2025年に実際に専門医試験を受けられて合格されたペンネーム
に解答作成をしていただきました。ありがとうございました。
解答ここはこうじゃないかなどございましたら、一番下のコメント欄に記載いただければ幸いです。
1.
正解:a
- a. ○ 動脈血流は高速であるため、FLAIRを含むスピンエコー法では90°励起パルスで励起されたスピンがエコー収集時には撮像断面から出てしまいます。その結果、動脈が無信号として描出されます。いわゆるflow voidです。また3D FLAIRではさらにflow voidが強調され、脳脊髄液のflow artifactも抑制され、流入アーチファクトの影響を受けやすい脳幹病変の描出がよくなります。
- b. ✕ 通常はスピンエコー法で撮像されます。
- c. ✕ FLAIRは基本的にT2WIと同じ原理で撮像しますが、撮像前に水信号をゼロにするための反転パルス(IRパルス)を打ち、その待機時間が必要となるためT2WIよりも撮像時間は長くなります。真の「水」のnull pointは緩和が始まって約3秒かかり、撮像に現実的ではないためそれより早めのタイミングで撮像します。またSTIRとFLAIRではSTIR(“short” TI)なのでSTIRのほうが短いです。
- d. ✕ MRIの造影剤はT1緩和時間、T2緩和時間の両方を短縮する性質があり、FLAIRで用いるGdでは一定の濃度まではT1WI短縮効果(陽性造影)が優りますが、一定以上の濃度ではT2WI短縮効果が強くなり、T2WI短縮効果(陰性造影)が優ります。
- e. ✕ 大脳皮質は白質より高信号を示します。
2.
正解:a
- a. ○ 前脈絡叢動脈は内頸動脈後面より起始し、①側頭葉前半内側、②視覚路(視索、外側膝状体、視放線起始部)、③基底核領域(内包後脚etc.)、④間脳を栄養します。この閉塞で内包後脚の障害による対側の片麻痺、視床の障害による対側の感覚障害、外側膝状体の障害による対側の同名半盲などを呈します。
- b. ✕ 視床穿通動脈は脳底動脈先端もしくはPCA P1から起始します。視床内側や中脳傍正中部を栄養します。
- c. ✕ 視床膝状体動脈はPCA P2から起始し、内側・外側膝状体と視床枕を栄養します。
- d. ✕ 内側線条体動脈はA1やHeubner反回動脈から起始し、尾状核頭部、被殻および淡蒼球腹側下部および視床下部の腹側や前交連の内側を支配します。閉塞により対側の上肢麻痺や構音障害を呈します。
- e. ✕ 視床灰白隆起動脈はPcomから起始し、視床下部後部、視床前極部を栄養します。
3.
正解:d
- a. ✕ 皮質結節は結節性硬化症にみられる過誤腫様病変で良性の病変です。
- b. ✕ 皮質結節でMRIで造影増強効果を示すのは10%未満とされています。
- c. ✕ 上衣下巨細胞性星細胞腫(SEGA)はモンロー孔近傍(側脳室と第三脳室間の孔)に好発します。
- d. ○ mTOR阻害薬(エベロリムス、シロリムスetc.)が有効とされています。
- e. ✕ 通常の臨床経過では縮小しないと考えられます。
4.
正解:e
ヘルペス脳炎は三叉神経などに潜伏するヘルペスウイルスが再活性化し、神経節から感覚神経に沿って伝搬し、側頭葉内側部、前頭葉下部を侵し、島皮質や帯状回を含む大脳皮質に病変が進展します。
- a. ✕ 好発部位です。
- b. ✕ 好発部位です。
- c. ✕ 好発部位です。
- d. ✕ 好発部位です。
- e. ○ 好発部位ではありません。
5.
正解: a
- a. ○ H signはMOGADで脊髄の灰白質が侵されることにより、T2WIでH型に高信号がみられることがあるサインです。
- b. ✕ Dawson’s fingerはMSで側脳室壁に対して垂直方向に異常信号がみられる所見です。
- c. ✕ Central vein signは、MSの脱髄病変は静脈周囲に分布し、脱髄病変の内部に静脈を認める所見です。
- d. ✕ Juxtacortical lesionは皮質化白質に沿った静脈周囲の炎症が原因とされる線状~カーブ状の異常信号です。
- e. ✕ Paramagnetic rim lesionsはMSのおよそ50%にみられる所見で、慢性炎症による病変辺縁のマクロファージへの鉄沈着を反映した所見です。
MSにおいて、2024年のMcDonald基準の改定でCentral vein sign及びParamagnetic rim lesionが画像マーカーとして追加されました。今後も出題されるかもしれません。
6.
正解: b,e
- a. ✕ MOGADでもNMOSDでも障害されます。以下下記ページからです。「MOGADでは脊髄のT2病変は長大で多発し、脊髄円錐も傷害し,軸位断ではH型を呈する。NMOSDでは単発性で長大で、軸位断で中央に円形を呈する。MSでは多発性、短く、辺縁に認められる。」
- b. ○ 視交叉はNMOSDのほうがMOGADより障害されやすいです。
- c. ✕ 大脳皮質はMOGADで障害されやすいです。
- d. ✕ 中小脳脚はMOGADで障害されやすいです。
- e. ○ 延髄最後野はNMOSDで障害されやすいです。
以下に分かりやすくまとめてありました。
https://www.med.gifu-u.ac.jp/neurology/column/medical/20230825.html
7.
正解: c
- a. ✕ 石灰化は伴いやすいですが、嚢胞性成分を伴う頻度は低いと考えられます。
- b. ✕ 神経鞘腫に嚢胞性成分は認められるものの、鞍上部に発生する可能性は低いと考えられます。
- c. ○ 嚢胞状(低吸収)であり、石灰化を来す頻度は高いです。
- d. ✕ ラトケ嚢胞
- e. ✕ 下垂体腺/PitNETは通常石灰化を認めません。
8.
正解:a
- a. ○ 脂肪腫がDWIで高信号を示す確率は低いと考えられます。
- b. ✕ 髄膜腫が拡散制限を示すことはあります。
- c. ✕ 脈絡叢嚢胞はDWI高信号を示します。
- d. ✕ 類表皮嚢胞はDWI高信号を示します。
- e. ✕ 悪性リンパ腫はDWI高信号を示します。
9.
正解:e
- a. ✕ 組織球性壊死性リンパ節炎(菊池病)は多発リンパ節腫大を示すことが典型的です。
- b. ✕ 約75%が片側性、約25%が両側性です。両側性はそれ以下とする報告もあります。
- c. ✕ 菊池病では石灰化は認められず、もし石灰化があれば結核性リンパ節炎をより疑います。
- d. ✕ サイズは1-2 cm程度が多く、どんなに大きくとも7cm以下と報告されています。
- e. ○ 周囲脂肪織に浮腫を伴うのが典型的です。
10.
正解:b
- a. ✕ 口蓋扁桃は好発部位です。
- b. ○ HPV関連癌は非関連癌に比して大きさが小さく、比較的境界明瞭、内部均一な傾向を示します。
- c. ✕ 嚢胞性リンパ節転移を呈することが多いです。
- d. ✕ リンパ節転移巣のほうが原発巣よりも大きくなり、小さな原発巣は同定が困難な場合があります。
- e. ○ 化学放射線療法に対する反応は良好、予後も良好です。
11.
正解:b
頻出問題です。
- a. ✕ 眼神経は上眼窩裂を通過します。
- b. ○ 眼動脈は視神経管を通過します。
- c. ✕ 外転神経は上眼窩裂を通過します。
- d. ✕ 上眼静脈は上眼窩裂を通過します。
- e. ✕ 動眼神経は上眼窩裂を通過します。
12.
正解:d
滑膜性骨軟骨腫症(synovial osteochondromatosis)は滑膜に多発結節性の軟骨性腫瘤が形成される比較的稀な疾患です。膝関節(70%まで)、股関節(20%)、肩関節、肘関節に好発するとされています。
https://radiopaedia.org/articles/2133
- a. ✕
- b. ✕
- c. ✕
- d. ○
- e. ✕
13.
正解:e
- a. ✕ 偽骨折/Looser’s zoneはくる病の画像所見です。
- b. ✕ くる病で骨年齢は遅延します。
- c. ✕ くる病で成長板幅は拡大します。
- d. ✕ 骨幹端の杯状陥凹(cupping)はくる病の画像所見です。
- e. ○ Rugger jersey spineは腎性骨異栄養症による所見とみられますが、他の選択肢から小児であることを考慮すると大理石病が考慮されていると思われます。
14.
正解:c
非骨化性線維腫(Non-ossifying fibroma, NOF)は良性の自然治癒する破骨細胞様巨細胞を含む骨腫瘍として分類されています。
- a. ✕ 若年者に好発します。
- b. ✕ 長管骨骨幹端に好発します。
- c. ○ 成長につれて骨幹端から離れる方向に相対的に移動します。
- d. ✕ 病的骨折をきたすことがあります。
- e. ✕ 線維化を反映して、T1WI低信号、T2WI低~高信号、造影MRIでは造影効果を示します。
15.
正解:c
環椎破裂骨折(Jefferson骨折)についてです。
- a. ✕ Axial load(垂直圧迫)が原因です。
- b. ✕ Jefferson骨折では頸髄損傷を伴うことは稀です。
- c. ○ 環椎外側塊は外側へ転位します。
- d. ✕ 上位頸椎骨折で最多は歯突起骨折です。
- e. ✕ 環椎骨折はtype I:後弓骨折、type II:前弓骨折、type III:破裂骨折(Jefferson骨折);片側または両側前弓、後弓骨折、type IV:外側塊骨折に分類されます。Type Iとtype III (Jefferson骨折)が多く、前弓骨折(type II)は比較的稀です。
16.
正解:a, e
- a. ○ CTでは小葉間隔壁として観察され、癌性リンパ管症や心原性肺水腫で観察されます。
- b. ✕ Meniscus signはアスペルギローマなど肺の空洞内に球状病変が存在する場合に観察されます。
- c. ✕ Inverted S signは右上葉無気肺で観察されます。
- d. ✕ Air bronchogram(気管支透亮像)は肺炎などで観察されます。
- e. ○ Extrapleural signは胸膜腫瘍を含む肺実質外病変で観察されます。
17.
正解:b
- a. ✕ 珪肺は吸入に起因するので小葉中心性陰影を示します。また間質病変も示します。
- b. ○ 粟粒結核は血行性に分布するためランダム分布を示します。
- c. ✕ HPがランダム分布を示すことは考えにくいです。
- d. ✕ マイコプラズマは小葉中心性、汎小葉性であることが多いです。
- e. DPBは小葉中心性と考えられます。
18.
正解:c
- a. ✕ EGPAでは喘息を認めます。
- b. ✕ IgEが高値となり得ます。
- c. ○ 大血管炎ではなく小-中型血管炎です。
- d. ✕ 多発単神経炎を生じます。
- e. ✕ 血清MPO-ANCAが陽性となります。
19.
正解:d
- a. ✕ 充実型結節で全体径が25 mmであれば、cT1cに該当します。
- b. ✕ すりガラス型結節で全体径が12 mmであればcT1miに該当します。
- c. ✕ すりガラス型結節で全体径が42 mmであればcTisに該当します。
- d. ○ 部分充実型結節で全体径が15 mmで充実径が12 mmであればcT1bに該当します。
- e. ✕ 部分充実型結節で全体径が22 mmで充実径が18 mmであればcT1bに該当します。
20.
正解:b
- a. ✕ Tram-track signは気管支拡張症で認められます。
- b. ○ Deep sulcus signは仰臥位の単純X線写真で気胸を示唆する所見です。
- c. ✕ Hilum overlay signは肺門と病変が離れていることを示唆する所見です。
- d. ✕ Cervicothoracic signは陰影の鎖骨より上方が不明瞭であれば前縦隔病変、明瞭であれば後縦隔病変であることを示唆する所見です。
- e. ✕ Incomplete border signは病変の外側辺縁が不明瞭であり、肺外病変を示唆する所見です。
21.
正解:e
- a. ✕ 肺転移は血流の多い下肺野優位と考えられます。
- b. ✕ COPは中下肺野優位です。
- c. ✕ リンパ腫様肉芽腫症は下肺野優位です。
- d. ✕ 下肺野優位と考えられます。
- e. ○ 肺LCHは上中肺野優位です。
22.
正解:a,c
2018-33と同一問題です。
- a. ○
- b. ✕
- c. ○
- d. ✕
- e. ✕
23.
正解:d
- a. ✕ 胸腺腫は前縦隔に好発します。
- b. ✕ 甲状腺腫は前縦隔に好発します。
- c. ✕ 神経鞘腫は後縦隔に好発します。
- d. ○ 悪性胚細胞腫瘍は前縦隔に好発します。
- e. ✕ 大部分は胸腺原発のため、前縦隔に好発すると考えられます。
24.
正解:a
- a. ○ 気管支閉鎖症は左上葉に好発し、周囲の肺野にair trappingによる過膨張性変化を認めます。
- b. ✕ 肺実質に限局性の過膨張はみられないと考えられます。
- c. ✕ 肺実質に限局性の過膨張はみられないと考えられます。
- d. ✕ 肺実質に限局性の過膨張はみられないと考えられます。
- e. ✕ 肺実質に限局性の過膨張はみられないと考えられます。
25.
正解:c
- a. ✕ 珪肺は中枢側優位です。
- b. ✕ 小葉中心性肺気腫は中枢側優位です。
- c. ○ 慢性好酸球性肺炎は末梢優位です(reversed pulmonary edema pattern)。
- d. ✕ アレルギー性気管支肺真菌症は病原体が近位でトラップされるため中枢側優位です。
- e. ✕ サルコイドーシスは中枢側優位です。
26.
正解:c, e
- a. ✕ 線維腺腫は最多の良性腫瘍です。
- b. ✕ 困難な場合があります。
- c. ○ 粘液浮腫状の場合はT2WI高信号を示すことが多いです。
- d. ✕ Dark internal septationsは線維性隔壁に相当します。
- e. ○ 退縮期では線維化、硝子化が進み、さらに進行すると石灰化、骨化をきたします。
27.
正解:e
- a. ✕ 造影剤は不要です。
- b. ✕ 形態評価は通常のUSのほうが適していると考えられます。
- c. ✕ 良悪性の鑑別に有用です。
- d. ✕ 弾性の分布を画像化します。
- e. ○ 乳癌は硬く、多くの良性病変は柔らかいです。
28.
正解:d
- a. ✕ 線状分布を呈する微細線状石灰化はカテゴリー5です。
- b. ✕ 区域性分布を呈する微小円形石灰化はカテゴリー3, 4です。
- c. ✕ びまん性分布を呈する分枝状石灰化はカテゴリー5です。
- d. ○ 領域性分布を呈する微小円形石灰化はカテゴリー2です。
- e. ✕ 集簇性分布を呈する淡く不明瞭な石灰化はカテゴリー3です。
29.
正解:b, c
- a. ✕ T2WIでの著明な高信号は浸潤性小葉癌の一般的な所見ではありません。
- b. ○ 多中心発生(5%)、両側発生(5%)が浸潤性乳管癌と比較して高率に認められます。
- c. ○ びまん性の広がりを示す場合には非腫瘤性低エコー域あるいは構築の乱れとして認められますが、病変として認識することが困難な場合も多いです。
- d. ✕ マンモグラフィでは約半数で硬癌と類似した不整形、境界不明瞭、スピキュラを有する腫瘤像として認められますが、FADや構築の乱れ、広範囲の左右非対称を呈すること、また偽陰性を示すことも多いです。
- e. ✕ カドヘリンの発現がないため細胞同士の接着性が低く、散在性に浸潤します。
30.
正解:a, e
冠動脈瘻はいずれかの心内腔、もしくは毛細血管床を介さずに冠静脈や肺動脈などの血管系と直接交通する奇形です。多くは右心系、特に肺動脈に開口します。
- a. ○ 右心系です。
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ○ 右心系です。
31.
正解:b
- a. ✕ 心筋梗塞では内膜側優位の遅延造影を認めます。
- b. ○ T1 mappingでは心筋のT1緩和時間を定量します。線維化も評価可能です。高値=線維化、浮腫など(心筋炎、梗塞、HCM、アミロイドーシス etc.)。低値=鉄や脂肪が蓄積(Fabry病 etc.)。
- c. ✕ 心サルコイドーシスでは多彩な非虚血パターンの遅延造影が認められ、心エコーや心電図で検出できない早期の心サルコイドーシスも検出できることが示されています。
- d. ✕ T2 mappingは活動性の心筋炎症を定量的に評価できます。
- e. ✕ 造影剤なしで心機能及び形態の評価を行うことができます。
循環器画像診断一問一答
32.
正解:b,e
- a. ✕ 心アミロイドーシスでは左室駆出率は保たれやすいです(HFpEF)。
- b. ○ 99mTc-PYPや99mTc-HMDPはATTR-CM患者の心筋に集積します。
- c. ✕ ATTRwtアミロイドーシスはALアミロイドーシスと比較して心肥大は高度のようです。
- d. ✕ 心アミロイドーシスでは内膜に沿ったびまん性の遅延造影を示します。
- e. ○ 細胞外容積分画(ECV)は心アミロイドーシスでは異常高値を示すことが多く、アミロイド沈着の程度を反映しているものと思われます。
2020年版心アミロイドーシス診療ガイドライン
https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2020_Kitaoka.pdf
33.
正解:e
- a. ✕ Ebstein奇形では強い右房拡大を示し、氷嚢型心陰影を示します。
- b. ✕ 三尖弁閉鎖は右房-右室間交通がないチアノーゼ性先天性心疾患です。必ず卵円孔開存か心房中隔欠損を伴います。
- c. ✕ 総動脈幹遺残では、総動脈幹は大きな心室中隔欠損を伴った上で、両心室に騎乗します。
- d. ✕ 修正大血管転位では心房心室結合不一致、心室大血管結合不一致が認められ、右房は僧帽弁を介して解剖学的左室と連結し、解剖学的左室からは肺動脈に血流が供給されます。左房は三尖弁を介して解剖学的右室に連結し、解剖学的右室から大動脈に血流が供給されます。
- e. ○ Fallot四徴症のうち、肺動脈が閉鎖している症例を極型Fallot四徴症と呼びます。心室中隔欠損自体が四徴のうちの一つなので、心室中隔欠損がなければそれはFallot四徴症ではないと考えられます。「心室中隔欠損を伴わない肺動脈閉鎖症」は純型肺動脈閉鎖を指していると思われます(https://jspccs.jp/wp-content/uploads/j2702_069.pdf)。
34.
正解:d,e
- a. ✕ 全身MRIを行うべきとの記載は見つけられませんでした。
- b. ✕ 乳児でも全身を一枚のフィルムに収めるbabygramのような広範囲の撮影ではなく、各部位をそれぞれ個別に撮影するべきとされています。
- c. ✕ 被曝の観点からも第一選択とはならないと考えられます。胸部撮影では肺野に照準が行くため、必ず“胸郭”撮影とオーダーすべきと言われています
- d. ○ 身体的虐待が疑われる場合には、無症状や病歴不詳例などが隠れている2歳以下では、全員に全身骨 X線撮影(骨スクリーニング)を行います(家族の許可は取らずに行なうことが多い)。
- e. ○ 2歳以下のレントゲン撮影では、全身の前後像を一枚のX線写真で撮影するのではなく、各部位毎に撮影方法を選択して、細分化して行うべきです。また、撮影は1回のみではなく、1~2週間後に再度行い、初回検査時には見逃されやすい微細な骨折を見逃さないようにすべきとのことです。
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/abuse_all.pdf
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20220328_g_tebiki_3.pdf
35.
正解:c
- a. ✕ 鎮静せずに済むのであれば、鎮静しないほうがよいと考えられます。
- b. ✕ 心臓ならともかく、縦隔の評価は難しいと思われます。
- c. ○ 新生児は大泉門、小泉門が開存しているため、USでの頭蓋内の評価が可能です。
- d. ✕ 適応が限られるほど影響はしないと考えられます。
- e. ✕ 観察対象物が成人よりも浅いところにあるため、高周波探触子で観察可能と思われます。
36.
正解:b > c ?
- a. ✕ 報告にもよりますが、稀な腫瘍であり1%未満としても間違っていないと思います。
- b. ○? 混合型肝癌は肝内胆管癌との鑑別に苦慮することが少なくなく、AFPとCA19-9の両者が上昇していることが鑑別の一助になることはあります。
- c. ✕? 下記の論文によると、“The last 2019 WHO classification highlighted that the diagnosis of cHCC-CCA should be primarily based on morphology using routine stainings, with additional immunostaining used to refine the identification of subtypes.”との記載があり、免疫染色はサブタイプの同定に補助的に用いられるべきとされているようです。
- d. ✕ 問題文の通り、2つのコンポーネントを明確に分類することは困難です。
- e. ✕ 混合型肝癌の定義そのものです。
Combined hepatocellular-cholangiocarcinoma: An update Beaufrère, Aurélie et al. Journal of Hepatology, Volume 74, Issue 5, 1212 – 1224
37.
正解:e
- a. ✕ 異型結節と早期HCCでは早期濃染は認めません。
- b. ✕ 早期HCCは2cm以下の小型で境界不明瞭な高分化相当のHCCです。
- c. ✕ 明らかなwash outは認めません。
- d. ✕ EOB肝細胞相では低信号となります。
- e. ○ 異型結節と早期HCCは少なくともダイナミックCTでの鑑別は困難です。EOB肝細胞相では全例ではないものの、鑑別可能です(異型結節は等~高信号、早期HCCは低信号)。
38.
正解:e?
- a. ✕ SPIOは鉄を含有し、肝に取り込まれるためCT値を上昇させることはありうるのかなと思いました。
- b. ✕ 鉄剤長期内用では、鉄過剰により肝に鉄沈着を起こし、CT値は上昇すると考えられます。
- c. ✕ ヘモクロマトーシスでは鉄沈着によりCT値は上昇します。
- d. ✕ アミオダロンはヨードを含有しているため、蓄積するとCT値を上昇させます。
- e. ○? 塩化マンガン四水和物はボースデルのことです。基本的に消化管から吸収されないため、肝実質のCT値を上昇させることはないのかなと思いました。
39.
正解:d
- a. ✕ HCCは脂肪成分を含有し得ます。
- b. ✕ HCAも脂肪成分を含有し得ます。
- c. ✕ 肝血管筋脂肪腫も脂肪成分を含有し得ます。
- d. ○ 大腸癌からの未治療転移性肝癌は石灰化を伴うことはあるものの、脂肪を含有する可能性は低いと考えられます。
- e. ✕ 淡明細胞型腎細胞癌は脂質を含有し得ます。
○脂質を含有しうる肝腫瘤
- 肝細胞性病変:HCC、HCA、FNH、限局性脂肪肝
- 非肝細胞性病変:血管筋脂肪腫、脂肪腫、脂肪肉腫、adrenal rest tumor、奇形腫、包虫嚢胞
- 転移能と微量脂質を有する腫瘍:脂肪肉腫、淡明細胞型腎細胞癌、副腎皮質癌、神経内分泌腫瘍、卵巣ステロイド細胞腫瘍、SFT etc.
40.
正解:c or e
2012-51と同じ問題です。おそらくcが正解なのだと思います。バリウムの添付文書にも「消化管穿孔」と記載があります。小腸と結腸の区別は明らかではありませんが…
- a. ✕ 便秘が起こる頻度は最も低くはないと考えられます。
- b. ✕ 誤嚥が起こる頻度も最も低くはないと考えられます。
- c. ○? レジデントセミナーの資料には蕁麻疹の生じる頻度は極めて低いとの記載がありました。
- d. ✕ 腸閉塞は起こり得る合併症であると考えられます。
- e. ○? 結腸穿孔は合併症として報告があるものの、小腸穿孔の頻度は不明です。
41.
正解:d
- a. ✕ 異所性膵は胃や十二指腸に発生することが多いです。
- b. ✕ 先天性胆道拡張症は高率に膵・胆管合流異常を伴います。
- c. ✕ 膵管非癒合は腹側膵管と背側膵管が癒合していない先天異常です。
- d. ○ 輪状膵は膵組織が空腸ではなく十二指腸を取り囲む先天奇形です。
- e. ✕ 膵・胆管合流異常は膵管と胆管が十二指腸壁外で合流する先天性の形成異常です。
42.
正解:c, d
- a. ✕ 心室細動ではなく心房細動が原因となります。
- b. ✕
- c. ○ SMAからの血流減少に伴い、SMVの還流が減少すると、内膜に弾性板を有していない静脈が虚脱してSMAの径よりもSMVの径が小さくなるsmaller SMV signを呈することがあります。
- d. ○ 門脈気腫や腸管気腫は超肝壊死を示唆する所見です。
- e. ✕ 脾梗塞や腎梗塞を合併することがあります。
43.
正解:a
- a. ○ 肝芽腫は通常は単発性の大きな境界明瞭、分葉状の腫瘤で内部に出血、壊死、石灰化を伴います。
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ✕
44.
正解:a, b
- a. ○ 石灰化しうると考えられます。
- b. ○ 子宮筋腫は石灰化の頻度は高いです。
- c. ✕ 子宮腺筋症では石灰化を認めないことが子宮筋腫との鑑別点となります。
- d. ✕ 内膜ポリープの石灰化の頻度は高くないと考えられます。
- e. ✕ 内膜間質肉腫の石灰化の頻度は高くないと考えられます。
45.
正解:b
- a. ✕ 膀胱癌で最も多い組織型は移行上皮癌です。
- b. ○ 膀胱癌の検出感度は膀胱鏡が最も優れていると考えられます。
- c. ✕ VI-RADSは筋層浸潤性膀胱癌の診断が目的です。
- d. ✕ 無茎性のほうが有茎性より筋層浸潤の割合が高いです。
- e. ✕ 拡散強調像の画質が良好の場合は拡散強調像のカテゴリーを採用します。
46.
正解:e
Bosniak分類(2019年改定案)では造影される結節を有する嚢胞(4mm以上の不均一な嚢胞壁や隔壁、サイズによらず内腔に鋭く突出する部分)はカテゴリーIVに分類されます。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ○
47.
正解:e
子宮内膜症は子宮内膜あるいはその類似組織が異所性に存在する疾患です。病変内で月経周期に伴う繰り返す出血や炎症、線維化を呈します。好発部位は卵巣、仙骨子宮靭帯、円靭帯、広間膜、直腸子宮窩、膀胱子宮窩、卵管(漿膜面)です。
- a. ✕ 好発部位です。
- b. ✕ 子宮内膜症病変はT2WI低信号を含み、shadingといわれます。なお、T1WIでは皮下脂肪と同等もしくはそれ以上のT1WI高信号を示します。
- c. ✕ 好発部位です。
- d. ✕ 閉経後に縮小することが多いです。
- e. ○ 子宮内膜症性嚢胞が癌化するリスクが妊娠中に高まるという話は聞いたことはありません。妊娠中に充実成分が出現した場合には脱落膜化を考慮します。通常は出産後は縮小するため、出産後であっても増大する場合は腫瘍性病変を考慮する必要があります。
48.
正解:c, e
- a. ✕ 悪性リンパ腫は均一かつ壊死しにくい組織であるため、USでは均一であり低エコーに描出されます。壊死や脂肪成分のない癌は基本的には低エコーです。
- b. ✕ 乳頭状腎細胞癌(papillary RCC)はヘモジデリン沈着の影響を受け、T2WI低信号となるのが特徴です。
- c. ○ オンコサイトーマのcentral scarはT2WI高信号を示します。
- d. ✕ 淡明細胞型腎細胞癌(clear cell RCC)は早期濃染/wash outパターンです。
- e. ○ fat poor AMLでは脂肪成分を指摘できず、T2WI低信号となります。
49.
正解:d
尿膜管癌を念頭に出題された問題であると考えられます。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ✕
- d. ○ 尿膜管癌は膀胱頂部の発生がほとんどです。
- e. ✕
50.
正解:a
- a. ○ LEGHは粘液性ではなく水様性帯下が特徴です。
- b. ✕ 内子宮口付近に発生します。
- c. ✕ 内容物はT1WI低信号、T2WI高信号を示します。
- d. ✕ 外周に比較的大きな嚢胞、中心部に小さな嚢胞を認めるcosmos patternが典型的です。
- e. ✕ LEGHを発生母地として胃型HPV非依存性腺癌が発生します。浸潤性が高く、境界不明瞭であり、通常型内頸部腺癌よりも予後不良です。Peutz-Jeghers症候群と関連します。
51.
正解:d
- a. ✕ 移行域(TZ)は前立腺部尿道の左右に存在し、加齢とともに増大、BPHの発生母地です。T2WI低信号を示します。
- b. ✕ 中心域(CZ)は射精管周囲に存在し、前立腺癌が直接発生することは少ないです。T2WI低信号、拡散強調像では中等度の拡散制限を示すことがあります。
- c. ✕ 辺縁域(PZ)は通常は拡散制限を示しません。
- d. ○ 前線維筋間質(AFMS)は非腺組織でT2WI低信号です。
- e. ✕ 精嚢は通常はT1WI低信号を示します。T1WI高信号であれば出血などを疑います。
52.
正解:b,d
- a. ✕ 原発性アルドステロン症の局在診断に用います。
- b. ○ 左副腎静脈は左腎静脈に合流します。
- c. ✕ CTやMRIで描出される腺腫は非機能性のことも多く、片側性と両側性の鑑別を確実に行うためにAVSを実施する必要がある。
- d. ○ 右副腎静脈は細径の血管が下大静脈に直接還流するという特徴から、左と比較してより難しいです。
- e. ✕ AVSによるPAの局在診断はアルドステロンとコルチゾールの濃度比から局在を診断します。ACTH負荷後のlateralized ratio (LR) [アルドステロン高値側の副腎静脈中アルドステロン/コルチゾール(A/C) / アルドステロン低値側のA/C]を用いることが一般的です。
53.
正解:b
試験中には、カテーテルの位置移動があるのであれば不整脈も起こるのではと考えましたが、IVR学会の「中心静脈ポート留置術と 管理に関するガイドライン」を根拠とすると不整脈が正解と考えられます。
https://www.jsir.or.jp/docs/cvp/cvp2003.pdf
- a. ✕ カテーテル関連血流感染症はCVポート留置後の合併症です。
- b. ○ 上記ガイドラインを根拠とすると、CVポート留置時の合併症と考えられます。
- c. ✕ 創部離開はCVポート留置後の合併症です。
- d. ✕ カテーテル閉塞はCVポート留置後の合併症です。
- e. ✕ カテーテル位置移動はCVポート留置後の合併症です。
54.
正解:b, d
- a. ✕ 永久塞栓物質です。
- b. ○ X線透過です。
- c. ✕ 血液凝固能の影響は受けません。
- d. ○ カテーテルが血管壁に固着するリスクがあります。
- e. ✕ 油性造影剤であるリピオドールと混合させて使います。
55.
正解:b, c
Type IIエンドリーク(EL)は大動脈の分枝より逆行性に瘤内に血流が流入することで生じます。最も頻度の高いELでEVAR後の20-30%程度で生じます。
- a. ✕ 一過性の例もあり、自然閉塞することもあります。
- b. ○ 瘤径増大の危険性があります。
- c. ○ TAEを行うことがあります。
- d. ✕ 第一選択は造影CTです。一方で造影MRIもELの鑑別には有用であり、CTと比較して空間分解能は低いものの組織分解能は高く、造影CTでは認識されないような淡いELでも造影MRIで認識できることがあります。
- e. ✕ ステントグラフトの接合部から発生するのはType IIIa ELです。
56.
正解:e
- a. ✕ コリメータはガンマカメラにおいて特定の方向に放射されたγ線を通過させることで、発光位置を特定することができます。なおPETでは同時係数により飛来方向が判明するため、コリメータは必要ありません。
- b. ✕ 波高分析器で収集エネルギーウィンドウ内の光子からの信号のみを選別します。散乱線の除去、多核種同時収集に有用です。
- c. ✕ 位置計算回路で線源位置を特定します。
- d. ✕ 光電子増倍管(PMT)はシンチレータによって変換された光を100万倍~1000万倍まで増幅します。
- e. ○ シンチレータはNaIなどの結晶物質でγ線が到達すると蛍光を発する性質があり、核医学の測定には全てこれを用います。
57.
正解:b
99mTc = 6時間、123I = 13時間、111In = 2.8日、67Ga = 78時間、131I = 8日です。
- a. ✕
- b. ○
- c. ✕
- d. ✕
- e. ✕
58.
正解:e
- a. ✕ 18F-flutemotamol(ビザミル)はアミロイドPETに用いられる薬剤です。185 MBqを投与し、60-120分後に撮像します。NIHあるいはSokoloffカラースケールで最大輝度の90%のカラーレベルを橋に割り当てます。その他florbetapirやflorbetabenがアミロイドPETに用いられます。
- b. ✕ 99mTc-ECDは脳血流SPECT製剤です。
- c. ✕ 123I-IMPも脳血流SPECT製剤です。
- d. ✕ 123I-ioflupaneはDAT imagingに用いられます。
- e. ○ 123I-MIBGはパーキンソン病及びレビー小体型認知症の診断における心シンチグラフィに用いられます。
59.
正解:e
- a. ✕ 後頭葉の血流低下が特徴的なのはLewy小体型認知症(DLB)です。
- b. ✕ Alzheimer型認知症では前頭葉の血流が低下します。
- c. ✕ Lewy小体型認知症(DLB)では後部帯状回の血流低下が特徴的です。
- d. ✕ アミロイド蓄積を認めたら、レカネマブが治療の選択肢となります。
- e. ○ Alzheimer型認知症では線条体のドーパミントランスポーターの脱落は認めません。
60.
正解:d
- a. ✕ 67Ga-citrateはガリウムシンチに用いられます。
- b. ✕ 111In-DTPAは脳槽シンチに用いられます。
- c. ✕ 123I-ioflupaneはDAT imagingに用いられます。
- d. ○ 123I-iomazenilはてんかん病変の検出に利用され、特に側頭葉てんかん患者で責任病変側の鑑別に有用です。
- e. ✕ 201TIClは心筋血流SPECTに用いられます。
61.
正解:c
アデノシン負荷心筋血流SPECTでは薬剤負荷の前処置として12時間以上のカフェイン摂取制限が必要となります。その他にアミノフィリン製剤もアデノシンと拮抗するため、内服している患者は検査前に中止する必要があります。
- a. ✕ 牛乳の摂取制限は必要ないと考えられます。
- b. ✕ 麦茶の摂取制限は必要ないと考えられます。
- c. ○ 緑茶にはカフェインが含まれているため、摂取制限が必要となります。
- d. ✕ サイダーの摂取制限は必要ないと考えられます。
- e. ✕ ヨーグルトの摂取制限は必要ないと考えられます。
62.
正解:b
- a. ✕ 201TIClは再分布を示します。
- b. ○ 心電図同期心筋血流SPECT(gated SPECT)では左室容積や駆出率などを測定することができます。
- c. ✕ 定量的評価は難しいと思われます。半定量的評価であれば可能です。
- d. ✕ ドブタミ負荷は心エコーと思われます。心筋血流SPECTはジピリダモール、ATP、アデノシンが主に用いられます。
- e. ✕ 201TIClは物理的半減期が99mTcよりも長いため、被曝線量は大きくなります。
63.
正解:a, b
- a. ○ 18F-FDGは心臓サルコイドーシスの活動性炎症の評価に用いられます。
- b. ○ 67Ga-citrateも心臓サルコイドーシスの活動性炎症の評価に用いられます。
- c. ✕ 99mTc-PYPは心アミロイドーシスシンチグラフィや心筋梗塞シンチグラフィに用いられます。
- d. ✕ 123I-MIBGは虚血性心疾患における傷害心筋の同定や心筋症における心不全重症度評価、糖尿病や神経疾患における心臓の交感神経系障害の評価に用いられます。
- e. ✕ 201TIClは心筋血流SPECTに用いられます。
64.
正解:b
- a. ✕ 脳腫瘍の術前診断には適用があります。
- b. ○ 骨シンチで代替可能なため、適応はないと考えられます。
- c. ✕ 難治性てんかんで外科切除が必要とされる患者には適用があります。
- d. ✕ 高安動脈炎または巨細胞性動脈炎と診断されている患者には適用があります。
- e. ✕ 術前化学療法後または術前化学放射線治療後における術前の病期診断には適用があります。
FDG PET, PET/CT診療ガイドライン2020 (https://jsnm.org/wp_jsnm/wp-content/uploads/2018/09/FDG_PET_petct_GL2020.pdf)
65.
正解:e
- a. ✕ 腎機能による制限はないと考えられます。
- b. ✕ 化学療法開始当日では延期または中止とするべき根拠は見つけられませんでした。
- c. ✕ 4-6時間以上の禁食制限はありますが、飲水制限はありません。
- d. ✕ 血糖値200 mg/dL未満のFDG投与では診断に耐えうるPET画像が得られます。
- e. ○ 直前のインスリン投与により骨格筋へのFDG集積が亢進してしまうため、延期または中止を検討するべきと考えられます。
66.
正解:d
- a. ✕ 糖代謝は18F-FDG PETです。
- b. ✕ タウ沈着は18F-PM-PBB3で評価できます。
- c. ✕ 脂肪酸代謝は心臓核医学では123I-BMIPPが用いられます。
- d. ○ フルシクロビンPETは初発の悪性神経膠腫が疑われる患者に適応があり、腫瘍のアミノ酸代謝を画像化し、腫瘍摘出範囲の決定のために用いられます。静脈注射後の10-50分後に撮像開始し、高悪性度の腫瘍成分に集積します。
- e. ✕
67.
正解:e.
オクトレオスキャンでFGF23産生腫瘍の機能的局在診断ができます(https://square.umin.ac.jp/endo403/request.html)。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ○
68.
正解:d
- a. ✕ 褐色細胞腫以外の副腎腫瘍で有意な取り込みを認めることは稀とされています。
- b. ✕ 甲状腺乳頭癌には集積は認めません。神経内分泌腫瘍に分類される甲状腺髄様癌はMIBGを取り込むことがあります。
- c. ✕ 副腎の生理的描出は半数程度で認めます。
- d. ○ パラガングリオーマには高集積を認めます。
- e. ✕ 生理的に心臓への集積を認めます。また心臓MIBGシンチグラフィ(15-20分後&180-240分後)とは撮像タイミングも異なるため(腫瘍シンチは6時間後&24時間後)、評価困難と思われます。
69.
正解:a
- a. ○ 副腎皮質シンチで用いられる 131Iはβ線も放出します。
- b. ✕ むしろ投与3日前から5-7日間の甲状腺ブロックを行います。
- c. ✕ 投与7日後に15-30分間の撮像を行います。
- d. ✕ 131Iは364 keVとエネルギーが高いため、高エネルギー用コリメータを用います。
- e. ✕ 標準的な投与量は18.5-37 MBqです。
70.
正解:a, e
- a. ○ 131I-NaIによるBasedow病の治療は500MBqを超えない場合は外来治療OKです。
- b. ✕ 131I-NaIによる甲状腺癌の治療は遠隔転移のない症例で1.1GBqでの治療のみ外来治療OKです。本問題では肺転移があるので不可です。
- c. ✕ 131I-MIBGによる難治性褐色細胞腫の治療は放射線治療病室への入院が必要です。1cm線量当量率が30μSv/hr@1mもしくは体内残留放射線量が500MBqを下回れば治療病室からの退院が可能です。
- d. ✕ 177Lu-DOTATATEによる神経内分泌腫瘍の治療には放射線治療病室もしくは特別処置室(汚染防止に関する特別な措置を講じた病室)への入室が必要です。1cm線量当量率が18μSv/hr@1mを下回れば退院可能です。投与日に下回れば日帰りも可能です。
- e. ○ 223RaCl2による去勢抵抗性前立腺癌の骨転移治療は外来治療OKです。
ちなみに90Yゼヴァリンによる治療も外来治療OKです。
71.
正解:e
- a. ✕ 用いられています。Ex. ゾーフィゴ(223Ra)
- b. ✕ 内用療法や組織内照射に用いられています。
- c. ✕ ガンマナイフなどに用いられています。
- d. ✕ 頭頸部癌や前立腺癌などで用いられています。
- e. ○ 「負π中間子は飛程終端部で組織中の原子核を破壊し、原子核残片などを飛散させ(スター現象)、線量分布と生物効果の両者で優位性を備えている。1970年代に米国のLAMPF、カナダのTRIUMF、スイスのPSIでがん治療に使用が開始された。前立腺癌、膀胱癌、骨・軟部組織肉腫の局所制御が良好であり、荷電粒子線治療の基礎研究、照射技術の開発において貢献をした。しかし、陽子線、重イオン線と比較しBragg Peakの線量分布が先鋭でないこと、生物学的効果が速中性子線、重イオン線より劣ることが弱点となり3施設とも治療は中止されている。」らしいです(https://rada.or.jp/database/home4/normal/ht-docs/member/synopsis/040023.html)。
72.
正解:e
放射線治療の分割照射における4Rは、①Repair/Recovery、②Redistribution/Reassortment、③Reoxygenation、④Repopulationです。
- a. ✕ 4Rです。
- b. ✕ 4Rです。
- c. ✕ 4Rです。
- d. ✕ 4Rです。
- e. ○ 4Rに含まれません。
73.
正解:e
髄芽腫に対する術後放射線治療としての全脳全脊髄照射に陽子線治療が推奨されています(https://www.jspho.org/pdf/journal/gl2019_1/gl2019_1_44-48.pdf)。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ○
74.
正解:d,e
一部が不可逆的な障害を受けると機能しない臓器が直列臓器、一部が不可逆的な障害を受けても残りの部位が補完可能な臓器が並列臓器です。
- a. ✕ 並列臓器です
- b. ✕ 並列臓器です。
- c. ✕ 並列臓器です。
- d. ○ 直列臓器です。
- e. ○ 直列臓器です。
75.
正解:a
- a. ○ 脱毛は全脳照射で必発する急性期有害事象です。
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ✕ 記銘力低下は晩期有害事象です。
76.
正解:e
定位放射線治療の適応疾患は以下の通りです。
https://jcr.or.jp/site/wp-content/uploads/2022/05/20221227_05.pdf
- a. ✕ 定位放射線治療の保険適用外です。
- b. ✕ 定位放射線治療の保険適用外です。
- c. ✕ 定位放射線治療の保険適用外です。
- d. ✕ 定位放射線治療の保険適用外です。
- e. ○ 保険適用があります。
77.
正解:d
「前立腺癌に対する外部照射として、中等度の寡分割照射(60Gy/20回や70Gy/28回 = 2.5-3Gy/回)は通常分割(74-78Gy/37-39回 = 2Gy/回)とほぼ同等の治療成績であることが示された。」(レジデントセミナーより)
- a. ✕
- b. ✕
- c. ✕
- d. ○
- e. ✕
78.
正解:c
膠芽腫の術後に推奨されるのは拡大局所照射(60Gy/30Fr)です。高齢者/PS不良の場合には寡分割照射(40Gy/15Fr)も選択されます。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ○
- d. ✕
- e. ✕
79.
正解:a
小児上衣腫は第四脳室付近の発生が多く、手術での摘出度が予後に影響します。不完全摘出、高悪性度の症例では術後放射線治療が行われます。播種がなければ局所照射(摘出腔、残存腫瘍 + 1-2 cmマージン、45-60G)が推奨されます。
- a. ○ 上記の通りです。
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ✕
80.
正解:b
上咽頭癌は頭蓋底から、またリンパ行性転移のリスクが非常に高いため、両側頸部リンパ節領域(レベルII-V、VIIa)を広範囲に照射する。
- a. ✕ もしT1-2N0M0の声門癌であれば原発巣のみです。
- b. ○
- c. ✕
- d. ✕
- e. ✕
81.
正解:a
- a. ○ 上咽頭癌の発生にはEpstein-Barr virus (EBV)が関与します。
- b. ✕ 中咽頭癌の発生にはHPVが関与します。
- c. ✕ 下咽頭癌は喫煙・飲酒が主な発生の原因で、輪状後部癌は女性に多く鉄欠乏症性貧血に伴うPlummer-Vinson症候群との関連があります。
- d. ✕ 喫煙や加齢、不十分な歯周管理が原因となります。
- e. ✕ 喫煙や加齢、不十分な歯周管理が原因となります。
82.
正解:e
- a. ✕ 加速過分割照射は40Gy/30Frです。
- b. ✕ I期非小細胞肺癌では手術が優先されます。
- c. ✕ 局所進行非小細胞肺癌では通常分割で60Gyです。74Gyの高線量照射は行わないように推奨されています(RTOG0617)。
- d. △ 間違っていなくもないように思いますが、「限局型」の記載がないことがダメなのでしょうか?
- e. ○ 局所進行非小細胞肺癌ではCRT後のDurvalumabでの地固めの有効性が報告されています。
83.
正解:c
限局型小細胞肺癌に対する加速過分割照射では45Gy/30Fr/3wで照射されます。1回線量は1.5 Gyです。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ○
- d. ✕
- e. ✕
84.
正解:a
- a. ○ 局所再発の抑制のみならず、生存率も向上します。
- b. ✕ 乳房再建後の照射は原則可能です。
- c. ✕ 胸壁ならびに鎖骨上リンパ節領域を照射野に含めることが標準治療です。
- d. ✕ 同時併用ではなく、化学療法を放射線治療の前に行うことが推奨されています。
- e. ✕ 4個以上の腋窩リンパ節への転移では放射線治療が強く推奨されます。腋窩リンパ節の転移が1-3個の場合でも基本的には推奨されます。
https://jbcs.xsrv.jp/guideline/2022/
85.
正解:c, e
食道癌の根治的CRTにおけるGolden standardは5FU + CDDPです。4週間毎投与が標準で、少量持続投与は推奨されません。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ○
- d. ✕
- e. ○
86.
正解:c
肛門管癌では根治切除とCRTではほぼ同程度の局所制御が可能で大部分の症例で肛門温存が可能であることから欧米ではCRTが第一選択です。本邦においても手術からCRTにシフトして来ています。線量分割は59.4Gy/33Frが標準で、鼠径リンパ節を照射野に含めます。併用化学療法はマイトマイシンC + 5-FUが標準です。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ○
- d. ✕
- e. ✕
87.
正解:a
子宮頸癌のFIGO IB1/2期、IIA1期では放射線治療単独or広汎子宮全摘術が標準治療です。一方でIB3期、IIA2・IIB期では化学放射線療法or広汎子宮全摘術(+補助療法)が標準治療です。
- a. ○ 放射線治療単独or広汎子宮全摘術が標準治療です。
- b. ✕ 化学放射線療法or広汎子宮全摘術(+補助療法)が標準治療です。
- c. ✕ 化学放射線療法or広汎子宮全摘術(+補助療法)が標準治療です。
- d. ✕ 化学放射線療法が標準治療です。
- e. ✕ 化学放射線療法が標準治療です。
88.
正解:d
- a. ✕ 晩期有害事象と考えられます。
- b. ✕ 晩期有害事象と考えられます。
- c. ✕ 晩期有害事象と考えられます。
- d. ○ CDDPによる早期有害事象に血球減少があります。
- e. ✕ 晩期有害事象と考えられます。
89.
正解:c
- a. ✕ 外照射単独は低リスク~中間リスクの一部では単独療法が適応となります。
- b. ✕ 低リスクに対する前立腺全摘除術は適応です。
- c. ○ 原則は適切でありません。期待余命が10年以下であれば選択肢となりえます。
- d. ✕ 低リスクに対する監視療法は標準治療の一つです。
- e. ✕ 永久挿入密封小線源療法は低リスク~中間リスクの一部では単独療法が適応となります。
https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/23_prostatic_cancer_2023.pdf
90.
正解:c
8Gyの単回照射が有痛性骨転移に対して選択されることがあります。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ○
- d. ✕
- e. ✕
91.
正解:d
放射線感受性は①G2後半~M期>②G1~S期への移行期>③G1前期>S期後半~G2期前半の順番です。
- a. ?
- b. ✕ G1期は放射線抵抗性です。
- c. ✕ G2期前半であれば放射線抵抗性です。
- d. ○ M期は最も放射線感受性です。
- e. ✕ S期後半であれば放射線抵抗性です。
92.
正解:c
選択肢の各臓器の臓器全体に照射された場合のTD5/5(Gy)は以下の通りです。
- a. ✕ 50Gy
- b. ✕ 45Gy
- c. ○ 17.5Gy
- d. ✕ 40Gy
- e. ✕ 65Gy
93.
正解:a
高LET放射線にはα線、中性子線、炭素イオン線などが含まれます。陽子線は含まれません。
- a. ○ 高LET放射線は直接作用が主であるため、酸素効果(OER)は小さく、低酸素細胞にも有効です。
- b. ✕ 亜致死損傷からの回復は起こりにくく、線量率効果は小さいです。
- c. ✕ 亜致死損傷からの回復は起こりにくいです。
- d. ✕ 直接作用の割合が大きいです。
- e. ✕ 高LET放射線では生物学的効果比(RBE)は大きくなります。一方でLETが大きすぎるとRBEは小さくなります。
94.
正解:c
- a. ✕ ヒトの半数致死線量は約4Gyです。
- b. ✕ 広島及び長崎の原爆の生存者への面接を通じて、50%の人が亡くなったと考えられる爆心地からの距離(広島では1,000-1,200 m、長崎では1,000-1,300 m)からLD50が求められたようです。
- c. ○ 骨髄の傷害による免疫機能不全に起因する出血および感染症です。
- d. ✕ 約1カ月後がピークとされているようです。
- e. ✕ 医療がほとんど期待できない場合のLD50/60は約2.5Gy、十分な医療が可能な場合には5Gy以上とされているようです。
https://www.rerf.or.jp/programs/roadmap/health_effects/early/death/
95.
正解:b
- a. ✕ 照射野から離れることで水晶体被曝は減少します。
- b. ○ 管球側に立つことで患者から反射する放射線が増え、水晶体被曝は増加します。
- c. ✕ パルスレートを落とすことで水晶体被曝は減少します。
- d. ✕ 防護メガネと顔面の隙間を減らすことで放射線が入りにくくなります。
- e. ✕ 防護板によりX線が遮蔽されます。
96.
正解:c, e
WHOのガイドラインで推奨されているアルコール手指消毒の5つのタイミングは「①患者に触れる前」「②清潔・無菌操作の前」「③体液に曝露された可能性のある場合」「④患者に触れた後」「⑤患者の周辺の環境や物品に触れた後」です。
- a. ✕ 食事休憩の後は5つのタイミングに含まれていません。
- b. ✕ 読影室に入る前は5つのタイミングに含まれていません。
- c. ○ 静脈ラインの確保後は「④患者に触れた後」に該当します。
- d. ✕ 電子カルテ端末の操作後は5つのタイミングに含まれていません。
- e. ○ ストレッチャーの患者を運んだ後は「⑤患者の周辺の環境や物品に触れた後」に該当します。
97.
正解:e
CTDIvolとはComputed Tomography Dose Index volumeの略で、「単位体積あたりの平均線量」です。厚さ1 cmの断層像を得るための被曝線量のことです。DLPはdose length productの略で、上記CTDIvolに撮影した距離を乗じます。
- a. ✕ 管電圧を上げるとCTDIvolは増加します。
- b. ✕ 管電流も上げるとCTDIvolは増加します。
- c. ✕ CTDIvolは単位体積あたりの線量であるため、撮影長は関係ありません。DLPであれば低下します。
- d. ✕ 回転時間が長いとmAsが増加します。X線量が増加し、CTDIvolは上昇します。
- e. ○ ピッチが大きい = 1回転あたりテーブル移動距離が長い = 1体積あたりに照射される線量が分散されるため、CTDIvolは低下します。
98.
正解:e
「当委員会としては特段の理由のない限り、造影剤使用後の授乳制限は必要ないものと判断いたします。」(2019年06月27日、日医放「授乳中の女性に対する造影剤投与後の授乳の可否に関する提言」より)
https://www.radiology.jp/member_info/news_member/20190627_01.html
- a. ✕
- b. ✕
- c. ✕
- d. ✕
- e. ○
99.
正解:b, c
画像診断ガイドライン2021より
① CIN 発症予防に生理食塩液投与は推奨されるか?
CIN のリスクが高いCKD 患者ではCIN を予防するため,生理食塩液を造影検査の前後に経静脈投与をすることを推奨する。CIN のリスクが高いCKD 患者ではCIN を予防するため,生理食塩液を造影検査の前後に経静脈投与をすることを推奨する。
② CIN 発症予防に重炭酸ナトリウム(重曹)液投与は推奨されるか?
重炭酸ナトリウム(重曹)液投与はCIN 発症リスクを抑制する可能性があるため、輸液時間が限られた場合には、重曹液の投与を推奨する。なお重炭酸ナトリウム(重曹)液を投与する場合には、等張性製剤を利用する。
- a. ✕
- b. ○
- c. ○
- d. ✕
- e. ✕
100.
正解:c
99Mo-99mTcジェネレータのミルキングには生理食塩水を用います。
- a. ✕
- b. ✕
- c. ○
- d. ✕
- e. ✕
101.
正解:d
- a. ✕ T1緩和は縦磁化が回復する過程です。
- b. ✕ T2緩和は横磁化が消失する過程です。
- c. ✕ 静磁場強度が大きいほどLarmor周波数は高くなります。ω0 = γB0(ω0:周波数、γ:磁気回転比、原子核の種類による定数、B0:静磁場の強さ)
- d. ○ プロトン密度の高さは画像の信号強度には関係するものの、T1緩和時間との直接的な関係はありません。
- e. ✕ RFパルスで横磁化を発生させることで信号検出が可能となります。
102.
正解:c
- a. ✕ 後方エコー増強は超音波の減衰や反射の少ない組織・部位の後方に起こります。
- b. ✕ 音響陰影(acoustic shadow)は音響インピーダンスの差が大きい組織境界面で起こりやすい。
- c. ○ コメット様エコーは、超音波が平行に向かい合った狭い反射体同士の間で何回も反射を繰り返すことによって発生するアーチファクトです。
- d. ✕ 鏡面反射は超音波ビームの進行方向に対して比較的強い反射体が斜めに横切る部位で発生しやすいです。
- e. ✕ 超音波ビームは振動子から主に垂直方向に発射されるが(メインローブ)、実際にはメインローブを囲んで弱いビームが斜め方向にも発射されている(サイドローブ)。サイドローブアーチファクトは、サイドローブ上に反射体があることでメインローブからの超音波と同時に受信され、メインローブ方向からの反射源として表示されるもの。
頭頸部 画像診断の勘ドコロNEO
103.
正解:a, b
- a. ○ 水と脂肪の共鳴周波数の違いを利用します。
- b. ○ 水と脂肪の共鳴周波数の違いを利用します。
- c. ✕ 一方で、DWIでの脂肪抑制は通常はchemical shiftの脂肪抑制を用います。
- d. ✕ 脳脊髄液の縦磁化の回復を用います。
- e. ✕ 水と脂肪の緩和時間の差を利用します。
104.
正解:d
多要素認証とは、認証の3要素である「知識情報」、「所持情報」、「生体情報」のうち、2つ以上を組み合わせて認証することを指します。
- a. ✕ 利用者以外であっても知りうる情報であり、「知識情報」でもありません。
- b. ✕ 指紋と顔のいずれも「生体情報」です。
- c. ✕ 暗証番号と秘密の質問のいずれも「知識情報」です。
- d. ○ 職員証ICカードは「所持情報」、パスワードは「知識情報」であり多要素認証に該当します。
- e. ✕ メールアドレスは誰でも知り得るため「知識情報」ではありません。パスフレーズは「知識情報」です。
105.
正解:b
- a. ✕ おそらくRISの機能です。
- b. ○ 画像をPACSに送信するのは撮像機器(モダリティ)の機能です。
- c. ✕ RISの機能です。
- d. ✕ RISの機能です。
- e. ✕ RISの機能です。