・参考文献
- Kiyonoほか・MIBGとP糖蛋白(2007):2007年原著の検索収録抄録はMIBGはPgp基質でないと結論。PubMed本文は取得制限、論文全文未読。
- PMDA・クエン酸ガリウム67Ga添付文書:Ga/トランスフェリンの対応。
- JCS2010・心臓核医学検査ガイドライン:TlのNaK関連輸送。
関連する過去問
- 第2回(2005年)総論・問10:主要な細胞集積機序
腫瘍核医学・問18
解答例:d(出題時想定)
出題時想定d・体表面積で補正すべきという唯一手法の断定はしない
考え方
高血糖は集積に影響し、呼吸は病変をぼかします。小病変の部分容積は一般に値を下げ、体重SUVは脂肪が多いと高くなりやすいです。
各選択肢の解説
- a:誤り — 血糖以外は誤りです。小病変の回復係数は一未満となり通常過小評価します。
- b:誤り — 血糖は合っても小病変の回復と部分容積の向きが逆です。
- c:誤り — 呼吸は合いますが小病変で必ず高値という二項が逆です。
- d:正しい — 血糖・体格補正・呼吸の影響を選ぶ意図です。体表面積だけが必須ではなく、現行は除脂肪体重SULも用います。
- e:誤り — 体格と呼吸は合いますが悪性病変の部分容積も通常過小評価です。
根拠・参考文献
- IAEA・核医学定量のガイダンス:部分容積と回復係数・定量条件。
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:血糖と呼吸性ぼけ、SUVの補正条件。
腫瘍核医学・問19
解答例:d(候補)
解答候補・持続率/年齢分布の原著補強が必要
考え方
原本は甲状腺全体のびまん性集積で、局在する癌より自己免疫性甲状腺炎を考えます。甲状腺機能・抗体と超音波で評価します。
各選択肢の解説
- a:誤り — びまん性対称集積だけで転移と原発癌の両方を推定しません。
- b:誤り — 転移の指定と若年女性に限定する説明が合いません。
- c:誤り — 抗体は必要ですが局所甲状腺癌を主に疑う分布ではありません。
- d:正しい — 抗体評価と持続し得る炎症性集積を選ぶ意図です。治療での変化は一様ではありません。
- e:誤り — 持続はあり得ますが若年だけを代表的集団として決めません。
根拠・参考文献
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:びまん性甲状腺集積と炎症性偽陽性の評価。持続率・年齢分布の直接原著は未取得。
関連する過去問
- 第2回(2005年)腫瘍核医学・問7:甲状腺疾患のFDG
腫瘍核医学・問20
解答例:a(候補)
解答例・公式正答未照合/直接根拠の確認範囲に限界:月経周期の一次抄録は検索収録で確認、本文ページ取得制限
考え方
内膜と卵巣は周期で集積が変化します。左右差や陽性だけで良悪性を決めません。
各選択肢の解説
- a:正しい — 内膜と卵巣の生理的糖利用は月経・排卵期などで変わります。
- b:誤り — 内膜癌の診断・病期評価に役割があり、検出不可能ではありません。
- c:誤り — 筋腫でも集積する例があります。
- d:誤り — 両側なら必ず生理的ではなく腫瘍・炎症も照合します。
- e:誤り — 排卵後の黄体など片側生理集積があるため癌と断定しません。
根拠・参考文献
- Lermanほか・正常/異常子宮卵巣FDG(2004):女性285例で周期別内膜・卵巣集積を調べた原著。検索収録抄録のみ確認、PubMed本文取得制限。
- 日本核医学会・FDG PET診療GL2020:生理的・良性集積と腫瘍診断の限界。