第10回 核医学専門医試験 解答・解説

核医学専門医試験・第10回(2013年)

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問題番号を押すと、出題テーマ・解答例・各選択肢の判定理由・根拠資料を確認できます。非公式の解答例です。未確定の項目は理由を明記しています。

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解答候補として掲載:問3、問12、問14、問31、問32、問41、問48、問51、問56、問58。解答未確定:問46。各項目に理由を記載しています。

総論・問1

出題テーマN13とO15の半減期の区別

解答例:b、c

考え方

短寿命PET核種でも半減期は異なります。N13は約十分、O15は約二分です。

各選択肢の解説

  • a:正しい — C11は約二十分で反復合成・検査の時間尺度に一致します。
  • b:誤り — N13を約二分とするのはO15との取り違えです。
  • c:誤り — O15を約十分とするのはN13との取り違えです。
  • d:正しい — I123は約十三時間で診断SPECTに用います。
  • e:正しい — In111は約六十七時間、約二・八日です。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・総論問2:核種半減期

総論・問2

出題テーマ吸収エネルギー密度と放射能・等価線量の単位

解答例:a

考え方

吸収線量は物質一kg当たりに付与されたエネルギーで、1Gy=1J/kgです。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 単位質量当たりの吸収エネルギーを表します。
  • b:誤り — 一秒当たりの壊変数で放射能の単位です。
  • c:誤り — 線質等を考慮する等価・実効線量に用います。
  • d:誤り — エネルギーそのものの単位で質量当たりではありません。
  • e:誤り — 電気抵抗の単位であり線量ではありません。

根拠・参考文献

総論・問3

出題テーマ独立した総計数と背景の差の誤差伝播

解答例:a(各一分測定の想定)

解答候補:解答aは各一分測定という通常の暗黙仮定。cpmだけでは測定時間不明で誤差は一意に定まらない

考え方

正味は総計数率から背景を引きます。独立なポアソン測定の分散は差でも加え、一分測定なら√(1600+900)=50cpmです。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 正味700、誤差50は総計数と背景を各一分測定した場合に一致します。
  • b:誤り — 正味は合いますが背景の分散も足す必要があり35にはなりません。
  • c:誤り — 総計数と背景を加算しており正味の中心値が違います。誤差も合いません。
  • d:誤り — 中心値を加算し誤差も過小にしているため不適切です。
  • e:誤り — 背景を差し引いていない中心値と誤差が違います。

根拠・参考文献

総論・問4

出題テーマガンマカメラの近接収集と高エネルギー限界

解答例:d、e

考え方

通常は近接でコリメータ分解能が改善します。高エネルギーでは薄いNaI結晶の感度と隔壁透過が問題です。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 適正計数率内なら計数増加が統計雑音を減らします。過量で不感時間損失や被ばくが増える例外はあります。
  • b:正しい — 体動がなければ総計数増加が精度を上げます。無制限延長が最適という意味ではありません。
  • c:正しい — 穴形状・隔壁・感度と分解能のトレードオフが画質を左右します。
  • d:誤り — 高エネルギーに通常カメラが一律良好とはいえず、感度低下・透過に合う機器が必要です。
  • e:誤り — 患者へ近づけるほど通常の幾何学的ぼけは減ります。接触安全性は別に確保します。

根拠・参考文献

総論・問5

出題テーマ動態収集の時間分解能と統計精度

解答例:b

考え方

初期の速い変化は短いフレーム、後期の緩やかな変化は長いフレームで計数を確保します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 短過ぎると各フレームの計数が足りず雑音が増え、常に短いほどよいとはしません。
  • b:正しい — 変化が緩い時期は時間平均による誤差を抑えつつ統計精度を確保できます。
  • c:誤り — 主な目的は入力・組織時間曲線から動態パラメータを推定することです。
  • d:誤り — 同一投与から連続記録でき、撮影回数ごとに投与を増やす必要はありません。
  • e:誤り — 初回通過など初期情報を失うため通常は投与と同時の動態から始めます。

根拠・参考文献

総論・問6

出題テーマGa68とSr90の核種取り違え

解答例:a、e

考え方

Ga68は陽電子核種です。骨疼痛緩和の約五十日核種はSr89であり、Sr90は約二十九年です。

各選択肢の解説

  • a:誤り — Ga67の単光子撮像と混同しています。Ga68は主にPET標識に利用します。
  • b:正しい — Y90は実用上ほぼ純βマイナス線源です。微小な内部対生成や制動放射があるので厳密に他光子が皆無という意味ではありません。
  • c:正しい — I131のβ線を治療、γ線を分布確認等に利用します。
  • d:正しい — Sr82を親とするジェネレータから短寿命の陽電子Rb82を供給します。
  • e:誤り — Sr89の半減期・骨疼痛用途をSr90へ誤って対応させています。

根拠・参考文献

総論・問7

出題テーマMo99/Tc99m/Tc99の製造と核異性体転移

解答例:c、d

考え方

臨床標準のMo99は原子炉供給が中心で、娘Tc99mを過テクネチウム酸として溶出します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 2013年の一般的なMo99供給をサイクロトロン製造とする説明が違います。加速器製造研究は別です。
  • b:誤り — 約六時間はTc99mで、Mo99は約六十六時間です。
  • c:正しい — 励起準位から同じ原子番号・質量数のTc99へ遷移します。
  • d:正しい — アルミナ上の親を保持し、生理食塩水で陰イオンを取り出します。
  • e:誤り — Tc99は長寿命のβ放出核種で、安定核種ではありません。

根拠・参考文献

総論・問8

出題テーマTcキットの加熱条件の製剤差

解答例:a、e

考え方

MIBIとMAG3は標識に加熱を用います。他のTcキットへ同じ手順を一律適用しません。

各選択肢の解説

  • a:正しい — MIBIの錯体形成に規定の加熱が必要です。
  • b:誤り — MDPは通常、室温でキットを溶解し標識します。
  • c:誤り — HMPAOは新鮮溶出液と迅速使用が重要で、通常加熱しません。
  • d:誤り — ECDは二バイアルの混和・室温静置を用います。
  • e:正しい — MAG3では規定の加熱と冷却などの操作が必要です。

根拠・参考文献

総論・問9

出題テーマ脳保持型と自由拡散・洗い出し型の区分

解答例:b、c

考え方

血流に応じて入った後しばらく保持される薬剤と、出入りを動態モデルで扱う薬剤を分けます。

各選択肢の解説

  • a:誤り — Xeは自由拡散し洗い出しを利用するため蓄積型の代表ではありません。
  • b:正しい — IMPは高抽出と比較的長い脳保持を利用します。遅い再分布はあります。
  • c:正しい — ECDは細胞内変換で親水化され初期分布が保持されます。
  • d:誤り — CO2から生成した標識水を血流測定に使い、固定捕捉型ではありません。
  • e:誤り — 水は拡散・洗い出しを伴い、保持型とは異なります。

根拠・参考文献

総論・問10

出題テーマMAA粒子の肺毛細血管への機械的捕捉

解答例:c

考え方

粒子径による肺微小循環への一時的捕捉を利用し、分布は投与時の肺血流を反映します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 細胞膜の輸送ポンプを介する保持ではありません。
  • b:誤り — 水やガスのように拡散して組織へ移る機序ではありません。
  • c:正しい — 肺の細動脈・毛細血管へ物理的に捕捉されます。
  • d:誤り — 肝脾コロイドの網内系取り込みとは異なります。
  • e:誤り — 特定の細胞受容体へ結合する薬ではありません。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・総論問10:薬剤集積機序

総論・問11

出題テーマFDGの細胞内リン酸化と尿路排泄

解答例:d、e

考え方

PETは陽電子そのものではなく消滅光子を検出します。FDGはリン酸化保持され、未集積分は主に尿へ排泄されます。

各選択肢の解説

  • a:誤り — F18は通常サイクロトロン製造で、院内合成できることとジェネレータ供給は別です。
  • b:誤り — F18の半減期は約百十分です。
  • c:誤り — 放出陽電子が消滅して生じる一対の光子を検出します。
  • d:正しい — FDG6リン酸として細胞内へ保持される機序を利用します。
  • e:正しい — 腎と尿管・膀胱が通常強く描出される理由です。

根拠・参考文献

総論・問12

出題テーマTc調製前希釈と製剤別の溶出液条件

解答例:c、e(候補)

解答候補c/e・標識後希釈のbは製剤ごとの例外確認が必要

考え方

調製前の溶出液は規定濃度・容量へ調整します。調製後の希釈制限と、HMPAOに特有の新鮮溶出液条件を区別します。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 注射剤のため無菌操作と滅菌済み器具が必要です。
  • b:正しい — 標識後の安易な希釈は標識平衡・安定性を変えるので避ける趣旨です。ただし全製剤の絶対禁止へ一般化せず添付文書で判断します。
  • c:誤り — 溶出液を必要に応じ生理食塩水で規定濃度へ調整することがあり、希釈しないという限定が違います。
  • d:正しい — 密閉バイアルの陽圧を避け、飛散・漏出を防ぐための脱気です。
  • e:誤り — 二時間内という代表的条件はHMPAOで、ECDへそのまま一律適用しません。

根拠・参考文献

総論・問13

出題テーマ品質基準・有効期間と周囲被ばく

解答例:b、c

考え方

品質規格と核壊変・周囲への防護は別です。鉛は外へ出る光子を減らしても核壊変は止めません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 薬剤の核種・滞留臓器・投与量で線量は異なり一定ではありません。
  • b:正しい — 当時の薬事法に基づく製法・性状・品質・貯法の規格です。
  • c:正しい — 投与後患者が線源となるため職員は時間・距離・遮蔽を考慮します。
  • d:誤り — 安定性と核種等で期限は異なり、一律十二時間ではありません。
  • e:誤り — 鉛は外部放射線の遮蔽であり核内の壊変速度を抑えません。

根拠・参考文献

総論・問14

出題テーマFDGの放射化学的純度と無菌事後試験

解答例:d、e(出題時想定)

解答候補:出題時想定d/e・bのメーカー保守委託一律義務は未確定

考え方

核種の同定と標識化合物の純度試験を混同しません。短寿命薬では無菌試験が投与後判定となる場合があります。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 製造と品質管理の独立性は品質保証の基本です。
  • b:未確定 — 点検・保守の実施は重要ですが、メーカーへの委託が一律法的義務かは承認条件と制度原典の確認が必要です。
  • c:正しい — 清浄度や微生物汚染の定期的な確認が必要です。
  • d:誤り — 光子スペクトル・半減期は核種同定を主にみます。放射化学的純度にはHPLC/TLC等を用います。
  • e:誤り — 無菌試験は短寿命薬で事後判定が許容される場合があります。エンドトキシンと同じ扱いにはしません。

根拠・参考文献

総論・問15

出題テーマ遊離ヨウ素の甲状腺防護と排尿による線量低減

解答例:a、e

考え方

標的以外の甲状腺をブロックする場合と、尿中薬剤を体外へ出す場合に臓器線量を減らせます。

各選択肢の解説

  • a:正しい — MIBG等で遊離ヨウ素の正常甲状腺取り込みを抑えます。甲状腺そのもののヨウ素検査・治療には適用しません。
  • b:誤り — 絶食はFDGの分布条件を整えますが全検査で患者総線量を直接減らす策ではありません。
  • c:誤り — 脱水は尿排泄を妨げ得るため線量低減策ではありません。
  • d:誤り — 投与放射能が同じなら検出器の撮像時間短縮だけで体内線源が減るわけではありません。
  • e:正しい — 膀胱内滞留時間を短くし壁線量を減らします。薬剤・病態に応じ水分も調整します。

根拠・参考文献

総論・問16

出題テーマ治療患者の一律退出基準と診断核種

解答例:a、b(2013年想定)

考え方

本問は治療薬の退出通知で一律基準が定められた核種を区別します。診断用PETにも別の施設・待機管理はあります。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 当該治療退出指針の核種表にはない診断核種です。別のPET安全規則まで不存在とはしません。
  • b:正しい — 当該治療退出指針の一律核種表の対象ではありません。
  • c:誤り — 残留放射能・線量率等の退出基準があります。
  • d:誤り — 疼痛治療の投与量に基づく退出基準があります。
  • e:誤り — 抗体治療の投与量に基づく退出基準があります。

根拠・参考文献

総論・問17

出題テーマMIRDの臓器平均線量と人体モデル

解答例:a、e

考え方

線源臓器の積算放射能と標的への線量係数を用いて臓器平均吸収線量を計算します。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 線源から各標的へ与える臓器平均吸収線量を求めます。
  • b:誤り — 標準人体は平均日本人男女だけを意味せず、年齢・性別等の複数モデルがあります。
  • c:誤り — 半減期三十日という使用範囲制限はありません。
  • d:誤り — 求めた臓器線量を線質・組織荷重でまとめ実効線量評価へ用いることもできます。
  • e:正しい — 古典的臓器モデルでは線源領域内を平均化・均一分布と仮定します。ボクセル線量法は別です。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・総論問15:MIRD線量

総論・問18

出題テーマ2013年の職業限度と管理区域閾値

解答例:b、c(2013年基準)

考え方

当時の水晶体年150mSvと女子の実効線量三月5mSvを選びます。水晶体の現行規定は引き下げられています。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 管理区域の外部線量基準は三月1.3mSvで、この値ではありません。
  • b:正しい — 対象となる女子の三月実効線量限度です。妊娠可能性・申出などの適用条件を区別します。
  • c:正しい — 2013年当時の水晶体限度です。現行は五年平均20mSv/年かつ年50mSv等の別規定です。
  • d:誤り — 皮膚は年500mSvであり半分の値ではありません。
  • e:誤り — 妊娠を知った後の腹部表面限度は2mSvです。内部実効線量1mSvとの区別が必要です。

根拠・参考文献

総論・問19

出題テーマ2013年RI法と医療法の対象の分離

解答例:d、e(条件付き)

解答d/e・eは規制数量超を前提とし2013年の全法令原典照合は未完

考え方

サイクロトロンと規制数量を超える密封校正線源はRI法の対象です。患者へ投与・留置された医療用RIとは区分します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 承認医薬品として医療法・薬事法体系で扱います。
  • b:誤り — 患者に留置された医療用シードは医療法の体系で管理します。
  • c:誤り — 免除レベル以下として条件を満たす線源はこの規制の対象外です。
  • d:正しい — 放射線発生装置として規制されます。
  • e:正しい — 核種・数量等が規制対象なら密封線源としてRI法に従います。免除レベル以下の例外はあります。

根拠・参考文献

総論・問20

出題テーマ個人線量測定と妊娠中業務・使用室の条件

解答例:a

考え方

従事者の個人線量を測定し、患者・従事者・環境それぞれの管理義務を混同しません。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 業務に応じた個人線量計を所定位置で装着し線量を管理します。
  • b:誤り — 原則は所定使用室で、病室例外の要件を確認せず一律病室投与とはしません。
  • c:誤り — 妊娠は一律就業禁止でなく、申告後の限度を満たす業務配置・防護を行います。
  • d:誤り — 一般健診だけで放射線業務の特殊健診問診を一律省けません。
  • e:誤り — 排気・排水管理は単に年間使用量が少ないという理由だけで測定免除とはしません。

根拠・参考文献

脳神経核医学・問21

出題テーマ脳血流・血液量・受容体と代謝標的

解答例:a、b

考え方

Iomazenilの後期像は受容体、IMPは血流をみます。血液量は赤血球標識COなどで評価します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 後期は中枢ベンゾジアゼピン受容体で、初期灌流成分と検査目的を区別します。
  • b:誤り — IMPの標準評価は脳血流であり血液プール量ではありません。
  • c:正しい — PiBは線維性アミロイド沈着を描きます。
  • d:正しい — 標識COはヘモグロビンに結合し血液プールを反映します。
  • e:正しい — メチオニンはアミノ酸輸送・利用を評価します。

根拠・参考文献

脳神経核医学・問22

出題テーマMisery perfusionとAD・PD・腫瘍代謝

解答例:a、e

考え方

Miseryは血流低下を酸素抽出で代償する状態です。FDGは一般に高悪性度神経膠腫で高くなる傾向です。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 予備能低下だけでなく安静血流低下とOEF増加が典型で、正常安静流量を定義にしません。
  • b:正しい — ADの後方連合野・後部帯状回の機能低下は代表的です。
  • c:正しい — ADではアミロイドを伴いますが陽性だけで症状原因を確定しません。
  • d:正しい — 黒質線条体シナプス前神経終末のDATが低下します。
  • e:誤り — 低悪性度ほど高いという向きが逆です。ただし例外と正常皮質高背景に注意します。

根拠・参考文献

関連する過去問

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脳神経核医学・問23

出題テーマIMP早期血流像と各薬剤撮像時期

解答例:b

考え方

通常のIMP早期血流評価は投与後十五〜三十分程度で、六十分開始は一般的な早期像の条件から外れます。

各選択肢の解説

  • a:正しい — FDGは取り込み・平衡化の待機後に撮像します。
  • b:誤り — 再分布・洗い出しの影響が増すため標準の早期血流像の開始として遅いです。定量法の条件で別途規定します。
  • c:正しい — ECDは初期分布を保持するため投与後背景が低下してから撮像できます。
  • d:正しい — 受容体を評価するiomazenil後期像の時刻です。
  • e:正しい — HMPAOは脳に初期保持され背景低下を待って撮像します。

根拠・参考文献

循環器核医学・問24

出題テーマMIBG低下とPD・非Lewy型パーキンソニズム

解答例:d

考え方

PD/DLBと、MSA・PSP等を含む広いパーキンソン症候群を区別します。全てが心MIBG低下するわけではありません。

各選択肢の解説

  • a:正しい — シナプス前のノルアドレナリン輸送と顆粒保持を利用します。
  • b:正しい — 受容体作動薬ではなく、微量診断用では通常のNEと同じ薬理刺激を目的にしません。
  • c:正しい — 心不全の後期H/M低下はリスクを示します。
  • d:誤り — 症候群全体へ一般化する点が誤りです。PD以外では比較的保たれる疾患があります。
  • e:正しい — DLBでは心臓の節後交感神経障害により低下し得ます。

根拠・参考文献

循環器核医学・問25

出題テーマ心筋血流・脂肪酸代謝と急性障害製剤

解答例:b、d

考え方

Rb82は血流、PYPは急性障害部などの集積を利用します。PYPはアミロイドにも使い壊死専用ではありません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — アンモニアは主に心筋血流を測ります。
  • b:正しい — 短寿命K類似体の血流分布をPETで評価します。
  • c:誤り — BMIPPは糖ではなく脂肪酸利用障害をみます。
  • d:正しい — 急性心筋壊死部等への集積という旧来用途の対応です。現行のATTR用途も区別します。
  • e:誤り — MIBIは主に血流・細胞保持、交感神経ならMIBGです。

根拠・参考文献

関連する過去問

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循環器核医学・問26

出題テーマ心サルコイドFDGの正常心筋抑制

解答例:d

考え方

長い絶食と低糖質などで正常心筋の糖利用を抑え、炎症細胞の局所集積を見やすくします。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 糖負荷は正常心筋取り込みを促し、炎症評価の目的と逆です。
  • b:誤り — この極端な用量のβ遮断薬前処置は適切でありません。
  • c:誤り — 同期収集は追加機能情報を得られますが、炎症活動性評価に必須の前処置ではありません。
  • d:正しい — 短い絶食より生理的取り込みを抑えやすいです。現行では食事条件とより長い絶食を組み合わせます。
  • e:誤り — びまん性集積は抑制不十分をまず考え、びまん性炎症と即断しません。

根拠・参考文献

循環器核医学・問27

出題テーマ正常Tlの血液脳関門と全身分布

解答例:a

考え方

Tlは正常血液脳関門を通過しにくく、正常脳がプラナーで強く描かれる薬ではありません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 正常関門により脳への高集積を抑えます。腫瘍で関門が障害される条件とは違います。
  • b:正しい — 唾液腺には生理的取り込みがあります。
  • c:正しい — 甲状腺に生理的取り込みがあります。
  • d:正しい — 肝にも正常分布し背景となります。
  • e:正しい — 腎にも生理的取り込みがみられます。

根拠・参考文献

腫瘍核医学・問28

出題テーマIMPのメラニン関連腫瘍親和性

解答例:c

解答c・黒色腫IMP原著は検索収録抄録確認のみ、本文取得制限

考え方

IMPはメラニン産生細胞への親和性を利用して悪性黒色腫を描出することがあります。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 乳腺上皮癌をIMPの代表腫瘍標的とはしません。
  • b:誤り — 通常の膠芽腫は血流やアミノ酸・FDG等が主で、IMP高保持の代表ではありません。
  • c:正しい — 色素合成等に関連するIMP集積が報告されています。無色素例や病変で感度差があります。
  • d:誤り — 肺への初期集積はありますが肺癌特異的な陽性診断とは異なります。
  • e:誤り — 通常大腸癌をIMP高保持の代表とはしません。

根拠・参考文献

腫瘍核医学・問29

出題テーマ運動・寒冷・インスリンのFDG分布

解答例:a、b

考え方

活動する筋と寒冷で活性化する褐色脂肪は糖を使い、腫瘍検出の背景となります。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 筋活動に伴う糖利用増加で取り込みが増えます。
  • b:正しい — 熱産生の活性化で褐色脂肪が強く描出され得ます。
  • c:誤り — 高血糖は競合により脳FDG取り込みを低下させる方向です。
  • d:誤り — インスリンは骨格筋の糖取り込みを増やす方向です。
  • e:誤り — 主な排泄は腎尿路で、胆道ではありません。

根拠・参考文献

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呼吸器核医学・問30

出題テーマ換気血流の不一致と不均一分布の用語

解答例:b、e

考え方

肺では換気と灌流の対応、まだらな分布を記述します。脳再灌流や骨治癒反応の語を混同しません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 主に虚血後脳組織の過剰再灌流を表す語です。
  • b:正しい — 換気が比較的保たれる灌流欠損などの不一致を表します。
  • c:誤り — 大脳病変から遠隔部への機能抑制などで用いる語です。
  • d:誤り — 治療後の一過性集積増加を主に骨像等で用います。
  • e:正しい — 肺野の斑状・まだらな分布を表します。

根拠・参考文献

呼吸器核医学・問31

出題テーマ細い針の剪断によるMAA粒子損傷

解答例:d(候補)

解答候補d・粒子損傷の直接実験/当時手順書未確認

考え方

粒子が小さくなり肺で捕捉されにくくなると体循環に流れ、腎等が見えることがあります。標識状態・短絡も別に鑑別します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 体位は肺内の分布を変えますが正常に肺外へ抜ける直接原因ではありません。
  • b:誤り — 手の動脈内粒子はまず局所微小循環へ捕捉され、腎描出の代表機序とはしません。
  • c:誤り — 血液混入では凝集による肺内hot spotを考え、腎への通過と違います。
  • d:正しい — 細い針で強く押すと粒子が傷み肺捕捉を免れる可能性があります。製剤取扱原文で条件確認が必要です。
  • e:誤り — 二体位の分割投与は肺内重力分布をならす操作で、肺外通過の代表原因ではありません。

根拠・参考文献

消化器核医学・問32

出題テーマGSA受容体と黄疸非依存の肝機能指標

解答例:a、d(候補)

解答候補a/d・bの排他的表現の解釈を公式正答で確認要

考え方

GSAは肝細胞受容体の機能をみます。HH15は心臓に残る割合なのでクリアランス不良で高値になります。

各選択肢の解説

  • a:正しい — ビリルビン排泄に依存する薬と異なり黄疸時にも評価可能です。
  • b:未確定 — 肝細胞受容体の臓器選択性を指すなら概ね妥当ですが、他の哺乳類にも存在します。種の限定か臓器の限定か曖昧な原表現なので、他動物にもあることだけを根拠に誤りとは断定しません。
  • c:誤り — 肝脾コロイド像と違い、肝硬変だから標準的に脾へ再分布する薬ではありません。
  • d:正しい — 心臓の十五分/三分比で、血中消失が遅いほど残り高くなります。
  • e:誤り — 多くのHCCは受容体が減り欠損となります。一部の高分化例の例外はあります。

根拠・参考文献

泌尿器核医学・問33

出題テーマ捻転の緊急血流評価と腎薬の用途

解答例:c

考え方

精索捻転は緊急に精巣灌流を評価する病態です。Gaで遅延炎症像を撮る用途とは異なります。

各選択肢の解説

  • a:正しい — DMSAの皮質分布から欠損・瘢痕を評価します。
  • b:正しい — MAG3の排泄動態とACE阻害薬等の負荷で評価する方法があります。
  • c:誤り — Gaは急性の精巣血流障害を迅速評価する代表薬ではありません。通常は超音波Doppler、核医学なら過テクネチウム酸血流像等です。
  • d:正しい — DTPAで濾過と排泄動態を評価できます。機能低下時はMAG3が有利な場合もあります。
  • e:正しい — MAG3レノグラムと利尿薬で通過障害を評価します。

根拠・参考文献

骨核医学・問34

出題テーマ遊離Tcと生理的乳腺取り込みによる骨外像

解答例:a、c

考え方

骨製剤の標識不良で遊離Tcが甲状腺等へ分布し、乳腺はホルモン等で生理的取り込みを示します。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 標識不良の遊離過テクネチウム酸が原因となり、直ちに甲状腺病変とはしません。
  • b:誤り — 石灰化、代謝異常等の病的骨外集積を考慮します。
  • c:正しい — 閉経前には生理的な乳腺集積があり得ます。左右差や病変は別評価です。
  • d:誤り — 肝疾患・石灰化や標識異常などを検討し、正常生理像と安易に扱いません。
  • e:誤り — 鎌状赤血球症等の石灰化など病的原因を含め検討します。

根拠・参考文献

  • EANM・骨シンチGL:骨外集積とアーチファクトの評価。甲状腺は標識状態、乳房は生理的条件を区別。

骨核医学・問35

出題テーマ骨像の水分・薬剤動態と核種混在

解答例:a、d

考え方

水分で尿排泄と軟部背景低下を促し、検査直前に排尿します。前日のGaはTc窓へ影響し得ます。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 循環・腎機能に応じ水分を取ると尿排泄と背景低下を助けます。
  • b:誤り — SPECT/CTは集積を形態へ対応させ特異度の改善にも役立ちます。
  • c:誤り — Gaが残りTcエネルギー窓への散乱等に影響するため順序・間隔に注意します。
  • d:正しい — HMDPは軟部からの消失が比較的速く骨背景比が早く改善する性質です。
  • e:誤り — 三十分前だと膀胱が再充満し得るので通常は撮像直前に排尿します。

根拠・参考文献

  • EANM・骨シンチGL:水分・排尿・SPECT/CTと画像品質。HMDP対MDPの直接比較原著は追加確認対象。

内分泌核医学・問36

出題テーマ副腎皮質薬の遅い撮像と甲状腺ブロック

解答例:c

考え方

コレステロール類似体は副腎に長く残るため背景低下を待ち、通常一週間前後以降に撮像します。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 遊離I131を正常甲状腺へ取り込ませないためブロックします。
  • b:正しい — コレステロール類似のI131標識薬を静脈へ投与します。
  • c:誤り — 通常二日では背景が高く、添付文書では七日目以降の撮像です。
  • d:正しい — 胆道・腸管排泄物が副腎と重なる場合があります。
  • e:正しい — 機能する皮質腺腫等の鑑別を助けますが画像だけで全偶発腫の良悪性を確定しません。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・総論問36:副腎皮質薬

腫瘍核医学・問37

出題テーマ乳癌センチネルリンパ節への粒子移行

解答例:a、c

考え方

局所投与後にリンパ管を通り最初のリンパ節へ移行・保持する適切な粒子製剤を使います。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 体内Ca等と粒子化しリンパ節の網内系へ保持されます。
  • b:誤り — MIBIは脂溶性陽イオンで標準のリンパ節粒子マッピング薬とは違います。
  • c:正しい — 粒径に応じた移行・保持を利用するコロイドです。
  • d:誤り — HMPAOは通常脳血流や白血球標識で使い、標準センチネル粒子薬ではありません。
  • e:誤り — MAAは大きい粒子の肺血流薬で、この目的の代表製剤ではありません。

根拠・参考文献

内分泌核医学・問38

出題テーマI131治療効果・甲状腺サイズと機能低下

解答例:b、d

考え方

同じ投与量なら大きい甲状腺ほど単位質量当たり線量が減ります。永続性機能低下を避けることより確実な亢進症制御を優先する方針があります。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 放射性ヨウ素は再発しにくい根治的な選択です。個別の治療条件で成績は異なります。
  • b:誤り — 大きいほど同じ投与放射能での吸収線量が下がり、十分な効果を得にくい方向です。
  • c:正しい — 条件を満たす投与量なら外来で可能です。生活・接触条件の指導は必要です。
  • d:誤り — 低下を必ず避ける量に制限せず、治療後はホルモン補充を含め管理します。
  • e:正しい — 幼児の不要な線量を減らすため距離・時間に応じ接触を制限します。

根拠・参考文献

治療核医学・問39

出題テーマ非密封内用療法と小線源治療の核種

解答例:b、d

考え方

Y90とI131は体内へ投与する非密封治療に用います。密封小線源留置は別の治療区分です。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 骨疼痛薬はSr89で、長寿命Sr90ではありません。
  • b:正しい — 抗体等へ標識しβ線内照射に用います。
  • c:誤り — I125シードは密封小線源治療で、標準の非密封内用療法とは分けます。
  • d:正しい — 甲状腺やMIBG等のβ線治療に用います。
  • e:誤り — Ir192は通常密封小線源による近接照射に用います。

根拠・参考文献

内分泌核医学・問40

出題テーマヨウ素治療後も残るびまん性機能亢進

解答例:d

考え方

原本の二か月後像は両葉びまん性取り込みが残り、ホルモンも再上昇しています。残存するバセドウ病活動性を考えます。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 急性化膿性炎症なら痛み・感染所見等を考え、びまん性取り込み主体とは違います。
  • b:誤り — 単発の自律性hot結節と周囲抑制のパターンではありません。
  • c:誤り — 破壊性では一般に取り込み低下を示し、残るびまん性高機能と合いません。
  • d:正しい — 両葉の保持とホルモン再上昇が残存自己免疫性刺激に整合します。
  • e:誤り — 通常は疼痛と低摂取を伴い、この所見の主説明ではありません。

根拠・参考文献

内分泌核医学・問41

出題テーマ重大薬剤副作用後の残存亢進症と再治療時期

解答例:c、e(時期に留保)

解答候補c/e・再投与の即時実施は支持しない

考え方

抗甲状腺薬で無顆粒球症を経験した条件では安易な再投与を避けます。再I131は将来の選択ですが、二か月の検査だけで即時追加と断定しません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 既往の無顆粒球症は重大な副作用で、通常の再開選択にはしません。
  • b:誤り — 片葉切除ではびまん性に残る病態の根治術として不十分です。
  • c:未確定 — 残存亢進への選択肢ですが、2016 ATAは通常六か月残存、反応に乏しい選択例でも三か月で検討としています。
  • d:誤り — ホルモンが高い段階での単純補充は病態を改善しません。
  • e:正しい — 再I131前に過剰ヨウ素を避けることで治療核種の取り込み低下を防ぎます。

根拠・参考文献

治療核医学・問42

出題テーマ抗CD20放射免疫療法の標的と適応

解答例:a

考え方

イブリツモマブはCD20陽性B細胞を標的に放射線を届けます。薬剤の標的・国内当時適応と海外の拡大適応は区別します。

各選択肢の解説

  • a:正しい — B細胞表面抗原への抗体で、治療用Y90を結合します。
  • b:誤り — 主な対象はCD20陽性B細胞リンパ腫でT細胞系ではありません。
  • c:誤り — 2013年の国内再発・難治性の適応を、未治療全例の第一選択としません。
  • d:誤り — 退出基準等を満たせば外来投与が可能で、治療病室入院が一律必須ではありません。
  • e:誤り — 原無作為試験の奏効は八割で、一割程度とする理解は不適切です。

根拠・参考文献

脳神経核医学・問43

出題テーマ後方優位機能低下とAD・DLBの鑑別

解答例:d、e

考え方

原本では後部帯状回から頭頂側頭部に低下があり、ADの分布を考えます。脳血流だけで病理を確定する検査ではありません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 幻視はDLBで特徴的で、ADのこの所見から予測する主所見ではありません。
  • b:誤り — ADでは後部帯状回も低下しやすく、保たれるとする説明は逆です。
  • c:誤り — 認知機能検査一項目だけで薬を一律禁忌とせず、MCIか認知症かを臨床診断します。
  • d:正しい — AD病理なら皮質アミロイド集積が期待されますが、血流像が直接陽性を保証はしません。
  • e:正しい — 典型ADではDLBと比べ心臓交感神経機能が保たれやすく、心疾患・薬剤等の交絡を別に確認します。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・脳神経問5:AD機能低下

脳神経核医学・問44

出題テーマ視空間症状優位の後部皮質萎縮症

解答例:a、c

考え方

後方優位の低灌流と進行する視覚認知・行為障害からPCAを考えます。PCAは臨床症候群で、背景病理にADが多い関係です。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 後部皮質優位のAD表現型があり、記憶障害優位だけに限定しません。
  • b:誤り — 前頭・前側頭優位の障害が中心で、今回の後方優位像の第一候補ではありません。
  • c:正しい — 視空間認知・失認・失行の進行と後頭頭頂優位の機能低下が整合します。
  • d:誤り — 言葉や物の意味理解の障害と前側頭優位の変化が中心です。
  • e:誤り — 努力性の非流暢発話など言語産生の障害が中心で今回の主症状とは違います。

根拠・参考文献

脳神経核医学・問45

出題テーマ乳酸上昇と非血管支配病変のMELAS

解答例:a、d

考え方

若年からの多臓器症状、乳酸上昇、血管支配に一致しにくい後方病変はミトコンドリア病を示唆します。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 脳卒中様発作とともに、または独立してけいれんが起こり得ます。
  • b:誤り — 代表的mtDNA病的変異は母系伝達で、父の保因を前提にしません。
  • c:誤り — 血栓塞栓性脳梗塞と機序が異なり、一律の抗凝固を治療根拠にしません。
  • d:正しい — ミトコンドリア増生やragged-red fiber等が診断の手掛かりですが、遺伝学的診断を含め評価します。
  • e:誤り — 本態はミトコンドリア機能異常で、高血圧を発症原因とする病態ではありません。

根拠・参考文献

  • GeneReviews・MELAS:母系遺伝、けいれん、筋病理を検索収載本文で照合。直接openは認証画面のため本文取得できず、完全確認扱いにはしない。

脳神経核医学・問46

出題テーマ内頸動脈病変と血行力学性TIAの画像評価

解答例:未確定

解答未確定(理由を本文に記載)

考え方

体位や血圧変動で誘発される局在症状と主幹動脈病変は血行力学性機序を示唆します。ただし誤りを二つ選ぶ原設問について、提示縮小像では基底核保持と盗血の評価を一意に確定できません。

各選択肢の解説

  • a:未確定 — 原画像で基底核を含む安静時分布を確認しましたが、保持を否定できる十分な定量情報がありません。
  • b:未確定 — 負荷後の左右差だけでは絶対血流低下と断定できず、定量値と同一表示条件が必要です。
  • c:誤り — 体位などで反復誘発される経過は低灌流機序に合い、塞栓性と断定する説明は合いません。
  • d:正しい — 循環変動に誘発される症状と主幹動脈病変はこの機序を支持します。
  • e:正しい — 血流予備能・病変・全身状態を踏まえ専門的に検討する余地があります。画像のみで手術適応を確定しません。

根拠・参考文献

脳神経核医学・問47

出題テーマ過換気による低炭酸ガス性血流低下

解答例:e

考え方

定量カラースケールを含め比較すると負荷後は全般に低下しています。過換気でPaCO2が下がると脳血管が収縮します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 通常は血管拡張による増加を期待し、健康な同一被験者の全般低下の説明とは逆です。
  • b:誤り — CO2上昇は通常脳血流を増やします。
  • c:誤り — 主に視覚野の局所増加をみる負荷です。
  • d:誤り — 主に聴覚関連領域の局所増加をみる負荷です。
  • e:正しい — PaCO2低下による血管収縮が全般的な低下を説明します。

根拠・参考文献

脳神経核医学・問48

出題テーマ多発脳病変のTl保持と非集積病変の区別

解答例:a、c(候補)

解答候補a/c・公式正答と組織所見未照合

考え方

右前頭側の病変はTl高保持を示す左頭頂側と分けて考えます。後者の拡散制限と遅延保持はリンパ腫を支持しますが、組織確定ではありません。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 右前頭側の非集積病変とMR所見から出血性病変を候補にします。原画像のみで血液時相までは断定しません。
  • b:誤り — 明瞭な血管奇形の蛇行血管などを示す図ではなく積極的根拠がありません。
  • c:正しい — 左頭頂側の拡散制限とTl遅延保持が高細胞密度腫瘍を支持します。
  • d:本問では選ばない — 高悪性度膠腫もTlを保持するため鑑別には残ります。左病変の強い拡散制限からリンパ腫を優先する候補としましたが、Tl保持だけでは両者を確定的に区別できません。
  • e:誤り — 一過性血流障害だけでは左病変の持続するTl高集積を説明しにくくなります。

根拠・参考文献

心臓核医学・問49

出題テーマ前壁中隔から心尖部の可逆性血流低下

解答例:a

考え方

負荷で目立つ前壁・中隔寄りから心尖部の低下が安静で改善し、LAD領域の虚血を考えます。冠動脈支配には個体差があります。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 前壁・中隔と心尖部を含む可逆性低下に最も整合します。
  • b:誤り — 主に側壁側の領域で、今回の中心とは一致しません。
  • c:誤り — 主に下壁側の領域で、今回の中心とは一致しません。
  • d:誤り — より限局した前側壁欠損の想定で、今回の広がりと違います。
  • e:誤り — 負荷と安静に改善する差があり、虚血なしとはしません。

根拠・参考文献

心臓核医学・問50

出題テーマ負荷灌流検査の手順と正常像の予後

解答例:a、d

考え方

実施可能なら運動情報も得る負荷を選び、運動不能や適切な条件では薬剤負荷を使います。正常結果は低リスクを示しますが将来イベントをゼロにはしません。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 運動能や禁忌に応じ薬剤を選びます。左脚ブロック等では薬剤が適することもあります。
  • b:誤り — 負荷ピークで投与しますが、通常のSPECT撮像はその後で、投与中に必ず撮影する手順ではありません。
  • c:誤り — 十分な計数を収集するため一般的なSPECTは秒単位のCTと同じ時間では終わりません。
  • d:正しい — 正常灌流は心事故リスクが低いことを示す予後情報です。
  • e:誤り — 短絡率は初回循環法等で評価し、負荷灌流SPECTの主目的とは区別します。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・心臓問5:負荷選択

心臓核医学・問51

出題テーマ負荷後の一過性左室機能低下

解答例:d(候補)

解答候補d・動画/定量再現性評価なし

考え方

負荷後は安静より駆出率が低く、残存収縮末期容積が大きい所見から虚血後の一過性機能低下を考えます。数値差だけで確定せず壁運動・血流像と総合します。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 安静で保たれる血流と負荷変化があり、虚血を伴わない固定梗塞だけでは説明しません。
  • b:誤り — 下壁の固定梗塞と虚血を主所見として断定する像ではありません。
  • c:誤り — 側壁の固定欠損を主説明にする十分な根拠がありません。
  • d:正しい — 負荷後も機能が一時的に低下する現象で、安静時との機能差に整合します。
  • e:誤り — 収縮期の局所外向き膨隆を直接示す所見としては不十分です。

根拠・参考文献

心臓核医学・問52

出題テーマたこつぼ症候群の代謝低下と心電図

解答例:b、d

考え方

強い情動ストレス後の発症と心尖部の収縮異常、広いBMIPP低下を組み合わせます。冠閉塞性梗塞との鑑別は臨床で別途必要です。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 通常の動脈硬化性危険因子の数だけで発症を説明する病態ではありません。
  • b:正しい — 経時的に深い陰性T波などの再分極変化を認めます。
  • c:誤り — 急性胸痛と循環不安定時に運動負荷を診断目的で優先しません。
  • d:正しい — 灌流より脂肪酸代謝障害が強く、また長く残ることがあります。
  • e:誤り — 単一LAD完全閉塞を前提とせず、その支配域を超える壁運動異常が手掛かりです。

根拠・参考文献

心臓核医学・問53

出題テーマ心MIBG低下の疾患・薬剤交絡

解答例:e

考え方

心臓の取り込みが著しく低く、神経変性だけでなく心疾患、糖尿病性神経障害、薬剤の影響を考えます。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 心交感神経の障害により典型的に取り込み低下を示します。
  • b:正しい — 神経終末機能や交感神経活性の変化で取り込みが低下し得ます。
  • c:正しい — 自律神経障害を伴う場合に低下することがあり、糖尿病全例で低いわけではありません。
  • d:正しい — ノルアドレナリン取り込みを妨げて偽の低下を起こし得るため服薬確認が必要です。
  • e:誤り — 典型ADの代表所見として著しい低下を説明しません。併存疾患や混合病理は別に検討します。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・心臓問20:MIBGと神経変性

心臓核医学・問54

出題テーマ極座標の前側壁と対角枝支配

解答例:c

考え方

対角枝に対応する比較的限局した前側壁寄りの欠損を選びます。模式的支配領域と実際の冠動脈走行は完全には一致しません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 前壁から中隔・心尖へ広い欠損で主LAD病変を考える範囲です。
  • b:誤り — 中心の心尖部優位の欠損で、限局前側壁の対角枝の型とは違います。
  • c:正しい — 上方から外側寄りの限局欠損が対角枝の模式領域に対応します。
  • d:誤り — 下方優位の欠損で下壁を供給する血管を考えます。
  • e:誤り — 外側に広い欠損で回旋枝領域を考える分布です。

根拠・参考文献

内分泌核医学・問55

出題テーマ機能性結節と背景甲状腺の抑制

解答例:b

考え方

一つの強い取り込みに対し背景甲状腺が抑えられ、自律性の機能性結節を考えます。

各選択肢の解説

  • a:誤り — びまん性の両葉集積を示す病態と異なります。
  • b:正しい — 結節の自律的ホルモン産生で周囲が抑制される像に整合します。
  • c:誤り — 通常このような強い自律性集積を代表像とする腫瘍ではありません。悪性を絶対除外する意味ではありません。
  • d:誤り — C細胞由来で、この薬のhot結節を典型所見とはしません。
  • e:誤り — 通常は機能性hot結節として描く病態ではありません。

根拠・参考文献

腫瘍・炎症核医学・問56

出題テーマ肺門と涙腺唾液腺集積を示す炎症性疾患

解答例:c、e(候補)

解答候補c/e・病理と疾患別一次資料の追加照合が必要

考え方

両肺門と涙腺・唾液腺側の対称性集積はサルコイドーシスを考える所見です。IgG4関連病も鑑別に入り、Ga像だけでは確定しません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — リンパ腫でも集積しますが、対称性の腺組織・肺門パターンでは炎症性の二候補を先に検討します。
  • b:誤り — メラノーマ特異的分布ではなく、この腺組織分布から積極的には選びません。
  • c:正しい — 肺門リンパ節と涙腺・唾液腺の組合せが典型パターンに整合します。
  • d:誤り — Gaのこの分布をもって全身アミロイドーシスの代表像としません。
  • e:正しい — 涙腺唾液腺病変とリンパ節腫大を来し得るため鑑別します。病理や血清所見が必要です。

根拠・参考文献

腫瘍核医学・問57

出題テーマCT陰性の肺びまん性FDG集積とIVLBCL

解答例:e

考え方

明瞭な肺陰影がなくてもびまん性集積があれば血管内リンパ腫を鑑別します。皮膚の見かけが正常でも生検が診断につながる例があります。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 臓器頻度だけで診断する設問ではなく、脳・肝より肺が常に多いとはしません。
  • b:誤り — 明瞭な集積リンパ節腫大を主像とする病態ではなく、原図でも肺びまん性が中心です。
  • c:誤り — 脾集積は免疫反応・感染でも起き、これだけで感染を除外できません。
  • d:誤り — 血管造影の形態だけで悪性リンパ球の血管内増殖を確定しません。
  • e:正しい — 皮膚小血管内の腫瘍細胞を組織学的に確認する方法で、陰性でも病気を完全除外しません。

根拠・参考文献

腫瘍核医学・問58

出題テーマ肺癌の対側縦隔リンパ節と病期分類

解答例:d(候補)

解答候補d・第7版N3分類とリンパ節station最終照合が必要

考え方

左肺原発に対し対側縦隔側にも集積リンパ節が疑われ、2013年の第7版でN3・遠隔転移なしならIIIBを考えます。MIPだけで節の正確なstationや病理を断定しません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — N3を疑う所見があるため、低い局所病期だけでは説明しません。
  • b:誤り — 同側肺門に限る範囲より広いリンパ節病変を疑います。
  • c:誤り — 第7版ではN3・M0はIIIBに対応し、IIIAへ一律にまとめません。
  • d:正しい — 対側縦隔リンパ節をN3と読む場合の当時分類に対応する候補です。
  • e:誤り — 提示MIPで明確な遠隔病変は指摘しにくく、尿路の生理的集積を転移と誤認しません。

根拠・参考文献

唾液腺核医学・問59

出題テーマ過テクネチウム酸の摂取・刺激排泄と正常甲状腺

解答例:a、e

考え方

経時的な摂取と酸刺激後排泄を評価します。甲状腺は正常でも取り込むため、描出されたことだけで機能亢進を診断しません。

各選択肢の解説

  • a:誤り — 通常は過テクネチウム酸を使い、MIBIをこの動態機能検査の標準薬としません。
  • b:正しい — 原図で片側顎下部の描出が弱く、右顎下腺機能低下に整合します。左右は正面像の向きと照合します。
  • c:正しい — 耳下腺の集積と刺激後変化を認め、両側とも保持される機能を示します。
  • d:正しい — 関心領域の時間放射能曲線から摂取・排泄を定量できます。
  • e:誤り — 正常甲状腺の生理的取り込みでも見えるので、これだけで亢進症を疑うのは不十分です。

根拠・参考文献

関連する過去問

  • 第2回(2005年)・腫瘍問8:唾液腺検査

腫瘍核医学・問60

出題テーマ骨シンチ多発病変と前立腺原発の評価

解答例:a、e

考え方

CTの多領域リンパ節・骨盤部病変と骨優位の多発集積を組み合わせ、前立腺癌の広がりを疑います。PSAや病理で確認します。

各選択肢の解説

  • a:正しい — 頸胸部から腹部の複数領域に腫大があり、単一局所疾患では説明しにくい広がりです。
  • b:誤り — 骨盤部に異常があり、前立腺周辺を正常と扱う説明は合いません。
  • c:誤り — 骨格主体の分布と尿路排泄を示す骨シンチ像で、Gaの標準正常分布とは異なります。
  • d:誤り — 多発する不均一な骨集積を加齢や軽微打撲だけに帰して無視しません。
  • e:正しい — 臨床的に上昇を予測する病態ですが、画像だけでPSA値を測定・確定はできません。

根拠・参考文献

  • EANM・骨シンチGL:骨転移像の分布と良性原因の鑑別。前立腺原発の確定は病理・臨床情報を要する。

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